ゴルフ用語「アンジュレーション」の意味について解説!
- 2018.03.24
- 知識向上
ゴルフには専門用語がいくつも存在します。
ゴルフ初心者にはわかりづらいカタカナ言葉が多く、楽しくラウンドするためには覚えておく必要があります。
ここでは、その一つであるアンジュレーションについて解説します。
アンジュレーションとは
「アンジュレーション」とは、コースの中にある起伏のことを指しています。用語が使われる場所に制限はなく、フェアウェイ・グリーンなどにある起伏全体に使用される言葉です。
通常、ミドルホール以上の距離の場合、1打目はフェアウェイを狙ってショットをしたほうがよいとされています。
なぜなら、一般的にはフェアウェイのアンジュレーションはラフよりもきつくないため、2打目以降のプレーを順調に進めることができる場合が多いからです。
もちろんフェアウェイのアンジュレーションがきついホールもありますが、それでもフェアウェイを外れた場所からのショットより難易度が低いのが一般的です。
それほど傾斜のある場所からのショットは難しく、平坦な場所では使用しないテクニックが必要になります。
全体のアンジュレーションがきついホールほど攻略が難しいので、ラウンドの前に把握しておいたほうがいいポイントでもあります。
用語の使用例
フェアウェイが普通のコースに比べて起伏が激しい場合
「フェアウェイのアンジュレーションがきつい(大きい)場合、1打目をどこに落とすかがポイントです。」
グリーン上の起伏が目立つ場合
「アンジュレーションが大きいので、芝目や転がりが読みにくいです。グリーン付近についたら、アプローチショットを打つ前に見ておきましょう。」
アンジュレーションのきついホールを攻略するコツ
アンジュレーションのきついホールを少ない打数で回ることは、上級者でも難しいものです。
ここでは、いかにして打数を減らすかについてまとめました。
事前にコースの地形状態を確認しておく
有名なゴルフコース設計者ほど、アンジュレーションを巧みに駆使するとされています。
コース攻略について書かれたマップなどを参考にして、アンジュレーションの状態を確認し、自分の持つ飛距離に見合ったショット計画を立てましょう。
傾斜地形でのショットを練習しておく
アンジュレーションのきつい場所に球が止まった場合を、「ライが悪い」と表現する人もいます。
ライ(ボール周辺の芝や砂の状況)が悪い場所からのショットは、足の位置や身体の使い方が平坦な場所と違います。
また、ひと口に傾斜地形からのショットといっても、下り坂や上り坂、坂から垂直方向に打ち込む場合などさまざまなケースが考えられます。
しかし、打ちっぱなしなどの練習場では傾斜面でのショットの経験が積めないので、実際にラウンドをしたときに壁にぶち当たってしまうことも少なくありません。
アンジュレーションのきついホールがあることが事前にわかっている場合は、可能であれば傾斜面でのボールの打ち方を練習しておきましょう。
練習場に斜面マットが置いてありこともありますし、自宅で練習するのであれば、スロープスポンジを使用してもよいかと思います。
まとめ
アンジュレーションという言葉は、実際にゴルフ場でのプレーを経験しないと理解できないことです。
傾斜面からのショットを苦手としている人も多いですが、それを攻略することは競技の楽しみのひとつでもあります。
ぜひご自分のやり方でさまざまなコースの攻略計画を立ててみてください。