森美穂 アイドル系の美女ゴルファー 可愛いと評判の森美穂の魅力とは!?
- 2020.08.28
- 女子ゴルフ
アマチュア時代に数々の成績を残し大活躍して、プロゴルファーへの道へと進んだ森美穂さん。美人ゴルファー、可愛いゴルファーとしても人気で注目されている選手です。
森美穂さんは、2015年に5度目のプロテストに合格して、87期生として晴れてLPGA会員となりました。実は彼女は、高校3年生の後半からイップスに悩んでいたのです。プロテストで不合格となってしまった時には引退も考えたことがあります。
悔しい涙を流しながら、彼女が5回もプロテストに挑戦できたのは、頑固な性格と恩師、そして周囲の支えがあったから。強い精神力で念願のプロゴルファーとしてデビューを果した素晴らしい選手です。
森美穂さんは、どんな選手なのでしょうか。まずはゴルフの経歴からご紹介します。
目次
森美穂 ゴルフの経歴
森美穂さんは3歳の頃に父の影響でゴルフを始めました。小さい頃からゴルフ漬けの毎日を過ごしてきました。
「物心ついた時にはクラブを振っていました。生活の中にゴルフがあって当たり前。練習して当たり前という感じでした。小学校の頃は学校に行く前に練習して、帰ってきてからも練習の毎日でした」
2005年12歳で中部ジュニアゴルフ選手権(12歳~14歳の部)で優勝して、その後はこの大会を3連覇しています。2007年の14歳で国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラッシック」に出場し、予選落ちにはなったものの、中学生とは思えないほどの落ち着いたプレーで、周囲から注目される選手となりました。
この時にキャディーを務めたのは長兄の雄貴さんです。福井工業大学付属福井高等学校のゴルフ部の2年生で、美穂さんに適切なアドバイスを送る、とても頼もしい存在でした。中学生と高校生のコンビで戦いましたが、2日目が終わって87位タイ。
結果は予選落ちとなってしまいましたが、
「高校を卒業したら、将来はプロゴルファーになれたらなって。まずは国内ツアーで戦って、それから世界でも活躍できるような選手になりたいです!」
そう将来の夢を語りました。。
美穂さんは兄と同じく、福井工業大学付属福井高等学校に進学します。親元を離れ寮生活を送りながら、ゴルフの練習に打ち込みました。この高校はゴルフの強豪校でもあり、プロゴルファーを目指して練習に励んでいる部員もたくさんいるそうです。
2009年に日本ジュニアゴルフ選手権競技(女子15歳~17歳の部)で優勝。アマチュア時代には数々の成績を残しました。また2007年、2008年、2010年とナショナルチームにも加わって活躍を見せたのです。
そして、2011年に高校を卒業後、プロテストに挑戦します。1次、2次をトップで通過して、周囲もそして美穂さん自身もプロテスト合格を確信していたのですが、最終テストで本来の力を発揮出来ずに不合格となってしまったのです。
自分の状態は決してよくなかったけど、それなりの結果は出ていたので、万全ではなかったけど、プロにはなれるだろうと考えていたそうです。
「プロを舐めていましたよね。そんな気持ちを見透かされ、ゴルフの神様にそんな気持ちじゃプロになれないぞって言われたというか・・・」
1度目のプロテストに失敗して、気丈に振舞いつつも悔し涙をみせた美穂さんが、こんな風に考えることが出来るようになったのは、だいぶ後になってからなのだそう。
実は美穂さんは、高校3年生の頃からイップスで悩んでいました。中学・高校時代にはたくさんの大会で優勝するなどの好成績を残してきたので、プロになれる!そんな自信は大きくなっていたのかもしれません。
「甘かった」
当時をそう振り返っています。
