待望のコースデビュー!初ラウンドのスケジュール 前編~プレー前まで~
暑さも和らぎ風爽やかにとおる秋、本格的なゴルフシーズン到来ですね!
ゴルファー予備軍も、ゴルフの知識が深まってきたら、自分もやってみようと興味が沸いてくるはずですよね!?
練習場にしばらく通って手応えを感じてきた頃、コースを回ってみたい欲求でウズウズしてくるのは時間の問題といえます。
プライベートで初めてコースを回るなら、同伴者は頼れる上に、気の置けない人が望ましいといえます。
初ラウンド次第で、その後のゴルフライフが決まってくることもありますから、ゴルフの達人ではなくても「マナーを守る気の合う人」と楽しく回りたいものですね。
初心者にオススメのコースや条件などは、別の記事で書きたいと思いますが…
最初のラウンドではどんなにたくさん打とうとも、すべてのゴルファーに対してプレーファーストは平等なので、ぜひキャディー付きでのプレーをオススメします。
プレーフィーが割高にはなりますが、キャディーさんは、そのコースを知り尽くしてスムースな進行を手助けしてくれますし、初めてのコースで全体の流れを把握しやすく、マナーやルールを知る上でもその価値はあるといえます。
今回は、ラウンドの1日がどのようなものかを、ラウンド未経験の初心者の皆様にお届けしたいと思います。
長い1日になりますので、前編、後編に分けてお話しますね!
ゴルフ場に予約を入れてから前日まで
ゴルフコースは、事前予約が必要になります。
同伴してくれる先輩ゴルファーと相談して、初心者向けのコースを選択しましょう。同伴者と日にちや時間帯を調整したら、できればラウンドに慣れている人にキャディー付きで予約をお願いして、スタート時間とコースを教えてもらいます。
初心者にとってコースデビューが決まったら、その日に向けてワクワクドキドキ、胸高鳴る毎日になりますね!
ちょっとした空き時間に、DVDやネットでプロのスイング動画を研究してみたり、電車を待つホームでスイング練習をしてみたり、さっさと仕事を切り上げて帰宅途中に練習場へ足繁く通う日も増えてしまうことでしょう。
前日の夜は、もしかすると興奮しすぎてなかなか寝付けないこともあるかもしれません。そんなときは今一度、プレー前、プレー中、トラブル時、グリーン上、その他全般に通じるマナーやエチケットをおさらいしておきましょう。
マナーやルールは、実際にその状態に置かれないと理解しにくいものなので、最初はあまり神経質になりすぎず、まずは同伴者と協力し合ってラウンドすることを心がけましょう。
ルールブックにひと通り目を通し、キャディーバッグのポケットに詰め込んでおきます。この辺で少し眠くなってくるかも…(笑)
ラウンドの朝は早いので、忘れ物がないように、前日の内に揃えるべき荷物の準備を整えておきます。もしもパッティング練習のためにパターやボールを出したなら、使い終わったらすぐキャディーバッグに戻しておくこと。キャディーバッグにネームタグをつけておくことも忘れずに!
ゴルフ場へ向けて出発
主な交通手段は、車でゴルフ場へ向かうことが多いと思いますが、朝の渋滞に巻き込まれると気持ちも焦るので、余裕を持って出かけるようにしたいものです。
スタート時間の1時間前までに到着するように、しっかりと予定を立てましょう。
車や運転免許を持っていない人は、車を運転して行く人に同乗させてもらう場合もありますね。
また、公共交通機関で最寄りの駅まで行き、そこから送迎バスでゴルフ場まで向かう手段が選べるゴルフ場もあるようです。施設によって、送迎の時間帯が決まっている場合もあれば、予約が必要な場合もあります。
送迎バスが配備されないゴルフ場では、最寄駅からそれぞれタクシーなどを利用してアクセスする必要があります。
電車や飛行機などで移動する場合、キャディーバッグやボストンバッグなど、たくさんの荷物を持ち歩くのはとても大変です。
たいていの宅配業者にゴルフ用の宅配サービスがあり、専用のカバーも用意されているので利用すると便利です。ゴルフ場へラウンド前日までに届くように手配しておきましょう。通常は、ラウンド2日前の発送締め切り時間までに手配すると前日に届くようですが、地域によって異なるので、確実な日程なども事前に調べておきましょう。
配送中に車の振動などで、特にアイアン同士がぶつかりあって傷ができてしまうこともあるようなので、緩衝材を巻いておくと安心ですね。
カーナビへセットするときや、予期せぬ事態でゴルフ場に連絡を入れる場合に備え、出かける前にゴルフ場の住所と電話番号は必ず控えるようにしましょう。
