国内シェアNO.1!不動の位置は譲れない『ダンロップ XXIO 9 ドライバー』試打レポート
早速、試打した感想をお伝えしたいところですが、まずは前作の「XXIO 8」と変わった点はどんなところなのか?クラブの構造の部分をお伝えしていきましょう。
一番の違いはヘッドバランス。前作に比べ、どのスペックも+1ポイントほどヘッドを重くしてあります。今回も前作同様、ヘッドの重みを利用してヘッドスピードを上げていくというコンセプトは変わりませんが、さらにその数値が大きくなりました。
そして、シャフトが2種類になった点。以前のMPシリーズのシャフトに加え、今回はダンロップオリジナルの『Miyazaki』シャフト装着モデルも発売されている点です。
実はXXIOシリーズは5代目と6代目にも通常のMPシャフトに加え、重量タイプのシャフトが装着されているモデルも発売されていたのですが、知る人ぞ知るという感じであまり市場に出回らなかった経緯があります。
今回はシャフトが2種類あることを全面的にアピールし、シニア層だけでなく30~40代の若いゴルファーにもターゲットを拡大して幅広い層のゴルファーに支持されるようになっています。
ではいよいよ試打レポートです。今回試打したのは、ロフト10.5度の標準シャフト(MP900)の「Rフレックス」です。
※編集部追記
XXIOは、後継XXIO Xも2017年12月に発売されています!
見た目
まずはソールデザインから。
ソールはこんな感じです。
なんとなく7代目に似てる感じがしますが…。大きなウエイトが特徴といったところでしょうか。
構えてみるとこんな感じ。
ストレートフェイスが好きな私は、ややフックフェース気味なのが気になりますが…。フックフェイスはXXIOの特徴でもありますから目をつぶりましょう。
前作よりもやや投影面積が大きく感じられ、安心感があります。
前作同様、クラウン部分の塗装を数ミリずらしてあるのでロフトがあるように感じられ、球が上がりやすいイメージが出ます。
おわかりいただけますでしょうか?これはいい感じです。
試打レポート
早速打ってみました。
インパクト時の音は、やはりXXIOならではの高い音。かといって気になるような音ではなく、飛んでるなぁ…と感じさせる音です。
実はXXIOはこの音にこだわって、どうすれば飛んでいるような音が出せるのかを音響効果の整った部屋で試打をすることで、最高の音を演出しているそうです。これって大切ですよね。
打感はやや軟らかく感じましたが決して球離れが悪いというわけではなく、むしろ弾く感じがします。
スピン量はやや多め。シャフトは手元のほうがやや柔らかめに感じました。
私は意外とコックをリリースするタイミングが遅い方なので、若干弾道は低めに出ていましたが、自分のドライバーより弾道は高かったです。どちらかというと、純正シャフトはコックリリースが早めの方向きかな?という印象です。
全体的にはXXIO8よりも捕まる感じがしましたが、飛距離は変わらないかなというのが正直な印象です。ただ、安定性はXXIO8に比べ高くなっているので、さらにミスヒットに強くなっているイメージがありました。
とにかくオートマチックに振っていきたい方には、これ以上のドライバーはないのでは?というくらい完璧な仕上がりだと思います。
前述のとおり、今回は『Miyazaki』シャフト装着モデルがありますので、今までXXIOを敬遠してきた若いゴルファーにも是非打ってみて欲しいドライバーです。いままでXXIOというクラブに持っていたイメージが変わると思います。
スペック及び価格
『XXIO 9(ゼクシオ ナイン ドライバー)』
●ロフト
9.5度・10.5度・11.5度
●シャフト
MP900:¥88,000(税抜)
Miyazaki Melas:¥88,000(税抜)