美穂さんは、2011年のプロテスト不合格の後に、アマチュア資格を放棄してプロ宣言します。ですが、翌年の2012年のプロテストにも失敗してしまいます。トップ合格も期待されていただけに、とても悔しい結果となってしまいました。
アマチュア資格を放棄しており、QTでもツアー出場権を得ることができず、アジアンツアーや中国のQTを受けるなど、限られた試合にしか参戦できませんでした。愛知県の三好カントリー倶楽部に所属して、キャディーをしながら練習に打ち込みますが、なかなかショットの不調は回復しませんでした。
2012年のQTでサードまで進み、2013年からTPD単年登録を行い「ヨコハマタイヤPRGRレディス2013」で大会主催者推薦でプロデビューを果します。TPD単年登録してツアーに出場しながらプロテストの合格を目指しました。ですが、結果はついてきませんでした。初めてゴルフを辞めようかと思ったそうです。
ですが、高校時代の恩師から、「(福井に)帰ってこい。こっちで立て直せ。練習すること。練習以外によくなる道はない」そうアドバイスされ、2013年愛知県から福井県の母校でもある福井工業大学付属福井高等学校に拠点を置き、現役のゴルフ部員と練習に打ち込むようになりました。
「1人で練習を行っていると自分の変化に気づけない」
この2年間は結果も残せずに、スイングも悪くなっていたと、原点に戻ることを決意。ですが、2013年のプロテストでも2次で不合格。そして、2014年のプロテストでは最終日まで進みましたが、再び不合格となってしまったのです。
美穂さんは、それでも諦めませんでした。2015年の5度目のプロテストで6位タイで晴れて合格。念願のプロテスト合格です。合格したこの年に、葭葉ルミさんなどを指導するコーチと知り合ったことも彼女の転機になったようです。そのコーチに技術面を指導してもらい、精神面では高校時代の恩師に指導してもらうようになり、プロテスト合格という結果に繋がりました。
プロテストに合格した時には、
「勝てる選手になりたいです」
「周囲を幸せにできるような選手になりたい。ゴルフの世界に少しでも恩返しができるように、精一杯頑張ります。」
こうコメントしました。
森美穂 スイング
実際に森美穂さんのスイングをご覧ください。ドライバーの平均飛距離は、230ヤードです。ドライバーの飛距離は出ませんが、とても綺麗なスイングです。
力強いと言うより、とても柔らかいスイングですね。飛距離を出すより、ショートゲームで勝負していると言った感じでしょうか。
筋力の弱い女性や手首を使いすぎる人も真似をしたいスイングです。柔らかいスイングは無理に体を使わないので、怪我を少なくプレーする利点もあります。
得意なクラブはパターと言っているのですが、安定したパッティングは美穂さんの武器でもあります。
プロゴルファーの新人戦で若手選手の登竜門でもある、2015年の加賀電子カップの初日では、14番の14メートル、17番では10メートルの長いバーディーパットを決めて、首位タイでスタートしました。
「この日はラインのイメージが出ていて、入りそうだなと思っていました」
とコメント。
「長いパットが良く決まったのですが、3メートルのパットが入らなかったりしたので、この日はトントンですかね・・・」
この日のパッティングを振り返りました。
好調な滑り出しではありましたが、9位タイでこの大会は終わりました。でも飛距離はパッティングの技でカバーする。パッティングの名人という感じでしょうか。2016年のサントリーレディスでは、リラックスして握るように修正したところ、長い距離のパットを何度も決めています。
客観的に自分のプレーを分析できる冷静さも備わっています。飛距離が出なくても、ショットが不調でも、アプローチとパッティングで勝負ができる選手なのです。
美人ゴルファー 森美穂の魅力
