《ルーキー美人No.1脇元華 2019年モデル系ゴルファーの活躍に注目》
今、日本女子プロゴルフ界が熱いですよね。強く美しい選手たちの活躍で、とても賑わっています。ゴルフ人気も上昇しています。彼女たちのように、トーナメントで戦ってみたいと思うジュニアゴルファーも多くいるでしょう。彼女たちの活躍が、これからのゴルフ人口を左右すると言っても過言ではありません。
脇元華さんもジュニアの頃、プロのトーナメントを観戦して、プロを目指した選手です。
3度目の挑戦でやっと手に入れた合格。
「やっとスタートラインに立てました」
とコメントした脇元華さん。
まるでモデルのようなルックスで、とても綺麗な美人ゴルファーです。ルーキーの選手の中でも、かなり美人な方ですよね。
2019年は、脇元華さんに注目です!
1.脇元華 ゴルフの経歴
脇元華さんは、8歳の時に父親の影響でゴルフを始めました。父親とは仲良しで、華さんのインスタグラムにも登場しています。プロテストに合格した際の投稿にも、
「父親に感謝!いつもありがとうございます。これからは成績で恩返し!」
と、父親への感謝の投稿もされています。きっと素敵な親子なんでしょうね。
8歳でゴルフを始めた脇元華さんは、中学2年生の時にタイで開催された米国女子ツアーホンダLPGAタイランドを観戦しました。
女子ゴルファーの活躍を観て、自分もプロゴルファーになりたいと思ったのです。この観戦で刺激を受けたという華さんは、帰国後は毎日練習に打ち込むようになりました。
実は、モデルになりたいという気持ちもあり、モデルのオーディションに出た時期もありました。恵まれた体型、恵まれたルックスから、いろいろな夢を持っていたようですね。羨ましいです。
華さんは、メキメキと頭角を現し、アマチュアとしてプロの試合にも参戦するようになります。高校2年生のときに出場した、大王製紙エリエールレディスでは決勝まで進んで実力を発揮しました。
そして2016年のプロテストに挑戦します。ところが食中毒になってしまい、本来の実力を発揮することができず、不合格となりました。そして、2017年のプロテストでは2打足りずに不合格。QTを受験して、TP単年登録選手としてツアーに出場することも可能でしたが、エントリーミス(書類不備)で受験することさえ、不可能になってしまったのです。食中毒やエントリーミスは自己管理の問題ですが、ゴルフの実力があるだけに、不運だったとしか言いようがありませんよね。
でも華さんは、落ち込むどころかすぐに気持ちを入れ替え、欧州女子ツアーや台湾女子ツアーQTを受験しました。
そして、2017年5月台湾女子ツアーQTにおいて、3日間54ホール通算4オーバーで、なんとトップ通過を果たしたのです。
実は台湾女子ツアーは年間で18試合ほど。その中に、米国ツアー、日本女子ツアー下部となるスッテップアップツアー、日台交流うどん県レディースが含まれていることから、多くのシード権を持たない日本人選手が台湾女子ツアーQTに出場しています。見事トップ通過を果たした脇元華さんは、台湾女子ツアーに参戦します。
そして、脇元華さんは台湾女子ツアー3戦目。2018年5月サンスポレディスオープンにおいて、初優勝を果たしました。
この優勝が彼女の自信となり、同年9月のCTBCレディスレディスオープンでは1打差の2位。台湾で圧倒的な存在感を魅せて、注目の選手となりました。
2018年7月3度目のプロテストにチャレンジします。結果は、通算13アンダー8位タイ。見事に合格することができました。
「やっとスタートラインに立つことが出来ました。笑顔と謙虚さを忘れずに、強い選手を目指します!」
「1週間前から、緊張で生きた心地がしなかったです」
プロテスト最終を迎えるにあたって、かなりプレッシャーを感じていたそうです。
そして、2018年日本女子ゴルフツアーのQTは23位。シード権も獲得して、2019年シーズンより、プロゴルファーとしてツアーに参戦します。
脇元華さんは、幾多もの試練を乗り越えて、実力と精神力を磨いてきた期待の選手です。
2.厳しい日本女子プロゴルフ界の規定
ゴルフファンの方なら、プロテストやQTについてよくご存知かと思いますが、複雑なシステムでよく分からないという人もいるでしょう。
プロテストとは、日本女子ゴルフ協会(LPGA)の正式な会員にたるためのテストになります。プロテストにも、第1次予選、第2次予選、最終プロテストを通過しなければなりません。
第1次予選は、ある程度の実力があれば、誰でも受験できます。ところが第2次、第3次と進むにつれ、ハードルはかなり高くなっていきます。
そして、プロとしてツアーに出場するためには、QT(クォリファイングトーナメント)において、翌年のシード権(ツアー出場権)を獲得しなければ、ツアーに出場することはできません。
これまでは、プロテストに合格していない、アマチュア選手でもQTを受験することは可能でした。
