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THE QUEENS presented by KOWA【2015】の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等

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THE QUEENS presented by KOWA

LPGA特別後援競技の「THE QUEENS presented by KOWA」が、12月4日(金)から12月6日(日)の3日間、愛知県みよし市の三好カントリー倶楽部・西コースで行われました。

【試合結果】
優勝チーム:日本女子プロゴルフ協会(LPGA of Japan)
ポイント:TOTAL 41 (1ST:12 2nd:10 Final:19)

日本ツアー選抜メンバー:上田桃子(うえだ ももこ)、飯島茜(いいじま あかね)、大山志保(おおやま しほ)、菊地絵理香(きくち えりか)、酒井美紀(さかい みき)、成田美寿々(なりた みすず)、原江里菜(はら えりな)、笠りつ子(りゅう りつこ)、渡邉彩香(わたなべ あやか)

今大会の見所(ハイライト)

本大会は、今年新設された大会で、オーストラリア女子プロゴルフ協会(ALPG)、ヨーロッパ女子プロゴルフツアー(LET)、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)、日本女子プロゴルフ協会(LPGA of Japan)の代表選手によるチーム対抗戦。世界に女子ゴルフの価値を高めるために、親善を深めるのみならず、相互発展をめざし、各ツアーの名誉とプライドをかけて戦います。

各ツアーから選抜された9名、計36名の選手が出場。国内女子ツアーでは唯一のマッチプレー方式を採用。ストロークプレーでは見られない、目の前にいる相手との駆け引きや戦略性、同じステージで闘う仲間とのチームワークも注目すべきポイントです。

韓国勢は前週、今大会を想定したデモンストレーション大会を本国で実施してきたというから、本大会にかけての意気込みを感じます。

米国ツアーで活躍する朴仁妃(パク・インビ)、ユ・ソヨン、日本ツアーで数々の記録を打ち立てるイ・ボミ、チョン・インジら、今の女子ゴルフ界を席巻する選抜メンバー。そしてメディアセンターの4分の1を占めた、韓国メディアの注目度の高さが際立ちます。

1日目は、フォアボール(2人がそれぞれのボールをプレーして、良い方のスコアを採用する形式)のダブルス戦。各ツアー8名ずつによる18Hのマッチプレー(8試合)です。

日本チームは、飯島が控えに回ります。
1組目の渡邉&菊地組は、欧州のローラ・デービース&メリッサ・リード組を6&4(4ホールを残して6アップ)で圧倒したのを皮切りに、4組全勝で12ポイントを獲得。幸先よくスタートします。

2日目は、フォアサム(1つのボールを交互に打つ形式)のダブルス戦。各ツアー8名ずつによる18Hのマッチプレー(8試合)です。この日の日本勢は、酒井が控えに回ります。

日本勢第1組でスタートした大山&成田組は、欧州のハンナ・バークとメリッサ・リード組と対戦。序盤はリードするものの中盤にオールスクエア(AS)、引き分けとして1ポイント。

渡邉&菊地組は欧州組に2&1、笠&飯島組は豪州組に2&1でともに勝利。上田&原組は韓国のチョン・インジ&キム・セヨンの強豪組に5&4と圧勝し、2日間負けなし。
10ポイントを獲得して累計22ポイントとし、初日からの首位を守ります。



2位は、2勝1敗1分けとした韓国が、14ポイント。
3位は、1勝2敗1分けで8ポイントの欧州。
4位は、1分け3敗、1ポイントの豪州で、最終日を迎えます。

3日目は各ツアー9名ずつによる、シングルス戦の18Hマッチプレー(18試合)で行われます。

日本勢1人目の成田は、欧州のカトリオナ・マシューに6&5で圧勝。前日引き分けの悔しさをバネに、勝利を掴み取ります。



2位に迫る韓国勢、キム・ミンソンとの直接対決となった大山は、3&2(3ホール残して2ダウン)で敗北してしまい、ここで5ポイント差に追い上げられます。



同じころ18番では、韓国のコ・ジンヨンが豪州のホイットニー・ヒリアーに1アップで勝利し、日本チームを1ポイント上回り首位に立ちます。

続く飯島は、ドーミーホール(勝利したホール数の差と残りのホール数が同数になること。以降18Hまでプレーを続けても負けがない)で迎えた16番パー3、ゆったりとしたスイングでのナイスショットを、ピン約1メートルにつけコンシード(ホールイン可能、OKと認められる)。豪州のリンゼイ・ライトに4&2で勝利。再度2ポイント差をつけて、トップを取り戻します。



菊地は、ドーミーホール15番。バーディパットを沈めて、欧州のグラディス・ノセラに対し4&3で勝利。3日間負けなしで、その強さを印象付けます。31ポイント目、韓国と5ポイント差に広げます。



この時点で、残組数により欧州の優勝はなくなり、日韓対決の様相が確実なものに。キモは、10組目で日韓直接対決を展開する渡邉vsチョ・ユンジの闘い。

酒井は6アップで迎えたドーミーホール12番、豪州のニッキー・キャンベルのバーディパットが決まらず、7&6。圧倒的な強さで酒井の勝利。残り4組で韓国に8ポイント差を付けます。



笠はドーミーホールの14番、バーディパットを決めて、豪州キャサリン・カークを5&4で勝ち取ります。韓国との差は、11ポイントに広がります。



1アップで迎えた渡邉の16番、ティーショットを左の崖下に落とすミスでピンチを迎えます。2打目はグリーンに届かず、3打目で載せるものの、ここはギブアップしてASで17番パー4へ向かいます。

すると、韓国ツアー賞金女王のチョン・インジが14番で6&4、日本ツアー賞金女王のイ・ボミが3&2で勝ち、豪州チームと戦う選手も勝利を挙げて、日韓差は5ポイントに縮まります。



渡邉は、踏ん張りどころの17番、先に打ったチョ・ユンジのバーディパットが決まらず、ここをしっかりバーディを獲って1アップとして、18番で勝敗を決します。

ドーミーホールの18番。プレーを終えた選手たちが見守る中、パー4のティーショットがさく裂し、残り110ヤードの位置へ。強烈なバックスピンでピンにつけたチョ・ユンジに対し、渡邉のショットはその後ろ、倍離れた位置に。

入れられない距離ではない、絶対に入れなければならないバーディパットは、確かな手応えでカップへ一直線!ヴィクトリーパットをねじ込み、グリーンサイドは歓喜の渦に包まれました。



ツアー中は強気な顔色が表に現れないタイプの渡邉も、このウィニングパットを決めたときは「どうだ!」と言わんばかりの力強い、頼もしい表情を見せてくれました。



原は、欧州カリン・イシェールにAS。最終組で回る上田は、韓国賞金ランク2位のパク・ソンヒョンを相手に苦戦し、5&4で敗北。

最終結果は、優勝:日本41ポイント、2位:韓国38ポイント、3位:欧州12ポイント、4位:豪州7ポイント。日本ツアーは韓国の猛追をかわし、初代王座を掴み取りました。

相手への思いやりや仲間との協力・団結力に優れる日本人。負けん気や強気だけではない、その素晴らしい潜在能力が、この結果をもたらしたように思います。

この力が来季、日本人選手のさらなる活躍と、女子ツアーを牽引する原動力となってくれることを確信しています!

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