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ゴルフ場で払う料金は高い?他のセレブ趣味スポーツと比べてみました

お金がかかる趣味のスポーツを想像すると、真っ先にリストアップされるのが『ゴルフ』でしょう。

ゴルフ場もカジュアルなセルフコースから高級名門コースまでありますので、料金はかなりの幅があります。しかしリーズナブルなゴルフ場でも、それなりの金額が掛かるのがゴルフです。

どうしてそんなに高いのでしょう?やっぱりゴルフは、お金が掛かる趣味スポーツナンバーワンなのでしょうか?そこで他のスポーツの中でも、お金が掛かるといわれるスポーツと比較しながらみてみたいと思います。

趣味スポーツといえば?

大人もスポーツを楽しみたいもの。学生時代の所属スポーツを続ける方もいらっしゃるでしょうし、社会人になってから新たな趣味として始める方もいらっしゃると思います。中でもゴルフは、大人になってから始める機会の多いスポーツではないでしょうか。

学生時代からの延長で、野球やサッカー、バレーボール、卓球なども大人の趣味スポーツとして盛んですが、たいていは現在も何らかのチームに所属して楽しんでいると思います。チームの会費や場所代などはかかりますが、人数が多いだけに負担も分配されます。また、こうしたスポーツはそんなにお金が掛かるイメージもありません。

そこで今回は、主に個人で料金を負担するスポーツの、月に掛かる金額に的を絞ってみてみたいと思います。

お金が掛かるスポーツの本命“ゴルフ”の費用

まずはゴルフです。前述したように場所やプレースタイルでかなり料金には幅がありますが、今回は首都圏近郊のセルフカート式のゴルフ場で探してみました。

また、ゴルフはメンバーシップコースのメンバーになり、メンバー料金でプレーするのが基本的なスタイルですが、現在はそうしたメンバーシステムに属さないビジター料金でプレーするゴルファーが多くなっていますので、休日のビジター料金で考えてみたいと思います。

芝山ゴルフ倶楽部
http://www.tokyu-golf-resort.com/shibayama/

東関東道「酒々井IC」から14.5km、奇才デズモンド・ミュアヘッド氏による個性的なコース設計が特徴。乗用・セルフ式。

こちらのコースの2016年2月・3月の休日料金は¥15,300~15,800(4B税込)となっています。
※公式HP調べ

往復の交通費や昼食代は含まれていませんので、それらを含めると1回のプレーで約¥20,000前後は必要になると思われます。

平日はプレー料金が¥8,000程度になりますが、それでも1日の出費としては大きいですね。ただしゴルフは長い時間(4時間~6時間)を過ごしますので、その日一日を楽しむ価格として考えていただければと思います。

月1回のラウンドプレーと月3回の練習場(¥2,000×3)を仮定して月額¥26,000が必要と出ました。もちろんもっとリーズナブルなゴルフ場もありますし、ゴルフ場のメンバーであれば安くプレーが出来ますが、ひとつの例としてお考え頂ければと思います。

セレブなイメージの“乗馬”の費用

 

乗馬を趣味にしていらっしゃる方は、乗馬クラブに入会して会費を払いつつ、馬に乗るたびに別に料金を支払います。ゴルフとシステムが似ていますが、ゴルフに関してはビジター比率が多くなっているのに対し、乗馬は長期的に続ける場合、やはりメンバーシステムを利用されています。短期の乗馬スクールを体験した後に入会するのが、一般的なパターンとなります。

東武乗馬クラブ&クレイン
http://www.uma-crane.com/map-tobu-course/

全国32か所にある最大手の乗馬クラブ。乗馬体験や乗馬ライセンス取得など、初心者向けのコースも充実。

正会員入会金¥162,000(税込)、月会費¥16,200、1鞍(45分)の乗馬ごとに¥2,160(土・日)となっています。
※公式HP調べ

毎週通うことを想定すると、月会費(¥16,200)+4鞍(¥2,160×4)=月額¥24,840になります。45分の乗馬というと短いように感じるかもしれませんが、乗馬は見た目以上に体力を使いますので、1日1~2鞍で充分なのです。

時間ごとの単価で考えると非常に高いですが、馬の手入れや餌やりをしたり、馬と触れ合ったりする時間も趣味時間になりますので、乗馬だけではない時間も考える必要があります。ですから、毎週2時間程度は趣味乗馬に費やすとお考え頂ければと思います。

そうは言っても、やはりイメージ通り趣味としてはお金が掛かりますね。さらに乗馬用品はゴルフ用品に劣らず高価なものが多く、継続して趣味スポーツとして楽しむのには敷居が高そうです。

