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アナログと侮るなかれ。ゴルフ場のコースレイアウトを3倍活用する方法

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ゴルフ場に置いてあるコースレイアウト図を見ることはありますか?

コースレイアウトとは、ゴルフ場のガイドブックのようなもの。概ねゴルフ場全体を地図のように描いたものと、1ホールごとを詳細に解説したもので構成されています。看板が設置されていることもありますし、冊子になっているものもありますね。

ゴルフ場によって作りに差があり、1枚にまとめた簡素なものから、非常に力を入れて製作され、立派なコースガイドブックとして有料で販売している場合もあります。

GPSナビやレーザー測定器などが一般アマチュアゴルファーにも浸透している昨今、この紙でできたコースレイアウト図を広げてゴルフをする方は少なくなってきています。ゴルフをしている最中に紙をめくる作業は意外と面倒ですし、GPSナビの方がスマートに取り扱えるかもしれませんね。

では、紙のコースレイアウト図はもう必要のない代物なのでしょうか。

そんなことはありません。コースレイアウト図はゴルフをする時の大切な情報が詰まっています。上手に利用すれば、ナビ以上の働きをしてくれると言ってもいいでしょう。

特に今回は、冊子などにまとめられた紙製のコースレイアウト図のおすすめの使い方をお伝えしたいと思います。無料の簡易なコースレイアウト図でも、充分にあなたの役に立ちますよ。

全体図を確認しよう

PGA TOUR - The Presidents Cup - Round Two

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まずは、ゴルフ場の全景を確認しましょう。たいていのコースレイアウトは、そのゴルフ場の全体地図が掲載されていると思います。これは看板でも冊子でも、ナビでも同じようなものがあると思います。コース全体を見ることができるので、隣あったホールとの位置関係が明白です。OBやペナルティエリアも分かりやすいですね。

また、1ホールごとの方角も確認できますので、なんとなく「このホールとこのホールは、同じ方向を向いているな」というのが分かると思います。そして「ここのコースは、全体的に細長いレイアウトなのだな」というような事を思い浮かべるのです。

こうした情報をプレー前に確認することで、大きな目線で戦略を立てることができるのです。『木を見て森を見ず』ということわざがありますが、コースの中に立っていると、目の前のハザードや木々が気になってしまって、そのホールのレイアウトや、コース全体の地形を見ることができなくなってしまい、その場しのぎのショットを繰り返すことになります。

細かく覚える必要はありませんので、自分がプレーするコースの全体像を把握しておくと、いつもとは違った戦略が思いつくかもしれませんよ。

全体レイアウト図のおすすめの使い方

Arnold Palmer Invitational Presented By MasterCard - Final Round

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コース全体が描かれたレイアウト図は乗用カート搭載のGPSナビでもありますが、ここでは、『紙』ならではの使い方をご紹介したいと思います。

それは、レイアウト図に本日の風向きを入れてしまう事です。最近の気象予測はピンポイント予測が可能ですので、プレーするゴルフ場の風向きを調べることもできます。そこでその風向きを調べた後に、レイアウト図に直接ペンで風向きを書き込んでみましょう。

例えば本日の風向きが概ね北風であれば、レイアウト図に大きく上から矢印『↓』を入れるのです。こうすることによって、どこのホールにいても北風が吹いてくる方向が一目瞭然です。ホールの向きは一定ではありませんので、たとえドッグレッグのホールでも、風向きが確認できます。

ゴルフは長時間プレーですから、時間によって風向きが変わることもありますが、あまり神経質にならず、大まかに『基本の風』を考えてみましょう。

「別に書き込まなくても、風向きが分かればいいのでは?」と思うかも知れませんが、手書きで書きこむことによって風のイメージが湧き、コースの風が捉えやすくなります。いわば、鳥が上空からコースを見ているような感覚です。

こうしたイメージはとても大切で、風向きで悩んだ時に役立ちます。紙だからこそできるやり方ですので、思い切って書き込んでみてください。

1ホールごとの詳細図を確認しよう

JWWC TRYALL 15TH

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全体像が掴めたら、次は1ホールごとの解説です。バンカーまでの距離やOBの範囲など、確認できるものは、とりあえず目を通してみましょう。もしあまり情報が書き込まれていなくても、コースの曲がり具合やバンカーの位置などは分かると思います。こうしたコースの形状を確認した後に実際のコースを眺めていると、イメージが変わる場合があると思います。

