シャフト性能は【硬さ×重さ】で決まる!最高の組み合わせを探れ!
上級者ほど気になるシャフト性能
ゴルフというスポーツは道具を使って行うもの。それゆえに、ゴルフクラブの性能はとても重要な要素です。
ゴルフ技術が上達すればするほど、クラブの細部にわたる性能・特性が気になってくるものなんですよね。「弘法筆を選ばず」という言葉がありますが、ゴルフに関しては、「上級者ほど微妙なクラブ特性・機能が気になる」傾向があるように感じています。
シャフト機能の4つの特性
シャフトの最も重要な基本特性となるのが「重さ」と「硬さ(振動数)」です。「軽い or 重い」「柔らかい or 硬い」といった相反する要素が存在。これまでは、その組み合わせとして下記3パターンがありました。
1)「柔×軽」のシャフト
全体的に、軽くて、しかも柔らかさのあるシャフト。主に、非力な女性用のクラブに使用されています。
2)「硬×軽」のシャフト
近年、ヘッドスピードをあげるためには、軽量なクラブが有効ということから、主流のシャフトに。男性のアマチュアゴルファーに人気の高いシャフトとなっています。
3)「硬×重」のシャフト
基本的に、プロゴルファーや筋力のある男性アマチュアゴルファーが好む傾向があるシャフトです。
4)に来るはずの「柔重」のシャフトは……?
実際に、販売されているシャフトとしては、上記3種類が存在していました。ここで、疑問に思う方もいるのではないかと思うのですが・・そう、シャフト特性としては、あとひとつ組み合わせが残っているんですよね。
「柔×重」という組み合わせです。
しかし、いままでは、この組み合わせのシャフトはありませんでした。重いクラブが適している人とは、「ヘッドスピードが速い人」という概念があったからなのだと思います。
しかし、実際にはヘッドスピードは平均的なものの、重いクラブが適しているという人が存在しているんですよね。
重さがあることで、体全体が上手く活用できるようになったり、安定的なスイング軌道を保つことが出来る・・そういう効果がもたらされる人がいるのです。
でも、このようなタイプの場合、「硬×重」のシャフトでは、なかなか上手くスイングができない傾向があります。硬いシャフトを上手くしならせるためには、ヘッドスピードが速い方が効果的だからなんですね。
また、スイングリズムとの関連性もあって、どちらかというとゆったりとしたリズムでスイングしたい方の場合、硬いシャフトでは、うまくシャフトの力を引き出すことができないからです。
やっと誕生した4種類目のシャフト
2015年になって、某シャフトメーカーから、「柔×重」の特性を有したシャフトが出ました。正直、いままで無かったのが不思議といえば不思議だったのですが、これでやっとすべてのシャフト特性が出揃ったことになります。
もしかしたら、この「柔×重」シャフトの登場は、いままでなかなかゴルフが上達しないと諦めていた人にとって、画期的なアイテムとなる可能性があります。
私自身まだ試し打ちをしていないので、柔×重シャフト使ってみた感想や感覚などはわかりませんが……自分を含めた多くの方にとって、有効なシャフトとなるのではないかと思っているところです。
柔×重シャフトが向いているんじゃないか?と思うのは、下記のような人たちです。
- 軽量ドライバーがなかなか上手く打てない人
- 軽量ドライバーだと、ミート率が下がる人
こういった悩みを持っている方は、シャフトの重さによってスイングが改善される可能性があります。また、柔らかいシャフトは、ヘッドスピードが平均的でもうまくしなってくれます。
これまで「なかなか自分にぴったりのシャフトがないんだよなあ……」と悩んでいた方にとって、柔×重シャフトは最適なアイテムとなる可能性が秘められているのではないでしょうか?
固定観念に捉われないことをお勧めします
スポーツだけではないのかもしれませんが、なかなか進歩がない・停滞を感じているときに、最大の障害となるのが「固定観念」だったりします。
もしあなたがゴルフ技術の停滞を感じているようであれは、まずはいままでの固定観念を捨てて、4種類すべてのシャフト(柔軽、柔重、硬軽、硬重)を試してみてはいかがでしょうか。
これもひとつのチャレンジ。新しいことに挑戦し、これまでの価値観に固執せず、その停滞を打破しましょう!
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