短いパー3では○○をしないほうがいい!?簡単にパーが取れる2つの方法
アベレージゴルファーが最もパー、あるいはバーディが取りやすいホールといえば、距離のないパー3のホールではないでしょうか?ドライバー、フェアウェイウッド、アイアンを使って攻略しなければならないパー5よりも、比較的簡単なショートアイアンでグリーンにさえ乗れば、パーは取りやすいということですね。
ところが、そんなサービスホールと思えるホールでも簡単にダボやトリは出てしまいますよね。300ヤード前後のパー4もそうですが、ショートアイアンを使うパー3というのは、コースデザイナーの腕の見せ所で様々なトラップが潜んでいます。
皆さんがよく行くゴルフコースを思い出してください。短いホールには池や谷越えだったり、深いガードバンカーが待ち受けていたり、グリーンが砲台であったり、アンジュレーションがきつかったりしませんか?チャンスホールだと甘く見ていると、意外に大怪我をするのがこの短いパー3なのです。
大叩きの一番のパターンは左に引っ掛けるミス
ティーグラウンドはゴルフコース内で唯一平らな場所で、ティーマークから後方に2クラブレングス以内であれば、どこにでもティアップできる最高の条件でボールを打てる場所だといえます。ただ、実際にはティグラウンドにも微妙な傾斜があり、これがミスショットの原因になることもしばしばあります。
ドライバーなどの長いクラブを打つときには、当然ティーアップをしますが、パー3でアイアンでティーショットを打つときも、ほとんどのゴルファーはティーアップをすると思います。そのほうが易しく打てると感じているゴルファーがそれだけ多いのです。
ところが、8番アイアン以下の短い番手を使用する短いホールではどうでしょうか?ほとんどのアマチュアゴルファーは、クラブヘッドのソール部分で芝をサッとこするような素振りをします。ティーアップをして、地面から浮いた状態のボールを素振りのようなスイングでボールを打てば、当然クラブフェースの上部にヒットして、大ショートで谷、池ポチャなんて経験もあるのではないでしょうか?
ミドルアイアンであれば、ティーアップしたほうが、ボールの下に空間がある分、払い打てますが、ショートアイアンで払い打つと、インパクトでロフトがつき過ぎて、ボールが番手通りには飛びません。
また、ショートアイアンという比較的易しいクラブでティーアップすると、なんともいい条件が揃っているということで、打つ前からショットへの期待感が大きくなります。その結果、ボールが捕まりすぎて、大きく左に引っ掛けてしまうミスになるのが、短いパー3で大叩きをしてしまう一番のパターンではないでしょうか?
ティーアップはしないほうが引っ掛けない
ですから、ショートアイアンでの引っ掛けミスをしないために、ディボット跡の多いティーグラウンド上では、できるだけ平らで足場のいい場所を探し、ティーアップをせずに、ボールを直接芝の上に置いて打ってみましょう。
考えてみても、皆さんのほとんどは普段練習場で9番アイアンやピッチングウェッジをティーアップして練習してはいませんよね。短いクラブになるほど、ダウンブローに打ち込むイメージは強くなるので、ティーアップするよりも、マットの上にあるボールのほうが打ちやすいはずです。
それならば、短いパー3でも練習場と同様に、直接芝の上にあるボールのほうが結果はいいはずです。そこでナイスショットが出れば、フェアウェイやラフからショートアイアンでグリーンを狙う次の機会でも、いいイメージを持って打てるメリットもあります。
短いパー3は高低差を気にしない
山岳コースや丘陵コースなどの短いパー3は、打ち上げ、打ち下ろしになっていることが多く、普通10ヤード打ち上げていれば、プラス10ヤード、反対に10ヤード打ち下ろしていれば、マイナス10ヤードという計算をして、クラブチョイスするのが一般的です。150ヤード以上になれば、使用クラブもミドルアイアンになり、比較的弾道もなりますので、その計算法でいいでしょう。
ところが、ショートアイアンを使うケースでは、打ち上げ、打ち下ろしのプラス、マイナスの計算はしないで、ヤーデージの表示通りの距離で打っていいでしょう。というのも、番手が短くなるほど、ボールは高く上がり、落下地点ではほぼ垂直にボールは落ちていきますから、飛距離的にはあまり影響は受けないからです。大体8番アイアン以下ではほとんど変わらないといっていいでしょう。
多少の打ち上げホールなら表示通りの番手で、極端に上っているホールならば、距離を多めに見て、8番アイアンの距離でも7番アイアンというように加算して、いつもの弾道の高さをイメージして打ったほうが、グリーンオンの確率は高くなりますよ。
いかがでしたか?チャンスホールと思われるパー3には意外な罠が沢山あります。
攻略法は、パー3のティーショットと気負わずに、そして短いパー3は、考えすぎずに打つ事が大事ということですね。