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アース・モンダミンカップ【2015】の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等

第4回アース・モンダミンカップ開催

女子プロゴルフトーナメントの「アース・モンダミンカップ」が、6月25日(木)から28日(日)にかけて行われました。

【試合結果】
優勝:イ・ボミ
スコア:通算 -14 (1R:70 2R:69 3R:67 4R:68)

選手紹介:1988年8月21日生まれの26歳・韓国出身・A型。2008年から韓国女子ツアーに参戦、翌2009年には初優勝を含めトップ10入りが8回と頭角を現す。2010年同ツアーで3勝をマークし賞金女王に輝く。2011年から日本女子ツアーに参戦。2014年までにメジャー2勝を含む8勝を達成。「スマイルキャンディ」の愛称で親しまれ、各種メディアで女子プロ人気投票1位を獲得するなど、かわいらしいルックスと笑顔が日本でも大人気。

イ・ボミが通算10勝目!史上最速の年間1億円超えhttp://news.golfdigest.co.jp/jlpga/5135/article/57965/5/?car=top_nw_t01

Posted by I Love Lady”s Golf on Sunday, June 28, 2015

今大会の見所(ハイライト)

4日間競技の第1日目が、25日(木)に開幕。前週に続いて千葉県での開催、緑美しい、カメリアヒルズカントリークラブで行われました。

今大会は女子ツアー第17戦で、前半戦を締めくくる大会。終了後は2週間のオープンウィークとなります。
そしてこの大会で優勝すると、一気に2,520万円のビッグマネーを獲得!今季賞金女王へ一歩リード、来季のシード権獲得へ向けての大事な一戦となります。

大会2日目には、同一トーナメントの同一日で、3個のホールインワンを記録します。これはツアー最多タイ記録で、史上4例目。

今大会、4ホールあるパー3のうち、9番(187ヤード)、13番(167ヤード)、15番(173ヤード)の3ホールに、ホールインワン特別賞200万円が設けられていました。

賞が設定されていた15番でエースを決めたのは、西山ゆかり(にしやま ゆかり)。5Iでした。
4番(158ヤード)では、大江香織(おおえ かおり)が7Iで、土田沙弥香(つちだ さやか)が6Iでエースを決めます。特別賞の対象にはなりませんでしたが、主催社から2人に10万円が贈られることになったそうです。

三者そろって好位置につけ、決勝ラウンドを迎えました。

3日目、爆発力を見せたのは、2013年賞金女王の森田理香子(もりた りかこ)。これまで後半に調子を崩してしまう悔しい展開が続いていましたが、この日は後半で耐えるゴルフを見せます。36位タイから、首位に1打差の6位タイにジャンプアップします。

首位には、イ・ボミ、大江香織、李知姫(イ・チヒ)、ナ ダエ、佐藤靖子(さとう やすこ)の5選手が並び、首位と1打差には、最近の不調を払拭した森田理香子、金田久美子(かねだ くみこ)、青木瀬令奈(あおき せれな)らが追いかける、史上稀に見る大混戦となります。

4日目、前半から熾烈なデッドヒートが繰り広げられます。
頭ひとつ抜き出たのは、最終組で回るイ・ボミと李知姫の韓国勢。李知姫が1番、7番、8番と取るべきところで確実にバーディを決め、対してイ・ボミは9番の難しいホールでバーディを奪取。
後半12番のバーディで李知姫がひとつリードして、前週のリベンジを誓う気迫が感じられましたが、次の13番ではボギーを叩いてしまい、なかなか突き放すことができません。

通算14アンダーに並び、勝負はプレーオフにもつれこみます。

18番の繰り返しで行われるプレーオフ。
1ホール目は、李知姫がピン1.5メートルに寄せますが、近くて遠いバーディチャンスを外してしまい、両者ともにパー。
2ホール目で、イ・ボミの3打目はピン30cmに寄せ、難なくバーディを取って勝負を制します。

