見つかる、楽しむ、あなたのゴルフライフ。

『XXIO SUPER SOFT X』をつぶして、飛ばして、楽しんで!

  • 2017.02.26

“XXIO SUPER SOFT X”は、2017年3月10日にダンロップスポーツから発売されます。

“XXIO”のボールは、現在“XXIO UX-AERO”と“XXIO PREMIUM”の2種類が販売されていますので、“XXIO SUPER SOFT X”は3種類目の“XXIO”になり、その中でもフラッグシップモデルとして流通するボールになります。

ボールの名称に『X』がつくと、それだけで気持ちが高まるというゴルファーは少なからず存在します。“XXIO”のイメージは高級感や、誰でも使える万能ボールだったりしますが、新しいボールはどんな進化をしているのでしょうか?

先入観を全て排除して、新しいボールとしてテストをしました。

新しいXXIOは、新たな伝統を作るのか?

dxx002

“XXIO SUPER SOFT X”は、「つぶして、飛ばす、快感。」というコピーのボールです。“XXIO”というロゴは大きくて、定番中の定番という感じです。

ボールそのものは、触った感じや、ボール同士をぶつけても、特別に変わった感じはしません。ロゴやボールだけを見ても、前のバージョンなのかは区別がつきません。

dxx003

“XXIO SUPER SOFT X”のポールサインは、濃淡があって、ちょっと面白いです。この辺りは最先端の雰囲気を感じさせます。

試打したときにのコンディションは、気温は2度で、ゴルフコースは乾燥してやや固め、ピンフラッグがはためくほどの強風が吹いていました。真冬の防寒着のために僕のヘッドスピードは40m/秒ぐらいになっていたと思います。

ドライバーで打ってみました。打音は高音でしっかり目のボリュームです。つぶれる感触というより、重い感触というのが第一印象でした。

ドローを打とうとしましたが、ほとんど真っ直ぐに飛びました。弾道はやや低めですが、高弾道に分類されます。飛距離は普通で、通常使用しているボールより飛ばない感じがしました。

『あれ?』と思いました。ボールが上がっていく途中で失速するように見えたからです。ドロップしているように見えたのに、ボールはあまり転がりませんでした。そういうことを含めて、あれ?だったわけです。

次のホールでは、思い切ってフェードを打ってみました。重い手応えを残して、高弾道で強いボールが出ました。普段より10ヤード先に着弾して、転がっていきました。トータルで20ヤードほど普段より飛びました。ややアゲインストだったのですが、全く風に負けることはありませんでした。

次のホールでは高い球を狙って打ちました。フォローの風でボールに浮力が出ずに、ドロップ気味に失速しましたが、トータルの飛距離は通常より10ヤード飛びました。

フェアウェイウッドやハイブリッド、ロングアイアンでは、ボールは強く直進する弾道になります。普通の多層リゾットボールと感覚としては同じです。重い打感としっかりとした打音がするので、飛んでいる感じがしますが、特筆するほどではありません。やや打ち出しが低いのは、ボールがつぶれているからだと思われます。

ミドルアイアン、ショートアイアンでも、ボールの低さはちょっと気になります。勢いはあるのですけど、キャリーで平均2ヤードぐらい普段より飛ばないようです。その分、転がりがあるのでトータルは飛ぶのかもしれませんが、個人的には微妙だな、と思いました。

アプローチでは、ウレタンカバーのボールほどではないですが、スピンはほどほどにかかります。パットではしっかりと弾き、転がりの良いボールが打てます。この感覚は好き嫌いがあると思いますが、僕は好きです。

全体として、つぶれるというよりフェースに重く乗るような打感と低めの打ち出し角で飛び出るボールは、ナイスショットの快感に結びつきます。“XXIO SUPER SOFT X”は、「つぶして、飛ばす、快感。」という宣伝通りの味付けだと感心しました。『X』という名称は、本格的な打ち応えの証だったのです。

