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五輪ヘッドコーチ、丸山茂樹は憧れるスイングの持ち主

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国内ツアーで9勝した後、丸山は2000年からアメリカPGAツアーへ本格的に参戦しました。その年の3戦目、『ビュイック招待』では2位タイの好成績を挙げます。翌年の2001年、『グレーター・ミルウォーキー・オープン』で初優勝を達成。青木功が1983年のハワイアン・オープンで優勝して以来、日本人2人目のPGAツアー優勝でした。

さらに、2002年の『ベライゾン・バイロン・ネルソン・クラシック』でツアー2勝目。この時のタイガー・ウッズは3位と、ウッズを上回っての優勝でした。2003年にはツアー3勝目を『クライスラー・クラシック・オブ・グリーンズボロ』で達成します。

メジャーでも2002年全英オープン5位、2004年全米オープン4位に入っています。明るいキャラクターから、米メディアからは「スマイリング・アサシン=笑顔の暗殺者」と呼ばれ、世界のトッププロとして活躍しました。

Nippon Series JT Cup - Final Round

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日本に戻ってスイング修正

丸山は米シード権を2年連続で失ったのを機に、2009年からは国内ツアーに復帰しました。米国男子プロは飛ばし屋ばかりで、丸山自身も飛距離を上げるため、オーバースイングになっていました。

国内ツアー参戦に向けて、丸山は基本に戻って自分でスイングを修正したと言われています。その成果として2009年の最終戦、『日本ゴルフシリーズJTカップ』で優勝し、10年ぶりの国内タイトルに輝いています。

それでは丸山のスイングを見てみましょう。

アドレスは自然体です。スタンスはあまり広くせず、両足の膝を軽く曲げ、グリップも力を抜いた安定したアドレスです。

テークバックは左腕をリラックスさせたままクラブを振り上げて始まります。同時に左足膝が内側に入り、上半身がひねられクラブがヘッドへと上がっていきます。トップは小さく、両腕も緊張感がなくリラックスした姿勢です。

トップへ上がった力の反動を使ってダウンスイングが開始されます。右足から軸を左足へ移しながら、グリップが身体のそばを通って腕が楽な形でボールをとらえてインパクト。手首が返って斜め方向にフォロースルーでクラブを担ぎ込むフィニッシュへ。

全体として非常に柔らかい体の使い方が印象的で、頭の位置も動かず、アドレスからフィニッシュまでバランスの良さを感じさせます。

Sony Open in Hawaii - Round Two

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コンパクトなスイングへ

PGAツアーで揉まれるうち、丸山は飛距離を得るためにバックスイングのトップの位置が高くなり、スイングが大きくなってしまう状態でした。そのためスイング軌道がインサイドアウトやアウトサイドインといった極端な形になってしまい、コントロールの正確性を欠くようになります。

さらに、トップで手首が折れる、上半身のひねりが大きくなり過ぎるなど、インパクトでフェースが開きやすくなります。結果、スライスが出やすくなります。

丸山は、スイングの修正にハーフスイングを徹底的に練習したと言います。その練習方法の一つは、バックスイングで両腕が地面と平行の高さになるところで止めて、そのままショット。フォロースルーも両腕を地面と平行の高さで止めます。コントロールショットで、クラブ軌道の方向をチェックします。

これを繰り返すことで、クラブの軌道がインサイドイン打法となります。スイングの正しい基本理論を、こうした動きで覚えます。アマチュアの人の場合、6番や7番アイアンが練習しやすいクラブです。ショットの正確性が増し、スコアアップにつながります。

お手本の丸山スイング

コンパクトで美しい丸山のゴルフスイング動画は、多くのショットがアップされています。レッスンの情報もあります。ドライバーの他にも、7番のアイアンショットやラフからのロブショットで美技が見れますので、紹介します。他にも、バンカーショット、フェアウェイウッドがあります。動画を見ているだけでも、イメージスイングが頭に残ります。

丸山茂樹の7番アイアン

丸山茂樹のロブショット

五輪イヤーの活躍

The Presidents Cup - Singles Matches

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今年、丸山は五輪のヘッドコーチとしても期待されます。松山英樹、石川遼、宮里優作、池田勇太といった有力候補選手とメダル獲得を目指します。

丸山はコーチとして最近話題を提供しました。代表選手がメダルを獲得した場合、報奨金と共に国内男子ツアー、国内女子ツアーともにシード権を与える提案をしました。例として、金メダルで10年分、銀メダルで5年分、銅メダルで3年分です。

これは自身が海外でプレーした経験に基づき、五輪に参加する選手のモチベーションを上げるプランです。例えば、海外でプレーする選手がメダルを取り、その後国内ツアーに戻っても、シード権を行使することができる制度です。日本ゴルフツアー機構で検討する予定です。

選手の側に立っての提案をした丸山を中心に、強い日本が発揮できるか!今年は五輪での丸山の指導力が楽しみです。

 

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