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松山英樹の左手親指は重症だった!歴代の名手が同じ怪我でスランプに?

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2月2日、大会3連覇に挑んだ「フェニックスオープン」の2日目に、左手親指の付け根の痛みで棄権した松山英樹。あれから約1カ月が経過したが、まだツアー復帰の目処は立っていない。

実は、あの怪我は重症だったのだ!

ジェイソン・デイや丸山茂樹も同じ怪我を!

Waste Management Phoenix Open - Round One

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大会棄権を発表した際、松山英樹は「無理をすればやれるかもしれないけど、そうすると、もう一生ゴルフができないかもしれないという、怖さがある」と素直に怪我の状態を語っていた。

この“一生、ゴルフができない”は決して、大げさではない。実は「左手親指の付け根の怪我」は歴代の名プレーヤーが苦しんできた、プロゴルファーの職業病とも言われる怪我。最近では、世界ランク1位に立ったジェイソン・デイが、この怪我で約2年間、優勝から遠ざかっていた。

また、米国ツアー挑戦の先輩でもある丸山茂樹も、実は、同じ箇所を怪我していて、それが米ツアー撤退の要因にもなった。また、2001年のマスターズで4位になった伊澤利光がその後、苦しんだのも、この左手指の怪我から、成績が下降線を辿っていった。

ダウンスイングで最も負荷がかかる左手親指!

専門の x 線画像の眺め

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なぜ、プロゴルファーには左手の親指付け根の怪我が多いのか。ツアープロのトレーナーを務める専門家に聞くと、

「実はダウンスイングで最も負荷がかかる場所が、左手の親指付け根なんです。松山選手のヘッドスピードは52m/s前後と言われてますが、これは時速でいうと180km/hです。それだけのスピードでクラブを動かしているのです。そしてクラブと体をつなぐ唯一の接点がグリップですが、インパクト前後ではグリップ部分が少しブレーキをかけることで、ヘッドを走らせている。そのとき、手首が急停止するパワーを受け止めているのが左手の親指なんです。下半身や背中であれば、体をトレーニングすることで筋肉をつけて、怪我の少ない体を作れます。でも、指の付け根は鍛えようがない場所なんです」

米国ツアーでも、練習量はNo.1とも称される松山英樹。日本ツアー時代とは別人のような体型になったが、それでも強化できないのが指の付け根部分なのだ。

実はプロ転向1年目にも、同じ場所を怪我していた!

PGA Championship - Final Round

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すでに松山英樹は3月1週の「WGCメキシコ選手権」も欠場することを発表。怪我の治療自体は順調らしいが、まだ試合に戻れる状態ではないようだ。メジャー初戦となる「マスターズ」までは残り1カ月。

実は、松山英樹はプロ転向1年目に、日本ツアーの賞金王にはなったが、同じ左手の親指痛で12月の「日本シリーズJTカップ」などを欠場した経験がある。とはいえ、彼は米国ツアーに行ってからも、股関節痛、背中痛などの怪我を乗り越えて、さらに強くなった。

今回も怪我を乗り越えて、世界No.1選手に近づくことを期待したい!

 

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