ところが、2019年度から規定が変更になり、QTを受験することができるのは、プロテスト合格選手のみに変更されました。プロテストに合格していない選手にとっては、危機的な状況かもしれません。
女子のQTはファースト、セカンド、サード、ファイナルが54ホール、ファイナルは72ホールで競われます。各日の上位選手が、次のステージに進むことができる。云わば勝ち抜き戦です。勝ち抜いた選手は、翌年に単年登録選手として、限られた試合数に出場することが可能。ファイナルで35位以内に入れば、ほぼすべてQTの試合に出場することができます。
《ファーストQT》
・原則として、QT開催年度の4月1日時点で18歳以上の女子
《セカンドQT》
・ファーストQT進出選手
・LPGAの正会員(プロテスト合格者)
・TP単年登録選手
《サードQT》
・セカンドQT通過選手
・第43週に開催されるLPGAツアー終了時点で、賞金ランキング70位以内の選手
・ステップアップツアーで優勝した選手
・ステップアップツアー賞金ランキング6位~10位の選手
・上記以外でLPGAが承認した選手
《ファイナルQT》
・サードQT通過選手
・第46週に開催されるLPGAツアー終了時点で賞金ランキング56位~60位以内の選手
・LPGAシード権獲得選手で、翌年のシード権を獲得できなかった選手
・ステップアップツアー賞金ランキング2位~5位以内の選手
・上記以外でLPGAが承認した選手
プロテストとQTの通過。かなりの実力とメンタルの強さがなければ、到底無理だと思います。
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は、
「魅力あるツアーへの活性化」
を目的として、翌年度のLPGAツアーおよびLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権を獲得するQTを実施しています。
その上、プロテストとQTの受験資格が、18歳から17歳に引き下げられ、受験する選手が多くなります。高校を卒業予定の選手が、受験できるようになります。受験者が増えることで、さらに熾烈な争いになることが予想され、ますます狭き門となります。
脇元華さんも昨年、プロテストに合格しておいてよかったとほっとしているのではないでしょうか。
3.脇元華が2位 LPGA新人戦加賀電子カップ
2018年のプロテストに合格した脇元華さん。毎年12月に開催される、LPGAが主催し、加賀電子株式会社が特別協賛する女子ゴルフトーナメントの新人戦に出場しました。
プロゴルファーになるためには、幾つもの登竜門があります。新人戦加賀電子カップは、トッププレーヤーになるための登竜門でもあります。
2018年の本大会には、プロテストに合格した21名の選手が出場。一生に一度しか出場できない大会です。
初日は雨と寒さの影響で多くの選手がスコアを伸ばせない選手が多数いる中、脇元華さんは、2バーディー3ボギーの7位タイ。オーバーパーながら首位に2打差の位置につけました。でもファイナルQTのときから、ショットがブレてしまう心配もあり、内容には満足していない様子。本人は、疲れですかねとコメントしています。不安を抱えながら迎えた最終日、最終日7バーディー2ボギーの67で回り2位でフィニッシュ。
この大会で優勝したのは原英莉花さんです。脇元華さん、原英莉花さんに1打届きませんでしたが、最終18番パー4。残り111ヤードの第2打。あと1cm転がっていればイーグルというスーパーショットを魅せました。これが入っていれば、原英莉花さんとのプレーオフもあっただけに、
「入っちゃえばいいのにって感じでした」
と悔しそうに振り返ってコメントしました。
脇元華さん、一生に一度しか出場できない大会で、優勝争い、スーパーショットを魅せて2位という素晴らしい成績を残しました。
加賀電子カップは、一般のギャラリーが観戦できない無観客の試合です。ファンがいたら、きっと大歓声が沸き起こっていたことでしょう。優勝した原英莉花さんも美人ゴルファーです。美人ゴルファーの優勝争いを観てみたかったと思ったファンも多いと思います。
2018年は脇元華さんにとって飛躍の1年となりました。彼女自身も「人生が変わった1年」と口にしています。
「ゴルフがすごく好きなんです。お客さんが楽しんでもらえるようなプレースタイルを心がけるようになっていますし、今はまだまだ練習が必要な私ですが、楽しんでいる姿を見てもらいたいです」
いろいろな経験を積み、難関を突破してきた脇元華さんの実力は本物です。
4.脇元華 スイング
脇元華さんのスイングは、高身長を活かしたしなやかなスイングです。とても綺麗なスイングです。
ドライバーの平均飛距離は、245ヤード。
「あまりプレーの特徴がないんです。特別に飛ぶわけでもない。体格に恵まれている分、それをいかせるようなスイングをこれから作っていく予定です。飛距離も技術もまだまだ足りない」
