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ゴルフ場で同組になった、素敵な紳士ゴルファーのお話

こんにちは 最近 鉄道大好きな子供とDVDを見ているせいか、電車に乗ると車両の形式をめざとくチェックしてしまう鉄オタ・兼、主婦ゴルファーのRIHOです。
多くの路線で233系ばかりが採用されている現状をちょっと憂う日々です。

GWに風邪をひいて楽しみにしていたラウンドを痛恨のキャンセル orz…という不運も重なり、先日のラウンドがなんと約半年ぶり…。
それで思い出したのですが、今回は産後にラウンド復帰した時に経験した初対面の方々との組み合わせの話。

ゴルフのブランクや、子供を実家に預けて行く都合上、近場のゴルフ場を旦那さんと2人でハーフラウンドのみで予約。
近場のためプレーフィーがちょっと高めの設定だったこともあり、ツーサム保証を付けずに組み合わせOKにしたら、案の定、初対面の方々との組み合わせになってしまったのです。もちろんそんな展開もうっすら予想はしていたのですが、同じカートに未知のゴルファーのキャディーバックが乗っているのに気付いた時は緊張が走ったのでした。

ヤバい。。どうしよう。。組み合わせだ。。と私がうろたえていると、呑気な旦那さんは「クラブセッティングを見てどんな人か想像してみよう」とか言い出すのでクラブでプロファイリング。

・・・ふむ。

一人の方はだいぶ年季の入ったマッスルバック、(以前に紹介させていただいた父のクラブと似ている)
と言うことは60歳前後の方かな。

もう一方はツアーステージのViQ。すこし前のモデルのようなのでこの方も結構年配かもしれない。
ってことで・・・。

・最新のクラブ漁りとかしないで使い慣れたクラブを長年使っている。
・ウッドはアイアンよりやや新し目だがアスリート系ではない。
・バックの素材は皮っぽい質感だったり、派手な色味が入っていない。
・最近 孫が生まれた。
・バラエティーが多めの民法より落ち着いたNHKを好む。
・サッカー中継の松木さんの解説がちょっとひっかかる。
・犬より猫が好き。
※4つめ以降は妄想です。

と、
私のプロファイロングから導き出されたのは、マイペースでゴルフを楽しんでおられる穏やかで落ち着いた年配の方々ではないかと思うのだが、どうかねワトソン君。
などと妄想にふけっていると、やや前方にそれらしき二人が。
お二方とも帽子を取ってご丁寧に挨拶をして下さいました。なんだか、とても感じの良い方で、すこし会話をすると、想像通りの穏やかそうな方々でホッ・・。
久しぶりのラウンドのため同伴者の方々に迷惑をかえてしまうかも…と、一抹の不安を抱いていたのですが一安心したのでした。

さてラウンドが始まってみると、この同伴者のお二人(この方達同士も初対面とのこと。)の熟練度合いを肌で感じました。
ティーショットは私たち同様に多少暴れてフェアウェイにいないことも多々ありましたが、グリーンで再会してみると結局パーであがっていたり。。

アプローチの精度がめちゃくちゃ高い!
リカバリーショットが凄い!
パターがめちゃお上手!

印象的だったのは、一人の方がバンカーからのアプローチで一発で出なくて元の位置に戻ってしまって。(私だったら「あー!!」とかガッカリして、同じミスを繰り返してしまいそうなシュチュエーション。)顔色ひとつ変えずに打ち直して次は見事にピンそば10cm。。

そもそもの経験値がぜんぜん違うのでしょうが、この落ち着きっぷり、無欲っぷりがスコアに好結果をもたらすのだなぁと、つくづく感じたラウンドでした。パー5で無理して2オンとか狙ってOBを連発する旦那を見てそれを強く確信しました。

同伴者

そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ、ハーフラウンド終了。
9番ホールのグリーン上で、「ありがとうございました。私たちハーフで終わりなんです。」
と言ったところ、お二人はハーフで終わってしまうのかと驚かれていましたが、「子供に授乳しに帰らないとならないのです。」
と伝えると、さらにびっくり!「そうなんですね〜!」とほほえましい笑みを浮かべてくださいました。

クラブハウスにカートが着き、降りて帰り支度をしていると、同伴の方が「今日はありがとうございました。」と帽子を取って深々と挨拶してくださいました。

なんて気持ちが良いのでしょうか!
お二人とも本当に「紳士」という言葉がふさわしい、とても良い方たちでした。
私たち夫婦もとても清々しい気持ちになったのでした。

紳士淑女のスポーツと言われるゴルフ。それを地で行くような、今回ご一緒したお二方の様なプレーヤーに自分もなりたいな。と思った1日だったのでした。

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