『アース・モンダミンカップ』最終日イボミが今季2勝目を飾り、年間獲得賞金が1億円を突破。出場15試合は2011年のアン ソンジュに並び、06年大山志保の8月13日を大幅に上回る最速記録となった。また、通算10勝達成時の出場試合数が113試合。120試合の不動裕理を超え、歴代9位にランクインした。

Posted by 日本女子プロゴルフ協会 on Sunday, June 28, 2015

これにより、今季2勝目、ツアー通算10勝目を挙げたイ・ボミが、優勝賞金2,520万円を獲得して、史上最速で獲得賞金1億円を突破!賞金女王に一歩近づく結果となりました。

6位タイスタートで我慢のゴルフを展開した森田は、首位に1打差の単独3位で大会を締めくくりました。森田らしいがむしゃらさと、ポテンシャルの高さを垣間見た一戦。
後半戦、一皮むけた姿をぜひ見せてほしいと思います。

20歳の新鋭、初シードを目指して意欲的

上位が大混戦だった今大会ですが、その中には、昨年プロテストに合格した新鋭、永峰咲希(ながみね さき)も名前を連ねていました。
最終日を29位からスタートし、5バーディ、ノーボギーの67と、今季のベストスコアを叩きだし、8位に食い込みます。今季3回目のトップ10フィニッシュを掴み取りました。

例年は1,800万円~1,900万円でシード当確とされていますが、現時点で賞金ランクは44位、約956万円を獲得しています。
3度のトップ10はこの1ヶ月の間に獲得しており、本人にも初シードが見えてくる頃かも?しれません。シード獲得に向けて覚醒中の、注目選手ですね。

アイアンレディ、最多連続出場試合数新記録を樹立!

今年でプロ20年目を迎えた41歳のベテラン、表純子(おもて じゅんこ)が大記録を打ち立てました。
最多連続出場試合数記録は、今大会で155試合。2011年の開幕戦から「全試合」に出場し、154試合という北田瑠衣(きただ るい)の記録を抜いて、新記録を樹立しました。

5年間休みなく出勤するのは、一般の会社員でも難しいこと。怪我や病気なく健康でいられるからこそ、続けられることですよね。
特に女子ツアーの最終戦では、その年のツアー優勝者と、前週までの賞金ランク上位25位以上の選手のみに出場資格が与えられる狭き門。アスリートの世界では、トッププロであり続けなければ成し遂げることのできない記録といえます。

また、本人のフィジカル・メンタルの強さはもちろん、ご家族など周囲の協力があってこその大記録といえるのではないでしょうか。

元気にプレーを続けられる秘訣は、「よく寝て、よく遊ぶこと」だそうです。
前週は足の痛みがピークだったそうですが、今大会を終えて2週間のオープンウィーク中には、沖縄で過ごす予定もあるとのこと。しっかり遊び尽くして、今後どこまで記録を更新するか、興味深いですね。
後半戦も鉄人ぶりを期待したいと思います。

次回の女子ツアー情報と「みどころ」―ぼびじょん子の視点

大会名称:サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント【2015】
日程:2015年7月17日(金)~7月19日(日)
会場:イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)/ 6,554Yards Par72(36,36)
賞金総額:¥60,000,000

次回の会場となるイーグルポイントゴルフクラブは、高低差5~6メートルのフラットな林間コース。豊かな自然の地形を活かした広いフェアウェイは、ショットの高い技術力が要求され、平均12フィートの高速グリーンをいかに攻略するかがポイント。いずれにしても戦略性の高いコースといえそうです。

2週間のオープンウィーク明けに迎えるこの大会。
選手によりさまざまに感じるこの合間の時間は、リフレッシュ休暇と位置づけたり、練習漬けだったりと、過ごし方もさまざまのようですね。

3月から6月までほぼ4か月間、毎週欠かさず開催された前半戦の疲労もピークを迎えている選手の皆さん、上手に息抜きをして後半戦への英気を養ってほしいと思います。

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