森美穂さんは自身の性格を「すごく頑固でネガティブ」だと言っています。プロテストで不合格という結果にもめげることなくチャレンジ出来たのは、その頑固な一面なのでしょうか。
そして彼女の趣味は、意外にもバスフィッシングなのだそうです。
「釣れなくても楽しい。釣りをしている時は全てを忘れて集中できるところが魅力です」
「プロテストに合格した時に、葭葉ルミさんから釣竿をもらったんです。仲間うちで釣り部を作っていて、よく釣りに行きます」
ゴルフと釣り、共通するのは集中力。釣りで集中力も養われるのかもしれませんね。
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は新人プロとTPD単年登録者を対象として、毎年合同セミナーを開催しています。このセミナーでは女子プロゴルファーとしての心構え、社会人としてのマナーや常識などの講座を受講します。素晴らしい選手を育成しているのです。
森美穂さんもTPD単年登録、そして新人プロとして4回、このセミナーを受講していますが、そこでは“魅力的なプロゴルファーになるための演出術”という講義などもあるのだそうです。話し方、立ち居振る舞いでもっと好印象が与えられると言った内容の講義です。森美穂さんも今後に生かせていけると思うと笑顔で受講しました。
こういったセミナーが開催されていることは驚きです。でも森美穂さんや他の女子プロゴルファーの皆さんの魅力の秘密は、こうした講義から学んだものだけではないと思います。もちろんルックスもあるでしょうが、ゴルフの実力、彼女たちの性格など総称して、人気を集めてているのです。
森美穂さんの好きな食べ物は、三重県出身ということで名古屋めし(味噌カツ、味噌煮込みうどん、土手鍋など)で、味噌を使った料理が好きなのだそうです。そしてきゅうりが苦手。
アイドル系女子プロゴルファー。彼氏の情報も気になりますよね。結婚は20代でしたい。好きなタイプは爽やかな人だと言っていますが、現在はそういうお相手はいないようです。
森美穂さんにとってのアイドルは福嶋晃子さんなのだそうです。福嶋晃子さんは、長年にわたり日本の女子プロゴルファーとして活躍した選手です。アマチュア時代、そしてプロゴルファーとして数々の好成績を残して活躍し、1996年と1997年には2年連続で賞金女王にも輝きました。日本を代表する女子プロゴルファーです。
森美穂 まとめ
自身の性格を頑固だと語る森美穂さん。釣り仲間でもある葭葉ルミさんがツアー初優勝を果し、兄の博貴さんもプロテストに合格。母校の福井工大福井高が全国高校選手権で優勝するなど彼女の周囲では朗報が続いています。
3人兄妹の末っ子の美穂さんですが、兄は2人ともゴルファーです。性格もどこか似ているところがあるのかもしれませんね。次の朗報は、美穂さんの番かもしれません。高校時代から、「家族のためにも早くゴルフで賞金を稼ぎたい」と話していたそうです。
晴れてプロテストに合格し、本格的にツアー参戦した1年目。2016年大東建託・いい部屋ネットレディスでは、森美穂さんの同期でもあるささきしょうこさんが優勝。そして同じく同期の岡山絵里さんが2位と大活躍しました。同期の活躍の中で、美穂さんは予選落ちという結果。悔しさもあるでしょうが、同期の活躍は大きな刺激にもなります。
森美穂さんは、イップスなどの不調もあって、一度は引退まで考えたことがあります。ですが、恩師やコーチ、また周囲の人にも支えられ、強い精神力でプロゴルファーとして活躍しています。悔しい涙を流した分だけ、頑固な性格の彼女は強くなりました。イップスも乗り越えて、修正を続け努力しました。
かわいい!美人!と評判の選手ですが、本人は「容姿で覚えてもらうより、プレーで覚えてもらいたい」と言っています。綺麗な女優さんの松嶋菜々子さんに似ている!とも噂されています。どうでしょうか?!美人であることは間違いないですね!
