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あなたに適したアイアン距離打ち分け方法はどっち?「グリップを短く握る派」or「スイング幅調整派」

番手間の飛距離を安定させることが大切

アイアンショットを練習する上で、一番重要視するべきなのが「アイアン番手間の飛距離を安定させる」ことです。
「8番アイアンと9番アイアンの飛距離差」と「7番アイアンと8番アイアンの飛距離差」が同じであることが理想的なんですね。

具体的な番手間の飛距離差はヘッドスピードによって違いが出てきます。
ヘッドスピードが早ければ、番手間の飛距離差が長くなりますし、ヘッドスピードが遅ければ、距離差は短くなるものです。

ひとつの目安としては、番手間の飛距離差が「10Y~15Y」が基準となるのではないでしょうか。ヘットスピードが遅目であれば「10Y程度」を目安に、早目であれば「15Y程度」を目安として練習していくといいかと思います。

中途半端な距離を打ち分ける技術も大切

アイアンの番手間距離差が「10Y~15Y」あるということは、普通に打ったら出せない飛距離があることになります。
例えば「9番アイアンで125Y。8番アイアンで140Y」の距離を打てる人の場合、130Yや135Yを打つクラブが無いことになりますよね。

そんな時に必要となるのが、距離を打ち分ける技術です。

一般的には、「距離を落とした打ち方」「普通の打ち方」「飛距離UPの打ち方」といった3種類の打ち方がありますが、一般アマチュアゴルファーを前提としたときには、「距離を落とした打ち方」「普通の打ち方」の2種類で距離の打ち分けを構成したほうが良いものと思います。

アマチュアゴルファーの場合、「飛距離UPで打つ」ことを意識すると大概余分な力がスイングに加わることになり、結果としてミスが生じる確率が高くなるもの。先ほどの例で言えば、通常ピンまでの残り距離が130Yならば、9番アイアンで普通に125Yの距離をショットすれば、十分グリーンオンとなりますからね。

多くの場合、上りのパットラインが残ることになりますので、良き結果に繋がりやすいものです。
この時注意が必要なのは、きちんと頭の中で「ピン手前5Yの位置に乗せる」ことを意識してショットすること。この意識が薄いと、9番アイアンを手にしつつも、いつもより力を込めたスイングをしてしまいやすいので。

飛距離を落とすための2つのショット方法

繰り返しになりますが、アマチュアゴルファーの場合、技術をたくさん身につけることは難儀なものです。
ゆえに、なるべく身につけなければいけない技術数は少なくして、まずはその技術を自分のものとすることが大切なんですよね。

アイアンショットの場合は、通常のスイングの他にもうひとつだけ「飛距離を落とした打ち方」を身につけておきましょう。

「飛距離を落とす方法」には、大きく2つの方法があります。

ひとつが「クラブを短く持って、普通にスイングする方法」。
もうひとつが「スイング幅を小さくする方法」です。

このどちらの方法が良いのかは、人によって適正が異なります。
たまに、この2つを混ぜたような打ち方をしている人を見かけることがありますが、それは避けておきたいもの。
正確な距離の打ち分けをするためには、ひとつの要素を変えることによって距離調整をすることが望ましいからです。

練習場で自分の適性を見極めよう

最終的には実践ラウンドの中でも試しておきたい要素ではありますが、まずは練習場で、どちらの距離打ち分け方法が自分に適しているのかを見極めておくことが必要です。

そのために使用するのが「8番アイアンと9番アイアン」。実践ラウンドの中で、距離の打ち分けが必要となりやすいクラブです。

まず、9番アイアンで普通にショットしてください。数発打った後に、その9番と同じ飛距離を目標として8番アイアンでショット練習をするのです。
そのとき、まずは「クラブを短く握って打つ方法」を試してみてください。
その次に「クラブを握る長さは変えずに、スイング幅を小さくする方法」でショットしてみるのです。

この時気をつけていただきたいのが「スイングスピードは常に一定(通常のスイングをするときと同じスピード感覚で)」を意識しておくこと。スイングスピードを変えてしまったら、スイングが複雑となってしまいますので。

それを繰り返していれば、どちらの方法がやりやすいのかが、自然とわかるかと思います。短く持ったほうが飛距離調節しやすい人もいれば、スイング幅を変えたほうがやりやすい人もいるもの。最初の感覚を大切にして、やりやすいと感じた方法でその後も練習継続してみてください。

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