ヨーロピアン・ツアーの上品な遊び心に触れる~⑩マネキン・チャレンジ?!~
- 2016.12.26
- おもしろ
2016年10月12日。アメリカはフロリダ州、ジャクソンビルの学生達が起こしたと言われているムーブメントが世界を席巻し始めている。
“マネキン・チャレンジ”
レイ・シュリマーのブラック・ビートルズという曲をバック・ミュージックにして、人々がマネキンに扮して微動だにしない風景を、カメラだけが動いて撮影してゆくというシンプルなチャレンジ。しかし、撮影の途中で誰かが笑ったり、動いてしまったら最初から録りなおしとなる過酷なチャレンジでもあるのです。
そして動画が長くなれば長くなるほど、出演する人の数が多くなればなるほど、さらに撮影現場が広くなればなるほど成功させるが難しくなります。
このムーブメントがどれほど大きな波を起こしているかというと、レイ・シュリマーの“ブラック・ビートルfeat.グッチ・メイン”という曲は、このマネキン・チャレンジのブームに大きく後押しされて、なんとビルボード・ソング・チャートで1位を獲得するまでになってしまったのです。
そのブームは一般人だけの流行に留まらず、人気テレビ番組やプロ・スポーツチーム、さらにはアメリカのホワイト・ハウスにまで飛び火をしているのです!すでに、日本にも上陸しているこのパフォーマンス!
まずは“マネキン・チャレンジ”がいったいどんなモノなのか?じっくりご覧下さい。
また、コンサート会場でも会場のお客さんを巻き込んでの“マネキン・チャレンジ”です。いったい、何人が参加しているのでしょうか?!
最後の“動いていいよ!”の後の盛り上がりに注目です。
さらにヨーロッパのサッカーの試合では、すでに試合中のパフォーマンスに“マネキン・チャレンジ”を取り入れているのです!ゴールで湧くスタジアムをよそに、微動だにしないゴールキーパーのマネキン・パフォーマンスです!
いかがでしたでしょうか?普段ありがちな光景をCGなどの特殊技術を一切使わず、“人力”で止めていましたね。現在、特殊撮影などはソフトなどを使うことが主流になっていますが、そこをあえてマニュアルで不思議な空間を作ることに、見る人は新鮮さを感じてしまうのかもしれません。
また“マネキン・チャレンジ”は作り手側の達成感、見る人側のワクワク感の両方を、比較的リーズナブルに手に入れることができるところが大きな魅力です。
ヨーロピアン・ツアーのマネキン・チャレンジ!
今、“マネキン・チャレンジ”が世界中を駆け巡っている情況をご理解いただけましたでしょうか!もちろん“遊び心”では誰にも負けないヨーロピアン・ツアーの面々が、この“マネキン・チャレンジ”を見て見ぬフリなどできる訳がありません!
と、言う訳でヨーロピアン・ツアーの上品な遊び心に触れる第10弾は“マネキン・チャレンジ?!”に決定しました!
このチャレンジはレース・トゥ・ドバイ(ヨーロピアン・ツアーの賞金レース)の最終戦、DPワールド・ツアー・チャンピオンシップの宣伝用に行なわれました。撮影されたゴルフ場は、もちろん最終戦の舞台でもあるドバイのジュメイラ・ゴルフ・エステーツです。
最終戦はヨーロピアン・ツアーの新星マシュー・フィッツパトリック選手が1打差で2位のティレル・ハットン選手をかわして優勝しました。そして、レース・トゥ・ドバイは、ヘンリック・ステンソン選手が安定したプレーで危なげなく2013年以来2度目の王者に輝きました。
おおいに盛り上がったヨーロピアン・ツアーの最終戦。実は、この盛り上がりに一役買っていたのが“マネキン・チャレンジ”のプロモーション・ビデオだったのです!
最後のヘンリック・ステンソン選手の余裕のある表情が印象的でした。何度でも見たくなるヨーロピアン・ツアー渾身の“マネキン・チャレンジ”!あなたは、いったい何人の選手を発見できましたか?
皆さまも身近なところから生活に“マネキン・チャレンジ”を取り入れてはいかがですか?
(完)