プロテストに挑戦し失敗してしまった際には、
「甘かった」
「ゴルフの神様にそんな気持ちじゃプロになれないぞって言われた」
そんな風に語っていた美穂さんですが、ゴルフの神様は努力を続けた彼女の味方についてくれているのかもしれませんね。神様の応援は大きな自信にもなることでしょう。
2015年のプロテストに合格した森美穂さんはQT44位で、昨年は31試合に出場しました。その可愛いルックスで注目の的にはなりましたが、思うように結果は残せませんでした。
今季はQTランキングは104位。フル出場権を得ることは出来ませんでした。
「今年の目標はなりたい自分になること!そうすれば自らついてくる。結果ばかりにとらわれずに、取り組んできたことが達成できていれば自分に自信が持てる。そうやって1つつ1つ積み重ねていきたい」
今季の主戦場となるのはステップアップツアーです。またレギュラーツアーで活躍できることを目標として、1つずつプロゴルファーとしての実績を残していくこと。悔しい涙をたくさん流してきた森美穂さんが、もっと笑顔を見せてくれる日をファンはとても楽しみにしています。
アマチュア時代にはたくさんの成績を残してきたのですから、ゴルフの実力は本物です。素敵な笑顔を見せてほしいです!!たくさんのファンが応援しています。
森美穂(Miho Mori)
プロフィール
生年月日:1992年12月19日(24歳)
血液型:A型
身長:157cm
体重:50kg
出身地:三重県桑名郡
出身校:福井工業大学付属福井高等学校
ゴルフ歴:3歳から
好きな色:紺、黄色、ピンク
趣味:釣り
プロ転向:2011年
プロテスト合格/LPGA入会:2015年
得意クラブ:パター
ドライバー平均飛距離:230ヤード
目標とする人:藤本麻子
所属:京セラ
契約:ボール ダンロップ
ウェア Tommy Hilfiger
森美穂 2016年クラブセッティング
【ドライバー】
スリクソンZ765ドライバー
【フェアウェイウッド】
ゼクシオ(2010年) 15度、16.5度、20度、23度
【アイアン】
5I スリクソンZU45
6I~PW スリクソンZ745アイアン
【ウェッジ】
クリーブランドCG15TOUR ZIP GROOVES(52度、58度)
【パター】
オデッセイブラックシリーズ#2
【ボール】
スリクソン Z-STAR
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際の使用ギアとは異なる場合があります。
森美穂 アマチュア時代の戦歴
2010年
中部ジュニアゴルフ選手権 2位
2009年
国民体育大会・ゴルフ競技 女子の部 個人6位タイ 団体2位
日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子15歳~17歳の部 優勝
中部ジュニアゴルフ選手権 女子15歳~17歳の部 優勝
中部女子アマチュアゴルフ選手権 優勝
全国高等学校ゴルフ選手権 春季大会 優勝
2008年
全国高等学校ゴルフ選手権 夏季大会 2位タイ
中部ジュニアゴルフ選手権 女子15歳~17歳の部 優勝
キャロウェイゴルフ 世界ジュニアゴルフ選手権 女子15歳~17歳の部 個人3位タイ 団体1位タイ
中部女子アマチュアゴルフ選手権 優勝
中京テレビ杯争奪中部女子学生ゴルフ選手権 優勝
全国中学校ゴルフ選手権 春季大会 中部予選 2位
全国中学校ゴルフ選手権春季大会 優勝
2007年
ゴルフダイジェストジャパンジュニアカップ 女子12歳~14歳の部 優勝
日本ジュニアゴルフ選手権競技 12歳~14歳の部 4位
中部ジュニアゴルフ選手権 女子12歳~14歳の部 優勝
中部女子アマチュアゴルフ選手権 3位
中部女子パブリックアマチュアゴルフ選手権 優勝
全国中学校ゴルフ選手権 春季大会 2位
2006年
全日本サンスポ女子アマゴルフ選手権 優勝
ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ 女子12歳~14歳の部 優勝
日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子12歳~14歳の部 3位
中部ジュニアゴルフ選手権 女子12歳~14歳の部 優勝
全国中学校ゴルフ選手権 春季大会 4位
アーロン・バデリー インターナショナルジュニアチャンピオンシップ 優勝
2005年
日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子12歳~14歳の部 3位タイ
中部ジュニアゴルフ選手権 女子12~14歳の部 優勝
森美穂 プロ転向後の主な戦績(2016年以降は50位以内を抜粋)
2017年
(ステップアップツアー)
Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 予選落ち
(ステップアップツアー)
ラシンク・ニンジア/RKBレディース 101位タイ
ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 予選落ち
2016年
マンシングウェアレディース東海クラッシック 25位タイ(-5)
日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 30位タイ(+12)
サマンサタバサガールズコレクション・レディーストーナメント 40位タイ(+1)
ニッポンハムレディスクラッシック 34位タイ(+1)
アース・モンダミンカップ 36位タイ(-2)
ニチレイレディス 20位タイ(-3)
サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 33位タイ(-)
2015年
ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース 4位(0)
日本女子オープンゴルフ選手権競技 47位タイ(+12)
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 41位タイ(+5)
LPGA加賀電子カップ 9位タイ(+2)