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飛距離の壁をブチ破れ!『ブリヂストン JGR ドライバー』試打レポート

今まではセミアスリート向けの印象が強いイメージのGRシリーズでしたが、今回はアベレージゴルファーからシニアゴルファーまで使えるようなスペックも販売。幅広いターゲットに対応できるようになっています。

すっかり黄色がシリーズカラーとして定着しつつありますが、今回も黄色いシャフトに黄色のグリップと派手目なデザインとなっています。

もちろんデザインだけではなく、クラブ自体の構造にも様々なこだわりが見られます。ヘッド内部のバック側(後方)に硬いリブを入れてフェース側のクラウンがたわむ構造にし、初速をアップさせ飛距離を最大限に追求しました。

また、フェイス部分にはJGR独自のパワーミーリング設計をほどこし、最適なスピン量を追求しています。

見た目

まずはソールデザインから…。

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前作の『ツアーステージ X-DRIVE GR』はソールがシルバー仕上げだったのに対して、今回はソールもブラックカラーを採用。より強靭なイメージに仕上がっています。ヘッド中央の『B』のロゴが目立ちます。

また、重量調整ねじがバックフェース後方とヒール側の2か所に配されており、それによって、重心深度や重心角、クラブ重量の調整も可能になっています。

構えてみるとこんな感じ。

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アドレスしてみると、フェイス側の黄色いラインが目に入ります。ターゲットに対してよりまっすぐに構えられるイメージが湧いてきます。

そして、トゥ側とヒール側に施されたクラウンのカーブに沿った黄色の曲線で、より投影面積(ヘッドをクラウンから見た大きさ)がより大きく感じられます。これで見た目もやさしそうなイメージです。

フェイス面はこんな感じ。

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ミーリング加工がはっきりわかると思います。

ちょっぴりディープに感じられ、フェイスだけ見るとちょっと難しそう!?なイメージでしょうか。

試打レポート

ということで、打ってみました!

今回試打したスペックは、ロフト10.5度「Tour AD J16-11W」ノーマルシャフトのRフレックスです。クラブ総重量286g。やや軽めのスペックです。前述通り、構えた時の安心感がかなりありますので思い切って振っていけました。

<1発目>
合わせにいったのでまっすぐ飛びましたが飛距離はそこそこ…シャフトは全くクセがない感じですが、インパクト時のしなり戻りが早い感じでものすごくヘッドが走った感じがします。

<2発目>
シャフトの感じが分かったのでちょっと振ってみました。飛びます!!今までに体感したことのないくらいの飛距離が出ている感じです。ヘッドは“弾き感”が感じられ、初速が早いようです。球に力強さを感じます。弾道はやや高めに出ましたが、そこはウエイト調整で何とでもなる範囲です。とにかく飛びます!!

<3発目>
球は左に…。振りにいくと捕まり過ぎてしまうようです。捕まりが良いという評判のクラブですが、その後数球打つものの、打っても打っても球は左へ…。

叩きにいくよりも、ゆっくりゆったりスイングでもかなり飛ぶ感じです。むしろ、飛ばしたいならそうしたほうが…という印象です。

今回試打したノーマルシャフト(Rフレックス)はヘッドスピード35~38m/s位までの方におススメかな?と思います。

このドライバーはもっと軽い「Air Speeder「J」 J16-12W」のシャフトが入ったものもラインナップされていますが、私の印象だと体力に自信がないシニアゴルファーやレディスゴルファー向けかなと思います。一般アベレージゴルファーでも、40~50歳代の方ならSフレックスのほうがいいでしょう。

メーカーさんの売り文句『飛距離の壁をブチ破れ!』は、嘘ではありませんでした!私が生涯打ったドライバーの中では1、2を争う飛距離が出ていました。

ただ、ちょっと捕まり過ぎるのが難点かと。普段スライス系のボールが出やすい方や、捕まえていきたいという方には超おススメのドライバーです。

スペック

『ブリヂストンゴルフ JGR DRIVER』

●ロフト角:9.5度・10.5度・12度

●シャフト及び価格
Tour-AD J16-11w:¥58,000(税抜)
Air Speeder「J」J16-12W:¥61,000(税抜)
KURO KAGE XM60:¥75,000(税抜)
Tour-AD GP-6:¥75,000(税抜)

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