地面から打つショットの場合は、ボールが上がりやすいクラブを使っているゴルファーを対象にして開発したように感じました。マッスルバックのアイアンでボールをコントロールしたいというゴルファーには向きません。

とはいえ、現在の市場で流通しているクラブの大半はボールを上げやすいものになっているので、“XXIO SUPER SOFT X”を使って、ナイスショットの快感を味わえるゴルファーはたくさんいると思います。

飛距離性能

“XXIO SUPER SOFT X”は、ドライバーショットに関して、ちょっと面白い特徴を持っていると思いました。伝わる力によって、結果がけっこう変わるのです。

ヘッドスピードが速めのゴルファーであれば、関係ない可能性がありますが、僕ぐらいのヘッドスピードだと弾道を打ち分けるたびに飛距離が変わっていたように感じました。弾道によって、ドライバーの飛距離が変わってしまうのです。

フェードを打ったときの飛距離が伸びたのは、その弾道のスピン量がちょうどマッチしたのではないか、と考えました。通常のようにドローの弾道だとドロップ気味の弾道になったからです。スライサーが多いので、その為の調整というのは考えすぎかもしれませんが、結果として、そうだったら凄いなぁ、と思ってしまいました。

ハイドローを打とうとするとドロップ気味になってしまうのですけど、ランを含めると飛距離はちゃんとでます。飛距離性能はトップクラスです。アイアンについては、ボールが上がりやすいものを使用している人であれば、飛ぶクラスに入ります。また、ある程度のランを見込んでゴルフをするタイプのゴルファーであれば、飛ぶボールです。

コントロール性能

“XXIO SUPER SOFT X”は、長いクラブで打つほどスピンがかかりにくく、低スピン系の弾道になります。これはコントロールという分野でも有効に機能します。

ドライバーでも、フェアウェイウッドでも、曲げようとしても反応は鈍く、ほぼストレートに飛んでいきます。打ち出しでミスがなければ、左右の不安はないというのは尖った機能だと考えて良いと思います。

左右に曲がらない分、高いボールが打ちづらくなります。ヘッドスピードがあるパワーヒッターなら問題ないかもしれませんが、普通のゴルファーの場合には、マイナスと感じる人もいるかもしれません。

ショートゲームでは、つぶれる感触はほとんど感じなくなり、むしろ良く弾く感触となります。カバーは特別固いわけではありませんが、スピン性能はギリギリ合格ぐらいに考えたほうが良いと思います。それなりに止められるボールです。

パットは気持ち良くコツンという感じで弾きます。弾きすぎないしっかりした手応えもあります。パットはしやすいボールです。

“XXIO SUPER SOFT X”は高価格帯のボールです。2016年のゴルフボール市場では最も売れたボールだといわれている“XXIO”のフラッグシップモデルとして“XXIO SUPER SOFT X”は、高価であっても問題なく売れるのだと推測されています。最先端でありながら、多くの人にも使えるように調整されているボールだからです。

「つぶして、飛ばす、快感。」というコピーを体感してみてください。間違いなく、“XXIO SUPER SOFT X”を使えば、楽しいゴルフができます。

スペック

XXIO SUPER SOFT X

★発売日    2017年3月10日
★構造     高反発スーパーソフト3ピース
★カバー    高反発アイオノマー薄カバー
★ディンプル  高弾道338スピードディンプル
★価格     1ダース 8,400円+税

 

この記事を書いたライター

1965年生まれ。東京都文京区出身。板橋区在住。中1でコースデビュー。
競技ゴルフと恋愛に命をかけた青春を経て、ゴルフショップ、ゴルフ部コーチ、ジュニアゴルファー育成団体などで勤務しながらゴルフエッセイストになる。
ゴルフ小説、恋愛小説なども執筆している。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
ブログ更新中!:ゴルフ惑星

> このライターが書いた記事をもっと読む