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喫煙ゴルファーのボヤキ

ゴルフの醍醐味は広いフェアウェイでの豪快なショット、
ゴルフの面白さは難易度の高いグリーンのロングパット、
ゴルフの楽しみは仲間とのアフターゴルフ。
なんて言われることがあります。

今回はそれらをサポートしてきたはずなのに、いまでは嫌われ者になったタバコについてご紹介したいと思います。

タシナミを嗜(たしな)めなくなったゴルファー

もともとゴルフは「ゲーム」と呼ばれたタシナミのひとつであって、あとから健康的なスポーツとなったものです。
発祥の頃からの慣例としてタバコを吸いながらプレイをしたりアルコールを飲みながらプレイしても、今のように文句を言われることはなかったわけです。

最近はスポーツ色が強くなってきたこともあってか、プレイ中の喫煙や飲酒を嫌う人が増えてきています。
さらにクラブハウスでもタバコを吸える範囲は限定されてきて、ほぼ室内では吸えなくなっています。

とはいえ、ホールアウトしたら仲間とともにビールで乾杯し、気兼ねなくタバコを楽しみたいと考えている人は多いでしょう。

ところが最近は公共の場では禁煙が常識化しています。
たとえタシナミを愛する者が集うクラブハウスのレストランであってもタバコは吸えなくなってきています。

喫煙者のための配慮をしてほしいけど・・・

どうも肩身の狭い酒やタバコの嗜好品ですが、受動喫煙にウルサイ米国のゴルフ場では、クラブハウスのレストランのなかにガラスの壁で遮断された中庭のようなテーブルスペースがあって、そこでランチをとりながらタバコを吸うことができます。

つまりアメリカの喫煙ゴルファーは、タバコを吸う権利を持っていることになります。
ヘビースモーカーとしては「なんと素敵なんだろう!」と思うわけで、最低限日本でも嫌煙者に配慮するなら喫煙者にも同様の配慮があってもいいはずです。

ストレスを感じたときに気持ちを整えるために吸うはずのタバコが、吸うことによって余計なストレスを感じるようでは残念すぎます。
もしクラブハウスで禁煙化するのであれば、タバコを吸いながらもクラブライフが楽しめる、新たなスペースを各所に作るくらいのことは考えてもらいたいものです。

タバコと共存する方法・・・?

もはや嫌われ者となっているタバコですが、むかしはタバコを重宝するゴルファーが多くて、プレイでミスがあったときは次のティグランド横で火をつけて気持ちを落ち着かせたものです。
タバコを吸うことで会話がなくなり、心を落ち着けるために役立ったものです。

咥えたまま素振りをすると噛み締めることができないので、タバコをくわえているとリラックスしたスイングができるようになったものです。
またタバコの煙で風向きや風の強さが分かり、ティグランドにあがるときに、何気なくティマークの後ろに置くと方向指示の役目にもなりました。もちろんルール上は違反ですが、露骨な置き方じゃないと違反になることはありませんでした。

混んでいるコースではホール間で待ち待ちになった時に、一服吸って本当に助かった人も多いのではないでしょうか。
マイナス面だけではなく、プラスの部分も多くあったわけですが、嗜好から始まったゴルフのコースでさえも規制されることになっています。

例えば、飲食店のように分煙してしまうのはいかがでしょうか。
コンペのスタートも喫煙者と非喫煙者に分けると、お互いが気兼ねなくラウンドを楽しめると思います。

・・・と、何のとかこじつけてでも、タバコくらい気兼ねなく吸いたいと願ってしまう、ヘビースモーカーなゴルファーのボヤキでした。

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