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気分よくホールを締めくくろう!グリーン上のルールとペナルティ

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全てのゴルファーが目指してやってくる、ホールの最終地点、パッティンググリーン。
グリーン上には必ずカップ(ホール)があり、プレーヤーは1打でも少ない打数でそこに沈めることを目標にやってきます。

ティーショットと同じくらい緊張感のあるパッティングですから、グリーン上ではマナーも非常に重要視されます。と同時に、グリーンはそのホールの結果が出るものなので、競技においてスコアを決定するには、やはりルールを意識してプレーすることが大事といえます。

コースを回るのに避けて通れないグリーンですが、バンカーや池と同様に、普段から天然芝のグリーンで充分なパッティング練習ができるとは限りません。
しかし、さまざまなシチュエーションを想像しながらルールやマナーを想定してシミュレーションすることも、ラウンドへの準備練習になり得るのではないでしょうか。
グリーン上の処置に迷わなければ、疑問を残さずさっそうと次のホールへ進めてスピードプレーにも繋がるといえます。

今回は、意外にシビアな(?)、でも理にかなったグリーン上のルールについてお話ししたいと思います。

グリーンでありがちなシチュエーションとルール

パッティングライン上の砂を取り除いた:0打罰

小枝や枯れ葉など自然物であるルースインペディメントは、ハザード以外の場所であればいつでも取り除くことが認められています。バンカーショットで飛ばされた砂やバラバラの土などが、グリーン上に飛ばされた場合もルースインペディメントとして認められ、無罰で取り除くことができます。
取り除く際にボールが動いてしまった場合も、ボールをリプレースすれば罰はつきません。

ただし、パットしたボールが動いている間に取り除くと2打罰。また、砂を払いのける際に故意にパッティングライン上にクラブを強く押し付けたり、手でひっかいたりすると、パットの線に触れることやグリーン面のテストなどのルール違反とみなされ、2打罰となります。

突風でボールが動いた:0打罰

グリーンでラインを読んでいたら突然風が吹いて、止まっていたボールが30㎝も動かされてしまった場合。超高速グリーンでは、やや強風でも動かされてしまう可能性がありますが、自然現象で動かされた場合は誰にもペナルティはつかず、ボールが止まった位置からプレーを続行できます。

慌てて元の位置に戻すと、インプレーのボールを動かしたことになり、止まっている球がプレーヤーによって動かされた場合の違反で1打罰となってしまいます。

ちなみに、風に動かされたボールがホールに入ってしまったら、最後のストロークでホールインしたものと認められます。反面、バンカーに落ちればバンカーショットを余儀なくされます。ゆえにルールは公正といえますね。

風で飛ばされたタオルが同伴者のボールに触れて動いた:0打罰

グリーンに乗ったのでマークしてボールを拾い上げて拭いた後、同伴者にタオルを投げ渡そうとしたところ、そのタオルがタイミング悪く風に飛ばされてグリーン上の同伴者のボールを動かしたケース。

上記と似たようなケースですが、タオルは自分の持ち物なので携帯品で動かされた場合となります。携帯品とは自分の持ち物とキャディーの持ち物も含め、クラブ、キャディーバッグ、タオル、グローブ、傘、目土袋などをいいます。

この場合は両者ともにペナルティはなく、リプレースしなければなりません。リプレースせず、止まった先の場所からプレーを続けると、誤所からのプレーとなり2打罰となります。

カラーに乗ったボールをマークして拾い上げた:1打罰

カラー(エッジ)、つまりグリーン外周の縁部分で、グリーンよりも少し芝生が長めに刈られている箇所は、スルーザグリーン(プレーしているホールのティーインググラウンド、グリーン、ハザード以外のプレー可能な場所)に含まれます。
グリーンに乗ったボールは、いつでも拾い上げて拭くことができますが、カラーにあるボールを拾い上げると、インプレーのボールを動かしたことになり、1打のペナルティが科せられます。

ちなみに、同伴者からアプローチの際、「邪魔になるから」と拾い上げ要求されたり、自分から確認してその意思があった場合はピックアップすることができます。
ただし、ボールを拭くことについては少し注意が必要で、以下の理由で拾い上げた場合は拭くことができない、というルールがあります。
1.プレーに適さない球であるかどうかを見定めるため。
2.自分の球であるかどうか、確かめるため。ただし、この場合には、確かめるために必要な範囲で球をふくことができる。
3.プレーの援助や妨げとなっているため。
このケースでは3にあたるため、ボールを拭くことはできません