ハマる方多し!スキューバダイビングの費用

 

若い女性の中で「ダイビングのために働いている」と公言する方も多いのが、スキューバダイビング。

まずは「Cカード」と呼ばれるダイビングのライセンスを取得してからダイビングショップで開催されるファンダイブツアーに参加し、日本国内や海外で楽しむというのが一般的のようです。

Cカードは都市型ショップと現地ショップで値段は異なりますが、相場は¥40,000~80,000程度で、その後ダイビング機材を購入したり、レンタルしたりしてダイビングを楽しみます。

セルフダイビングとガイド付きでは値段が違いますし、旅行の中にダイビングを組み込む場合はかなり総費用が高額になりますので一概には言えませんが、仮に伊豆地方にガイド付きでダイビングへ行ったとすると、2ダイブで¥10,000~になります。

基本的には1回のダイビングで2ダイブが多いので、これに交通費や諸費用を加えると、東京都近辺在住者の場合で最低¥20,000は必要となるでしょう。月に2回行くことを想定すると、月額¥40,000以上が予想されます。

初期費用(Cカード取得+ダイビング機材購入)も最低数十万円はかかりますので、始めるにも続けるにも相当な覚悟が必要ということが分かりますね。

なぜお金が掛かるスポーツなのか?

他のスポーツと比較してみましたが、どのスポーツもなかなかの金額ですね。初期費用も高いので、始めるのにも気合が要りそうです。「お金が掛かる」といわれても納得の金額ではないでしょうか。

しかしゴルフ以外にも、お金が掛かるスポーツはそれなりにあることも分かりました。ではなぜ、これらの趣味スポーツにはお金が掛かるのでしょうか?

やはりそれは、人件費が大きく関係してくるのではないでしょうか。例えば、ゴルフ場にはたくさんの人が働いています。フロントやレストランのスタッフ、キャディ、コース管理者、所属プロなど、たくさんの人がゴルフ場の運営に携わっていますが、それに比べて1日に受け入れられるプレーヤーの数は限られています。

18ホールのコースの場合、50組程度が受け入れ可能数の限度だと思いますので、全部4Bでも1日に200名ほどしかプレーできません。広大な敷地に最大200人程度しかいないのですから、必然的にプレー価格に跳ね返ってきます。また、コースを維持するのにも多大な費用が必要です。

企業努力でコストダウンを図り、平日¥5,000以下でプレーできるコースもありますが、その場合、概ね都心から距離が離れ、今度は交通費がかさみます。さらに移動時間も長くなりますので、本当に1日がかりになってしまいます。

お金も時間も“気軽に”楽しめる環境は、なかなか都会では難しいですね。

乗馬に関しても、人件費ならぬ馬件費が馬鹿になりません。馬1頭の維持費には月に20万~50万円くらいかかると言われていますので、乗馬クラブの運営は、クラブメンバーの会費に頼られているのです。しかも、ゴルフと同じように1日の受け入れ人数に限りがありますので、必然的に高額になってしまうのです。馬にも休息が必要です。

ダイビングも然りです。なんといっても空気の無い場所で楽しむためには、安全面での考慮が欠かせません。装備にも安全を保障する機能が必要ですし、そのための費用は必須です。上級者でない限りガイドの存在も欠かせないものでしょう。

このように“お金が掛かる”趣味スポーツは、個人で楽しむスポーツでありながらも、たくさんの人(馬)の“協力体制”がないと成り立たないスポーツなのです。趣味とはいえ、ひとりでは出来ない分、お金が掛かるのですね。

その点、近年人気が高まっているランニングやジョギングは、大会等に出場しない限り、人件費にお金を費やす必要はありません。また、場所代もかかりませんので、“お金が掛からない”趣味スポーツの代表と言えるでしょう。

健康維持にも大変効果がある上に誰にでも簡単に始められ、“お金を掛けずに継続できる”という点が支持される大きな理由ではないでしょうか。

おわりに

ゴルフ新ルール

ゴルフはやはりお金が掛かります。もっと安ければプレーヤーの裾野も広がると思いますが、現実問題としてすぐに解決できるものではないでしょう。

しかし、プレーしたゴルフ場で清算をする時に「それだけ払う価値がある」と感じれば、決して高くはないのではないでしょうか。

美しく手入れされたコースで何時間もプレーを楽しみ、レストランでおいしい食事を食べ、スタッフの行き届いたサービスを受けられたら、「お金が掛かった」とは感じないのではないでしょうか。要はコストパフォーマンスです。

ゴルフが高いスポーツかどうかを判断するのは、あなた自身の見解です。あなたにとって、ゴルフは“高い”スポーツですか?

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