と本人は言っています。
これから自分のプレースタイルを固めて、さらに技術を磨き、次の目標へと進んでいきます。
今年の年始には、ジャンボ尾崎さんの練習場を訪れ指導を受けました。新人戦で優勝した原英莉花さんはジャンボ軍団の1人です。
華さんが取り組んでいるのは、ヘッドスピードを上げること。
「いま私のヘッドスピードは43m/sくらいなんですけど、安定して45m/sを出すことが目標です。インパクトで右腰が早く目標方向に回ってしまって球が押せていないのも直したいですね」
華さんが、この日、ジャンボ尾崎さん考案の練習器具を使用して練習しました。シャフトの先に平たいパターグリップを取り付けたものや透明なプラスチック板を十字に合わせたものなど、どれも独創的なデザイン、個性的な形のものばかり。
ジャンボ尾崎さんの長男、智春さんによると、
「先端が重いものを速く振る、わざと空気抵抗を受けながら振るなど、どの練習器具もより遠くへ飛ばすためにジャンボさんが考えたものです。貼ってあるカラフルなビニールテープは機能な意味があるというより、ジャンボさんのアートですね」
トレーニングにも励み、体力もつけています。華さんのインスタグラムの中に、トレーニングに励んでいるのに楽しそうな動画を見つけました。
とてもキツそうですが、楽しそう。華さんは、こうしてトレーニングも楽しんでいます。
5.美人ゴルファー脇元華 まとめ
脇元華さんは、ステップアップツアーに出場し始めた頃に、大きく変わった生活リズムに身体が合わず、体重が3~4kgも落ちたことがありました。ラウンド中に食事を摂らなかったのだそう。コンディションまで落ちてしまいました。現在は、こまめに食べてコンディションを整えています。
昨年のニトリレディスでは、父親の変わりに妹の桜さんがキャディーを務めました。桜さんもQTのファーストステージを突破して、プロを目指しています。片山晋吾さんのバッグを担いだりしているそうです。2016年には、華さんも片山晋吾さんのバックを担いだことがあります。父親が片山晋吾さんと仲良しなのだそう。片山晋吾さんから、指導を受けたことあります。プロになるために、恵まれた環境があったのですね。
プロになった脇元華さんを追って、プロを目指す脇元桜さん。美人姉妹ゴルファー誕生となる日が楽しみです。姉妹で優勝争いも魅せてほしいです。姉妹は喧嘩をした日もありましたが、現在はとても仲良しなのだそうです。脇元一家はとても素敵な家族だなと感じました。
脇元華さんは、不運だったこともありますが、数々の登竜門を通過してここまできました。
「悔しい思いをした分、結果を残したい」
プロのトーナメントに出場するためには、厳しい予選会を突破する必要があります。華さんは、2018年プロテストに合格して、QTでも23位という素晴らしい結果を残し、2019年シーズンデビューします。本当の実力がなければ、この舞台に立つことはできません。
彼女は何よりゴルフを楽しんでいるように見えますよ。モデル系美人ゴルファー脇元華さんは、いつも笑顔を忘れません。
彼女が目標とする選手は、笠りつ子さん、木戸愛さん、松森彩夏さんです。
脇元華さんは、絶対に諦めないという強い精神力の持ち主です。その名のとおり、これから華やかな成績を残して、LPGAに華を添えてほしいですね。
2019年は、モデル系美人ゴルファー脇元華さんに注目です。
ルーキー選手たちの希望に満ちた、素敵な笑顔を見て、自分も頑張ろうと元気をもらった方もいるのではないでしょうか。
LPGAの規定は、より一層厳しくなりましたが、皆さんの活躍を楽しみしています。
6.脇元華 プロフィール
脇元華(Hana Wakioto)
生年月日 1997年10月4日(21歳)
身長 174cm
体重 66kg
血液型 AB型
出身地 宮崎県小林市
出身校 宮崎日本大学高等学校(宮崎県)
得意クラブ パター
趣味 映画鑑賞、カラオケ
好きな色 白、黒
特技 側転
所属 UMKテレビ宮崎
7.脇元華 主な成績
2018年
LPGA新人戦 加賀電子カップ 2位
2018年(ステップアップツアー)
京都レディースオープン 5位タイ
日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント 2位
山陽新聞レディースカップ 5位タイ
2015年(アマチュア時代)
九州ジュニアゴルフ選手権 4位
2014年(アマチュア時代)
西日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手権 18位タイ
2013年(アマチュア時代)
チャレンジゴルフ 10位
エリエールレディスアマチュアゴルフ選手権九州大会 優勝
九州中学校ゴルフ選手権春季大会 2位
UMKジュニアゴルフ選手権 3位
九州高等学校ゴルフ選手権新人戦 7位タイ