なぜスコアが出ない!?そんな時の『煩悩さん攻略』のススメ。
みなさんは年末ジャンボ宝くじ買いましたか?うちは親が10億円ゲットしたら半分くれると言っているので、5億円で何をするか考えまくっている他力本願ママゴルファーRIHOです。
ついに2015年も終わりますね!
大晦日といえば「除夜の鐘」ですが、人間の煩悩(ぼんのう)の数が108個なので、その数だけ鐘を鳴らすなんて言われております。
ゴルフでもスコアが108だったとき、「今日は煩悩の塊だ!除夜の鐘だ!」なんて言いませんか?・・・え?108も叩かないって?失礼いたしました。(笑)
と、言うことで今回は、初心者、上級者に限らずゴルファーなら誰しもが存在を意識する『煩悩さん』についてのお話。
唐突に『煩悩さん』と擬人化した体裁で書き出してしまいましたが、ようは自分上手くなったんじゃない?的な過剰な「自信」だったり、すこし調子が良かったりすると出てくる過剰な「欲望」の総称みたいなものと捉えていただければ幸いです。
具体例としては、「残りをボギーペースで乗り切れれば100切れるんじゃね?」とか「今日の調子ならここから2オンいけるんじゃね?」「池あるけどピンデットで狙えるんじゃね?」など。
そんな心の声が聞こえてしまうと、それまでのペースは乱れ数ホールで奈落の底に突き落とされてしまいます。
煩悩さんは私たちのラウンド中にしばしば現れ、心を乱し、信じられないミスを誘発するのです。
『煩悩さん』は、こんな時にやってくる!
先日、とあるプロゴルファーのアドバイスをテレビで見て臨んだラウンドで、インパクトで力を入れすぎないスイングが開眼!前半はベストスコアに近いペースでスコアが推移し、調子に乗り始めたころ煩悩さんはやってきました。
「このペースなら、もしかして80台いけるんじゃね?」
次のホール、2打目があごの少し高めのガードバンカーに入ってしまいました。その瞬間「しまった!ここでダボ以上は叩けないぞ!」とスコア計算が始まったのです。緊張で心臓はバクバク。冷静になれていれば、一回後ろに出すという選択や、目の前のボールに集中して、しっかり打つことができたのですが、煩悩さんがやってくると、たちまち冷静ではいられなくなります。目の前の球をバンカーから出すことに集中することよりも
「80台が出せないかもしれない。やばい。やばい。」
という思考を抱えたままショットをするので、もちろん出ません。そこからさらに焦ってしまい、出ない・・・。その後やっと、後ろに出すという判断をして、そのホール結局+6。次のホールは、「80台が消えた。それより90台もあやうい。」という、さらなる焦りから、ティーショットを谷底に入れる始末。
結果2ホールで+11叩いてしまいました。煩悩さんに見事にやられてしまった例です。
今より熱心に取り組んでいたであろうゴルフを始めた頃も、100切り目前で煩悩さんに屈して、何度痛い目にあったことか。。概ね同じパターンな気がします。
スコアが出るのはこんな時。
先日、クラブも半年握っていない、どうやって打つか忘れているんじゃないか?という不安を抱えて行った半年ぶりのラウンドで、1番ホールからパー発進。
「いや、絶対おかしい。次のホールは大叩きするハズ。私はそういう奴なんだ。」
と、良いスコアが出る度に考えていたら、あら不思議。上がってみたら90台。思い返してみると、そのラウンドはトラブルの時も、無理な攻めをせずに「フェアウェイに出すだけ。」のような冷静な判断ができたり、「飛ばしたい」という欲もないため、スイングは良い感じで力が抜けていました。
大事なのは謙虚な気持ちと平常心
プロの試合を見ていても選手が優勝を意識した途端に崩れていったりする光景を目にしますが、賞金や生活がかかっている訳でもない月一ゴルファーにも『煩悩さん』はやってきます。
良いスコアが出る時は、くせ球に悩まされている時や、コンペの幹事などで運営のほうに気を取られていたり、接待ゴルフなどでスコアは二の次の時とか、謙虚な気持ちを持続できる要因がある時な気がします。
「よっしゃ!今日は行けるぞー!」という時ほど、バランスが崩れていってしまうものなんですよね。
もう少し上級者になると「とことん煩悩に向き合い、己に勝つ」というような違った景色が見えるのかもしれませんが、私の場合、謙虚な気持ちを持続できるような要因とうまくバランスをとっていくのが良さそうです。
練習場でのショットは完璧!レッスンでコーチに「もっとスコアが出るハズ」と言われているのに、なぜかスコアが出ない。そんな方はもしかしたら、コース上での「煩悩さん攻略」で道が開けるかもしれませんよ。