知っておきたいルール!赤杭、黄杭の区別や救済の対処方法!
- 2018.01.27
- 知識向上
目次
ボールがウォーターハザードに入った場合、スコアはどうなる?
ボールがプレー中にウォーターハザードに入ってしまった場合は、1打罰を科しての扱いになります。
※ウォーターハザードとは、グリーンや、コース内にある池や川、湖や海などの水域のことです。
この場合は、黄杭や黄線で境界線が示されていることが多いですが、標示がない場合も、一時的なものではない、ふたのない排水路や溝などの水域(実際に水があるなしにはかかわらない)なども含まれています。
この場合の処置は、ボールが最後にウォーターハザードの境界を通過した地点とホールとを結んだ後方延長線上、もしくは、そのボールをプレーした前位置にドロップして打ち直しでプレーを続行します。
後方延長線上であれば、距離の制限はないので、後方延長線上の打ちやすい場所からのプレー続行をおすすめいたします。
ウォーターハザード(ラテラルウォーターハザード)の範囲は、規則として、境界線として杭と杭を結ぶラインで決められています。この杭のライン内に入っていると、ウォーターハザードにあるボールとなります。
ウォーターハザード内でもその場所からプレイOK!
ボールがウォーターハザード内に入った場合でも、OBエリアのようなプレー禁止区域ではないので、そのままプレーを続行することも可能です。
ただし、ウォーターハザード内のボールをプレーするときには、ストロークの前に手やクラブを水面につけてしまうと、バンカー同様2打罰が科せられるので要注意です。
また、池の中のボールを打つ場合、ボールの後ろに浮いている枯れ葉やゴミなどを取り除くと、2打罰が科せられてしまいます。
なお、スタンスを取る場合に、スタンスで枯れ葉を踏んでもペナルティーの対象とはならないので安心してください。
ボールを探すためにクラブを水中に入れるのは大丈夫?
ボールを探す目的であれば、クラブを水中に入れても問題ありません。
また、打とうとしたときにボールが動いてしまった場合は、そのまま打っても大丈夫です。
ただし、ボールが打ちやすい場所まで転がってくるタイミングをみてショットをすると2打罰が科せられるので要注意です。
なお、ボールを確認する目的ではなく、クラブを水中に入れてボールのライや水深を確認して、そのまま打とうする意思があった場合は、ハザードの確認とみなされて2打罰が科せられます。
ウォーターハザードの表示杭は抜いても大丈夫?
ウォーターハザードやラテラルハザードを表示する杭は、規則で障害物となるため、杭を抜いて打っても大丈夫です。
ショットをする場合の妨げになるときは、杭を抜くことは許可されています。万が一、杭が抜けない場合は、カート道路などと同様に動かせない障害物として救済を受けることができます。
こちらの救済を受ける場合は、罰なしで、ニアレストポイントにティーなどで印をし、ホールに近づかずにその障害を避けられる1クラブレングス以内の地点にボールをドロップして、プレーを続行できます。
水が入っていないウォーターハザード地区ではソールをしても大丈夫?
ウォーターハザード地区ではソールは禁止されていますので、黄杭で示されている範囲では、クラブが地面に触れると2打罰となってしまいます。
バンカー同様、クラブヘッドは浮かせて構えるのが原則となります。テークバックでクラブヘッドがルースインペディメントに触れても同様の罰となるので、注意が必要となります。
ボールがラテラルウォーターハザードに入ってしまった場合、スコアはどうなる?
ボールがプレー中にラテラルウォーターハザードに入ってしまった場合は、1打罰を科しての扱いになります。
ラテラルとは「側面」の意味で、ラテラルウォーターハザードとは、ホールの横をホールに沿って配置されたウォーターハザードを指します。
赤杭や赤線で境界線が示されていることが多いですが、こちらにボールが入った場合は、ウォーターハザードの処置とは違います。
この場合は、ボールが最後にラテラルウォーターハザードの境界を横切った地点か、対面する岸で、ホールから同じ距離の地点から、ホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップしてプレーを続行できます。
ハザードのまとめとして
黄色杭(ウォーターハザード)→1打罰→1クラブレングスorボールが入ったホールの後方延長線上
赤色杭→(ラテラルウォーターハザード)1打罰→2クラブレングスorボールが境界を横切った地点
黄色杭と赤色杭の対処方法は違うということを覚えておくと便利です。
間違うとスコアにも響いてきますし、救済方法も変わってきてしまいます。ルールを覚えて、気持ちよくプレーを楽しみましょう!
※この記事の内容は、2019年1月1日のルール改定以前に適用されるものです。