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アイアンショットで番手に合った飛距離が出ない!その3つの要因とは

 

アイアンショットの飛距離を意識していますか?

ドライバーショットの飛距離は気にするけど、アイアンショットの飛距離はああり意識しない、という人は案外多いのではないでしょうか。
でもスコアーUPのためにはアイアンショットの正しい飛距離のほうが重要度が高い要素なんですよね。

アイアンショットの飛距離といっても、もちろん単に飛べば良いという意味ではありません。「正しい飛距離」と記しているように「各アイアンのロフト角に応じた飛距離」が得られているかどうかが大切なポイントとなります。

今回は「アイアンショットの飛距離」に関する話をしてみたいと思います。

アイアンショットの正しい飛距離が得らない3つの要因

「アイアンショットの正しい飛距離」が得られていないという状況には、下記の3つのパターンがあります。

1)クラブフェースを寝かせながらインパクトをしている

以前の記事(ドライバーばかり振っているとスイングに悪い癖が付く?!スイングづくりはアイアンがおすすめ)でもお話ししましたが、アイアンショットが飛ばない一番の要因となっているのが、「クラブフェースを正しく動かすことが出来ていない」ということです。

具体的には、クラブロフト角を大きくしながら(クラブフェースを寝かしながら)インパクトを迎えてしまっているということ。

アイアンはクラブの構造上、クラブフェースを立てながら(ロフト角を小さくしながら)インパクトを迎えることによって、適切な飛距離を得ることが出来るようになっているのです。

例えば「42度のロフト角」のアイアンを打つ場合。クラブフェースを立てながら(インパクト時に40度程度のロフト角となるような動き)ボールをヒット、その時インパクトの反動によってロフト角が「42度程度」に戻されるようなクラブフェースの動きとなります。

ゆえに、実際には「42度のロフト角」に応じたボールの飛び出し角度が得られることになるんですね。

でも、アイアンが正しく打てていない人の多くがクラブフェースを寝かしながらインパクトを迎えてしまうこと(44度のロフト角となった状態でインパクトを迎える)で飛距離減少となってしまっています。その上スイングの力強さが無いと衝撃によってロフト角が大きくなる方向にフェースが動き(45度~46度)、さらに飛距離減少を生み出すこととに。

2)クラブのロフト角が狂っている

アイアンの使用頻度には、案外大きな差があるものです。偶数番手のクラブが好きだったり、奇数番手のクラブが好きといった好みによっても、使用頻度の差が創出されますし。

同じゴルフ場でラウンドすることが多い人の場合には、必然的に使用するアイアンが同じものとなる傾向があります。

使用頻度が高いアイアンほどロフト角が徐々に変化するもの。一般アマチュアゴルファーの場合、自分のクラブロフト角をチェックすることなどほとんどありませんよね。でも、使用頻度の差によって、ロフト角が大きく狂ってしまっているアイアン(番手)が存在していることがあるのです。

そんな場合には、アイアンごとの飛距離差が大きくなったり、小さくなったりしているもの。「9番アイアンと8番アイアンとの距離差」と「8番アイアンと7番アイアンとの距離差」が大きく異なるようなことが起きてしまうのです。番手ごとの飛距離差が乱れている人は、まずロフト角をチェックしてみましょう。

3)ヒットポイントで打てていない

これもスイングの技術的な要素となりますが、ウッドと比較してアイアンのほうがヒットポイント(クラブフェース上の最もボールを飛ばせるスポット)領域が狭い傾向があります。

どんなに飛距離性能が高いクラブであったとしても、適切なヒットポイントで打つ確率(ミート率)が低ければ、平均飛距離が短くなります。適切なアイアン飛距離を得るために、まずはミート率を高める必要があるんですね。

クラブフェースを正しく使えているか確認する方法

自分に適した良いスイングを身につけることが出来ていれば、アイアンショット時にクラブフェースを立てながらインパクトをすることが出来るものです。

逆に言えば、クラブフェースを立てながらインパクト出来ているのではあれば、スイングの方向性が間違っていないと考えることが出来そうです。

そこで現在「クラブフェースを正しく使えているかどうか」を確認する方法をひとつご紹介したいと思います。
それが「ロフト角のあるサンドウェッジ(58度or60度)での練習」です。

普段使用しているアイアンセットに無いのであれば、中古ゴルフショップなどで安いものを単品で購入してみてくださ。ロフト角「58度」もしくは「60度」のウェッジを使用するのがポイントです。(練習用で購入するのであれば、60度のウェッジを選びましょう)

60度(58度)のウェッジでボールを正しく飛ばすためには、クラブフェースを立てながらインパクトする必要があります。フェースを寝かしながらスイングしている人は、60度のウェッジを使うと前に上手くボールを飛ばすことが出来ないんですね。フェースを寝かしながら打つとトップしてしまいやすいのです。

他の番手の場合だと自覚出来なかったクラブフェースの動きが、60度のウェッジを使うと結果として目に見えてわかりやすくなるんですね。飛距離目安としては「58度ウェッジで65Y~70Y程度」「60度ウェッジで55~60Y程度」。まずは、この飛距離が得られないようなら、クラブフェースの使い方が間違っていると判断できるかと思います。

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