万が一遅れそうな場合は、ゴルフ場に連絡を入れ、スタート時間をずらせないか確認を取ります。
スタート時間1時間前までに、ゴルフ場へ到着
1.車寄せでキャディーバッグを降ろす
ゴルフ場に到着したら、クラブハウスの車寄せでキャディーバッグを降ろして、スタッフに渡します。同乗者がいる場合は、その場で着替えやシューズなどの手荷物を持って降り、フロントに向かいましょう。
運転者は駐車場へ車を停めに行きます。
2.フロントでチェックイン
受付の用紙に、住所、氏名、電話番号など、必要事項を記入します。受付が済むと、ロッカーキーを渡されます。
このキーに書かれた番号が、その日1日、ゴルフ場内での自分の番号になります。
ゴルフ場では、昼食や売店での買い物など、すべての支払いがこの番号と名前のサインだけで、最後の会計で精算することができます。
現金が必要になるのは、たいていコース内の自販機だけですから、小銭を少々用意して、お財布とその他貴重品は専用BOXに預けてしまうと安心です。
キャディーバッグを宅配便で発送した人は、この時に所在を確認しておきましょう。
3.ロッカールームで着替える
ロッカーキーの番号が、自分が使うロッカー番号になります。ここで着替えやゴルフシューズに履き替えて、貴重品以外の荷物はロッカーにしまい、カギをかけます。
ハーフが終わるまでここには立ち寄らないので、日焼け止め、帽子やサングラスなどもお忘れなく。
大勢の利用者が使用するので、共用の椅子や鏡の前などに、自分の荷物を広げたままにしないようにしましょう。
4.練習施設で、ショットやパッティングなどの練習
スタートまでに時間があれば、パッティング練習やショット練習をしておきましょう。
キャディーマスター室周辺に自分のキャディーバッグが届いているはずなので、練習したいクラブを持って練習場へ向かいます。
キャディーマスター室とは、円滑なラウンド進行のために根幹の役割を担う場所で、たいていクラブハウスからコースに向かう出口付近にあります。
ゴルフ場には、練習用パッティンググリーン、打ちっ放し練習場、アプローチ練習場、練習用バンカーなどの練習施設が併設されていますが、これらがすべてのゴルフ場にあるわけではありません。
ほとんどのゴルフ場には練習用パッティンググリーンがあり、コース内のグリーンと同じメンテナンスの芝生なので、転がり方のタッチをつかんでおきましょう。
ここでは自分のボールを使って練習することになるので、3個程持って行きます。
多くの人がパッティング練習をしているので、他の人のラインを邪魔しないこと、またアプローチ練習は禁止とする施設が多いので、心得ておきましょう。
アプローチ練習場が利用できる場合は、打ったボールが他の人に危険を与えない向きと場所を選んで、ロングアプローチは避けて練習します。ディボット跡は目土で埋めておきましょう。
練習用バンカーを利用した場合は、使い終わったらレーキ(バンカーを平らな状態に戻す、熊手のようなT字の道具)で平らにならしてから出るようにします。
打ちっ放し練習場では、練習用のボールを借りてショット練習をします。キャディーマスター室で、ボールと交換できるコインを買います。1コイン24球~30球というところが多いようです。
欲張ってたくさん打つよりも、時間があれば身体を温めるための調整程度に、クラブ3~4本を5~6球ずつくらいでならしておきましょう。
打ちっ放し練習場以外の施設は、プレーヤーであればたいてい無料で利用できますから、少なくともパター練習をしてからラウンドに臨みましょう。
5.クラブを戻して本数や持ち物をチェック
コースに出る前に、キャディーバッグに入っているクラブの本数を確認します。
ラウンドで使用できるクラブの本数は、14本までと決まっています。
14本以下であれば問題ありませんが、万が一、14本より多くキャディーバッグに入っていた場合は、マスター室で預かってもらうか、自分のロッカーへ置いてきましょう。練習器具が入っている場合も、スタート前に取り出しておきましょう。
ロッカーキーについたカードホルダーに、スコアカード(成績表)やペグシル(カードに挟める鉛筆)がセットされていることが多いようですが、なければキャディーマスター室でスコアカード・鉛筆・ボールマーカーなどをもらいます。
ハンドタオルや、ラウンド中に必要な小物などもチェックしましょう。
スタートしたら2時間は戻らないことを考慮して、コースに出る前にトイレは済ませておくのが賢明です。