パッティングライン上のスパイクマークを直した:2打罰

ホール周辺のスパイクマークの修理をすることは、その後のプレーでプレーヤーの援助となるかもしれないため、修復はNGとなります。
ですからマナーとして、パッティングラインをできるだけ踏まないこと、ホールアウト後であれば無制限に直すことができるので、気づいたピッチマークは後続組のために直しておきましょう。

ちなみに、グリーン面の修復可能なものは、グリーンにボールが落下した衝撃でできるピッチマーク(ボールマークともいう)と古いホールの埋め跡で、いつでも修復可能です。
ただし、ボールがグリーン外にある場合、ライン上(カラーも含む)のピッチマークの修復はパットの線の改善とみなされ、2打罰となります。

キャディーの指示に従って、その足を目印にしたままパットした:2打罰

ビギナーやパッティングに苦手意識がある人なら、キャディーのアドバイスなくして、パッティングラインを読むのは至難の業といえます。
プレー中に唯一アドバイスを求めることができるキャディーですが、このケースでは少し注意が必要です。

パッティングラインを示すキャディーのアドバイスは、ストローク前であれば可能ですが、その際にグリーン面に触れたり目印を置くことはルール違反となり、2打罰が科せられます。
「足を狙って」と、わざわざラインを示すために足を置いた場合、その時点で目印を置いたことになり、パットを打つ前に足をどけたとしてもペナルティとなります。

もし、旗竿に付き添ってたまたま立った位置で、足や影を狙うようにアドバイスされること自体は問題なく、打つ前に足や影を移動させれば無罰となります。

キャディーに傘をさしてもらったままパットした:2打罰

プレーの決断やアドバイスをキャディーから受けることは問題ありませんが、ストロークに際しての物理的援助や風雨などからの防護を受けると、2打のペナルティが科せられます。
このケースでは、ストローク直前まで傘をさしてもらうこと自体は無罰ですが、そのまま打つとNGということ。あくまで、あるがままにプレーするということです。

雨だけでなく、風を和らげるために傘を広げてもらったり、日差しを遮る位置に立ってもらったままでストロークした場合も、同じく違反になります。

ちなみに、自分自身で保護することは禁止されないので、自分の片手で傘をさしてタップイン(カップの近くに止まったボールをパターで軽く叩いて入れること)することなどは、ルールに抵触しません。

パットしたボールが旗竿に当たってカップインした:2打罰

グリーン上でのプレーで、旗竿をカップに刺したままパットして、ボールが旗竿に当たった場合はルール違反となり、2打罰が科せられます。

初心者で、まさか入るとは思っていなかったロングパットが、一直線にカップへ向かって、立てたままの旗竿に当たって入った場合、ホールインは認められますが2打の罰は免れません。

また、下りのパットを強く打ちすぎてオーバーし、カラー付近に置いてあった旗竿に当たってしまった場合、そこに置いてあったことを知っていてパットしたのであれば2打罰となります。
これは、たとえばカップの先に池などがある場合に、旗竿を防波堤代わりとすることがOKとなってしまうことになるためです。

コース上のどこででも、プレーヤーは打つ前に人を旗竿に付き添わせて、取り除いてもらったりホールの位置を示し差し上げることができます。いずれにしてもカップに入る可能性がある場合は、付き添ってもらうことが得策といえます。

ちなみに、カラーから打ったボールが直接カップに入るチップインの場合、グリーン外からのショットとなるので、旗竿に当たっても罰になりません。

ホールアウトしたグリーン上で、同伴者のパターを借りて練習した:0打罰

プレー中に許される練習は、最後にプレーしたホールのグリーン上で行うパッティング練習と、その次のホールのティーインググラウンド付近でのパッティングやチッピング練習で、プレーを遅延させないことが条件となっています。

ですから、次のホールが渋滞していたために、ホールアウトしたグリーンでパッティング練習をしたという場合、ペナルティはつきません。
なお、同伴者のパターを借りたので2打罰…とはならず、この場合はスコアにカウントされるストロークではなく、練習のために借りただけなので、ルール違反ではなく無罰です。

グリーンではそのホールの締めとなるパッティングに夢中になるため、実は知らないうちにルール違反をしてしまっている場合も多いかもしれません。
これ以外にも細かいルールはたくさんあり、意外にシビアなものが多いかもしれませんが、ルールは万人にとってフェアなものですから、ルールに則ってプレーすること自体が、自然体でフェアプレーを実現するものといえます。

マナーとルールを意識して、ゴルファーらしく気持ちよいフェアプレーを心がけたいものですね。

 

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