レイアウト図だとほとんどストレートだけれど、実際に見てみると緩やかなドッグレッグのように感じるホール。レイアウト上はバンカーもなく、距離も短いホールで簡単そうだけれど、上りがきつくグリーン面が見えないホール。などなど・・・。目の前の情報だけにとらわれがちですが、紙の情報からも得られるものは沢山あります。

2次元と3次元の情報を組み合わせると、いつもよりホールの全体のイメージが掴みやすくなります。見えるものだけでなく、見えないものまで見えてくるのです。

特にアップダウンやドッグレッグだと、実際の視線では、その見える範囲しか判断ができなくなります。これを補うのが、レイアウト図なのです。その場の見た目に圧倒されて、ホールを実際以上に難しく感じてしまう事があります。そんな時はレイアウト図をみて、客観的なホールのイメージを掴みましょう。

また、ゴルフ場が作成したレイアウト図には、そのコースの専属プロやキャディさんなどが、ちょっとしたコースのポイントをコメントで入れてくれているものもあります。これは、そのゴルフ場のクセのようなものを教えてくれているので、参考になります。

たとえば「右側の林に注意!」と書いてあるとします。そんなの見たままで当たり前だと思うかも知れませんが、わざわざ書いてあるという事は、来場するゴルファーの多くがこの地点で苦労しているからこそ書いてあるのです。

ですから、気付かない程度ティーグランドが少し右を向いているのかもしれませんし、傾いているのかもしれません。また、見た目以上にOBが近い可能性もあります。

慣れたコースであれば自分の感覚を信じるのも良いですが、あまりプレーしないコースであれば、何気ないアドバイスにも耳を傾けると失敗が少なくなります。是非一言コメントは参考になさってください。

1ホールごとの詳細図のおすすめの使い方

OHL Classic At Mayakoba - Round Two

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このような1ホールごとの情報やおすすめポイントなどは、ナビでも確認ができるかもしれません。ですから、こちらも『紙』だからこそのワンランク上の使い方を考えてみましょう。

それは、自分の見解や、結果を書き込むことです。

例えば、自分の打った地点に○を書き込んだり、「OBが気になっていたけど、傾斜で戻ってくるからあまり心配がない」「ガードバンカーは、超ナイスショットした場合は超えるけど、ほとんど無理」などという感想を書き込んだりするのもいいでしょう。

大した内容じゃないと思うようなことも、書き残すことで立派な情報に変化します。これは今すぐのプレーの助けになるわけではありませんが、またそのコースをプレーする際の大きな助言になりますし、コースマネジメントの練習にもなります。

ナビの情報も素晴らしいのですが、自分自身のホールの見方や、結果などはその本人にしか書き込めないものです。そしてそれは書き込めば書き込むほど、あなたにピッタリなコースガイドになります。

紙だからこそ何でも書き込むことができ、情報を増やすことができるのです。その場で書くことが難しければ、ハーフ休憩や、プレー終了後の忘れないうちにまとめて書くのもいいですよ。

このように自分の見たい部分を見たいときに見て、さらに書き込むことができるのが、ゴルフ場に置かれているレイアウトの魅力でしょう。

おわりに

KPMG Women

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プロのトーナメントで、プロが何やらメモのようなものに書き込んでいるのを見たことがないでしょうか。あれはプロ用に作成されたレイアウト図(ヤーデージブック)です。

プロ用ですから距離表示など、大変正確に書き込まれています。もちろん方角や高低差なども分かりやすく表示されているので、プロにとっても大切な情報源なのです。最近はグリーンの傾斜も詳細に記されているので、これがあれば、初めてのコースでもある程度迷うことなくプレーが可能です。

しかし、さらにプロはこれに書き込みを行います。実際のグリーンの曲がり具合や、自分のショットの結果などを付け足していくのです。これにより、大会期間中の4日間でどんどん情報量が増えていき、自分に寄り添ったガイドブックになります。プロもこういった手段で、マネジメントを行っているのです。

私たちアマチュアゴルファーでも、こうしたやり方を取り入れることは可能です。簡単なコースレイアウト図でも、そこから色々な情報を自分で付け足していけば、立派なガイドブックが完成します。最初は面倒に感じるかもしれませんが、書き込んでいけばいくほど、そのレイアウト図が手放せなくなっていきます。

いつも同じコースをプレーする方はもちろん、色々なコースをまわりたい方でも、自分のゴルフを見つめ直すきっかけになります。次回のゴルフは是非レイアウト図を片手にどうぞ!

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