トーナメント観戦に行こう!~準備と心構え~
前回はトーナメント観戦するべき理由についてお話ししました。
今回は、快適にトーナメント観戦を楽しむための、事前準備についてです。
ご家族やカップル、ゴルフ友達とトーナメント観戦で休日を過ごすのも、楽しいものですね。ゴルフ未経験の方でも、プロのダイナミックで華麗なプレーを目の前で見たら、ゴルフを始めてみたくなる、なんてこともあるかもしれません。
観戦の準備
トーナメントの観戦には、チケットの購入が必要です。
チケットには前売券と当日券があります。
前売券は2種類、1日券(その日のみ有効)と、各日共通で3枚綴り、4枚綴りのセット販売があります。セット券を購入すると、ひとりで3日ないし4日のツアーを連日見に行くこともできますし、友人を誘って同日に一緒に見に行くこともできます。場合によって、予選ラウンドは1枚で数人が入場できる、という大会もあります。
また、前売券にはドリンク無料やプレゼント引換券などの特典がついてくる場合があります。
購入場所は、インターネットのチケット販売、コンビニ端末での購入(特典がついていないこともありますが、一番手軽に購入できるといえます)、チケットショップでの購入や、会場となるゴルフ場近辺の練習場やスポーツショップ、旅行代理店などで扱う大会もあります。インターネット販売は、発送に時間がかかることもあるので、余裕を持って注文するようにしましょう。送料や手数料がかかるかも要チェックです。
大会によって販売チャネルも多様なので、まずはその大会の公式HPをチェックしてみてくださいね。
当日券は会場入り口で販売していますが、たいていは前売券よりも高い設定になっています。確実に行くことが決まったなら、お得な前売券を買っておくことがオススメといえます。
また、ほとんどの大会で、高校生(中学生)以下は無料で観戦できるので、次世代のジュニアを目指す方にとっては、より実践に伴う体験が間近でできる良い機会になりますね。
ちなみに、チケットといっても映画やコンサートのように座席が決まっているわけではないので、売り切れることはまずありません。
会場への交通手段
大会会場は郊外であることが多いので、車を利用する方が多いといえます。会場近辺には広大な駐車場が用意されていますが、来場者が多すぎて着いてみたら駐車場に空きがなかったという状況も否めません。
お子さん連れや荷物が多いことが予想できたり、大会グッズなどを購入する予定があると、車で行きたいのが心情ではありますが…。事前にギャラリー数を予想したり、駐車台数が充分に確保されているか調べたり、少し早目に来場することなど検討が必要になりますね。
自家用車以外では、公共の交通機関で最寄駅まで行き、そこから出ている送迎バスを利用していくことも選択できます。たいていの大会では会場までの送迎バスが用意されていますから、駐車場を探し回る気苦労や、1日歩き回り疲れきった体で、渋滞(50キロ渋滞なんてことも…)の中運転する面倒を避けたい方にオススメです。
観戦するときの注意点
服装
観戦の場合は、芝生や土の上を歩くので、天候や気候にあった動きやすい格好がいいでしょう。ハイキングをイメージして、歩きやすく動きやすい服装で、暑さ・寒さ対策を万全に!
普段プレーするときには入らないようなエリア、林や植物が肌に触れる場所を歩くこともあるので、あまり肌の露出が多くない服装や、いざという時に両手が空けられるリュックやポーチ、ショルダーバッグなどを利用すると便利です。
足元はスニーカーやゴルフシューズなど、歩きやすいものにしましょう。芝生にダメージを与えるような高いヒールや、スパイクシューズのような靴音がプレーの妨げになるものは避けましょう。
持ち物
選手を見るための双眼鏡(オペラグラス)、季節によっては紫外線対策として帽子、サングラスや日焼け止め、さらに虫よけスプレーなどを持参すると快適に観戦できます。
帽子は熱中症対策にも有効ですし、風が強い日や寒い日の防寒にもなり、あるとないのとでは大違いなので、私的にはマストアイテムです。また、春秋には使い捨てカイロ、夏季には瞬間冷却剤などの用意があると万全です。
そして、ちょっと荷物になりますが、脚立(軽量なもの)があると観戦に役立ちます。人気選手について回る時など、多分にもれず混雑で前が見えないことも…。そんな時、脚立に乗れば目線が一段高くなり、後ろからでも余裕で観戦できてストレスなし!椅子代わりにもなりますよ。
注意したいのは、会場では、プレスカメラマンにしか撮影許可がおりないこと。
ギャラリーによるカメラ撮影は禁止なので、カメラなどは持ち歩かないのが望ましいでしょう。スイング時にシャッター音が鳴れば、ミスショットの原因になるので、ビデオカメラや携帯電話での撮影もご法度です。
携帯電話は、プレーの邪魔にならないように電源を切るようにしましょう。
飲食
会場内にギャラリープラザという場所が設けられて、ギャラリー向けに、お弁当やドリンクを販売していたり、飲食スペースも用意されています。ほかに地元の特産品や有名店が出店していたり、大会グッズ、選手のサイン入りグッズやゴルフメーカーのアウトレット用品などを販売していたりすることがあるので、こちらを物色するのもゴルファーならではの会場内での楽しみといえます。
広大な自然の中でピクニック気分を満喫したい人は、お弁当やドリンクを持参して、楽しみたいものですよね。飲食の持ち込みに関しては、特に規制はないようです。ただしビニール袋やおにぎりの包み紙のカサカサ音などは、選手のプレーの妨げになることもあるので、お弁当を広げる場所には注意が必要かもしれません。
ちなみに、クラブハウス内は、選手と関係者以外は利用できません。
ギャラリー用には屋外の仮設トイレが用意されていますが、潔癖で気になる方などは、会場に着く前にトイレを済ませておくのが賢明です。