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ゴルフスイングの「前輪駆動」「後輪駆動」PART2!

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過去記事にて、コルフスイングに関する身体特性のひとつとして、前輪駆動タイプと後輪駆動タイプが存在することをお話をさせていただきました。
今回は、そんな「駆動タイプ」に関連した話をしてみたいと思います。

左利きの人が、右打ちでゴルフを学ぶと上達スピードが速い?

近年は、左利き用クラブも多彩となってきていることから、左利きの人もあまり悩むことなく、ゴルフを始めることができるようになっています。

実際、昔に比べると、バッバ・ワトソンなどレフティーの世界的なトッププレーヤーも増加してきています。
これは、クラブ開発事情(左利き用のクラブ開発促進)が大きく影響しているものと思っています。

そんな左利きに関した話として、昔から「左利きの人が、右打ちでゴルフを学ぶと上達スピードが速い」という話が存在しています。なんとなく、そんな話を耳にしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。

私も20年前くらいまでは、そんな話をそのまま信じていたりしました。
でも、様々な身体特性や運動理論などを学ぶ中で、その話にはひとつ条件があることに気がついたんですね。

左利きが右打ちで成功する条件とは

それが、「前輪駆動タイプの左利きの人」という要素です。
前輪駆動タイプの左利きの人が、右打ちとしたときに、ダウンスイング時の引手が利き手(左手)となるんですね。前輪駆動タイプというのは、引く力に長けている人と言い換えることができますので、とてもスムーズなダウンスイングを身につけやすいということになるのです。

これが、後輪駆動タイプの左利きだと、利き手ではない右手でダウンスイングを押進めることになりますので、ぎこちなさが生じてしまいやすいのです。右打ちが適している左利きとなるのは前輪駆動タイプであることが条件となるんですね。

となると、逆も然りとなるのではないかといった仮説をたてることが出来ます。
実際、まだ世の中でそのような流れはありませんが・・。

ということは、右利きもこのタイプなら左打ちが可能?

右利きの人でも、前輪駆動タイプであれば、左打ちでゴルフを学んでいくと、上達が早くなるのではないかと考えることができそうです。

実際、私の実体験をお話すると。
ゴルフ人生において、実は左打ちを試みた時期があるんですね。
私は、右利きの前輪駆動タイプなのですが、左打ちの練習を始めてから、さほど時間を要することなく、とてもスムーズにスイングできるようになったのです。
しかも、当時・・通常の右打ちスイングよりも、左打ちのスイングのほうがはるかに美しい(スムーズ)と周りからも言われたりしていましたから(笑)。

まあ、現実的にはゴルフを始めてから10年以上たってからのチャレンジ(出来事)でしたので、すでに染み付いている各種クセなどが多数存在。アプローチとドライバーショットに課題が生じてしまい左打ちを断念してしまいました。
でも、まだゴルフを始めて月日が浅い方であれば、本気でチャレンジしてみる価値はあるのではないかと思っています。

駆動タイプ別、スイングで意識するべきタイミング

前輪駆動と後輪駆動という特性を別の視点で捉えたときに、「引く力」と「押す力」に置き換えることができることはすでにお話しています。
実は、もうひとつ別の視点で表現することが出来るのです。

それが「伸ばす力」と「縮む力」なんですね。

前輪駆動=引く力=伸ばす力」が同じ身体特性で関連されており、「後輪駆動=押す力=縮む力」が同じ身体特性で関連付けられているのです。

簡単に言うと、前輪駆動タイプの人は、引く力が押す力よりも長けていて、伸ばす力が縮む力よりも長けている・・そういう身体特性を有しているということなのです。

後輪駆動の人は、その逆。押す力が引く力よりも長けていて、縮む力が伸ばす力よりも長けているのです。

この身体特性を理解しているだけでも、いろいろゴルフスイングを試行錯誤する上で大いに役立つことになります。

前輪駆動タイプの人は伸ばす力を活かしたほうが効果的なわけですから、スイングの力点(最も力を活かすべきポイント)となるのが、インパクト以降のフィニッシュへ移行するときの動きです。

フィニッシュに向けて、左ひざを伸ばす、上体を伸び上げる動きを重視(強く意識)したスイングを心がけることによって、効率的な力の伝え方ができるとともに、スムーズなスイングが形成されやすいのです。

逆に後輪駆動タイプの人は、縮む力を活かすことがポイントに。ダウンスイングからインパクトに向けて、身体が沈み込むような動き(膝を曲げ縮める感覚、上体を地面に押し付ける感覚)を重視することで、効率的に力を伝えることができ、スムーズなスイングに繋がっていくのです。

前者は、フィニッシュ重視で、その流れの中でインパクトを迎えているような感覚を。
後者は、インパクト重視で、その後は慣性によってフィニッシュが自然と導かれていくといった感覚を持つようにすると良いのではないでしょうか。

それぞれ、様々なゴルフ理論やプロなどからの教えとして語られている話ですが、身体特性タイプによって、適正が異なるということ。
正解はひとつではなく、身体特性の違いに応じて、それぞれ別々の答えがあるということなんですね。

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