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ゴルフの怪我②プロも引退に追い込まれる腰痛

腰はゴルフスイングの中でパワーを生み出す大事な部分ですが、そのために損傷を起こすことも多くなります。

アメリカのスポーツ整形外科学会の報告によると、PGAツアーに参加しているプロゴルファーの3分の1は2週間以上、腰に問題があった時期がある、とあります。

一口に腰痛といっても、色々な症状があります。

腰痛の種類

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◆腰部捻挫

ゴルフスイングの途中で急激な痛みを伴うことがあります。いわゆるギックリ腰で、無理な力が急激に筋肉や、腰椎と腰椎をつないでいる靭帯に伝わり断裂することで起こります。

急に症状が発生することが多いので、発症したらまずは安静が第一です。痛みが落ち着いたら、パッチ式やシート式の温シップで血行を良くして治療します。予防のためなら、普段から腹筋や背筋を鍛えたり、ラウンド前には十分なストレッチが大事です。

◆一般的な腰痛

疲労から筋肉、筋膜、靭帯が炎症を起こすと、いわゆる腰痛が起こります。筋肉の緊張状態が長い時間に及んだり、血流障害によっても体幹部分に障害が起こり、腰痛となります。

腰痛はスポーツ選手や、アマチュアのスポーツ愛好家の60%以上が経験するとされています。腰痛の治療、予防は、腹筋、背筋をバランスよく強化することです。普段からトレーニングと入念なストレッチを心がけてください。

日本のゴルフ場ではプレー後に入浴するのが一般的ですが、お風呂に入ることで筋肉がほぐれ、血行が良くなって疲労回復につながる効果があります。ラウンド後の入浴は、オススメです。

ただし、急に腰痛が発生した場合は患部を温めるのは逆効果で、水や氷で冷やす必要があります。急性の痛みにはアイシングなどで冷やし、慢性的な痛みや筋肉疲労には温める、と覚えておきましょう。これは腰痛に限らず、様々な怪我に応用することができます。

◆腰椎椎間板ヘルニア

腰椎と腰椎の間にある椎間板がはみ出してしまい、神経を圧迫してしまうのが腰椎椎間板ヘルニアです。椎間板は腰椎にかかる衝撃の緩衝材の役割をしますが、急激な外力、あるいは慢性的に力が加わることで発症します。

ゴルファーにとっては、椎間板に負担がかかるスイングを続けることで知らず知らずの内に、悪化させることがあります。タイガー・ウッズが戦列を離れているのも、この椎間板ヘルニアです。

スイングが出来る状態ではないので、専門の医師にかかり、本格的なリハビリテーションが必要です。

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腰の他には、首や肩の故障も

腰だけではない!首や肩にも注意が必要

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◆頚椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは腰だけでなく、首、胸でも発症します。首で起こるのが、頚椎椎間板ヘルニアです。ゴルフスイングは、ボールを見るために首は固定し、肩が回っていきます。そのため、首の頚椎部に障害が起こりやすくなります。

症状は、首に痛み、コリを感じ、首が回らなくなります。それから、肩コリ、腕の痛み、しびれを感じるようになります。これは神経が麻痺して起こり、身体全体に麻痺が広がると、ボタンをしめられない、箸が使えない、手すりがないと階段が降りられないなどと、症状が広がります。

首の頸部を安静にするのが何よりの治療で、後ろに首を曲げないようにします。頚椎の間を広げるような治療をします。寝るときは枕の高さに注意して、首の後ろのカーブに沿った枕を用いましょう。

こちらも専門的な治療が必要で、ゴルフへの復帰時期は慎重にしましょう。

◆五十肩

ゴルフに限らず、一般に中高年に起こりやすいのが五十肩です。これは上腕骨頭を覆う肩腱板と呼ばれる筋肉群の損傷によって起こります。

運動不足によって筋肉の機能低下から発症しますが、ゴルフプレイヤーの場合、練習のし過ぎから疲労による筋力の低下を起こし、肩の柔軟性が失われて発症することがあります。

予防のためには、ストレッチで肩の柔軟性を高めておくことと、肩腱板筋肉の強化です。適度な練習量であれば、普段から練習場でボールを打つことは、スイングをすることで肩の筋肉の柔軟性、筋力強化につながります。

ゴルフを長く続けるためにも、故障は禁物です。故障をしにくい身体を保つためには、普段からストレッチやトレーニングを心がけましょう。

 

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