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ドライバー特性は駆動タイプで異なる!あなたが長けているのは「飛距離」?「方向性」?

今回は、駆動軸タイプ(前輪駆動、後輪駆動)による「ドライバーショットの特性」に関して、お話をしてみたいと思います。

駆動軸タイプの説明・見分け方はこちら→あなたのゴルフスイングは「前輪駆動」?それとも「後輪駆動」?

飛距離は自分のポテンシャルに応じて求めるべき

ドライバーショットの飛距離は、誰しもが求めたいと思っている要素のひとつとなっています。

本当はドライバー飛距離は、ゴルフスコアーに直結する要素では無いので、それを求めることはあまり効率的ではありません。
それでも、飛距離の出ているドライバーショットを打ったときの爽快感もまた、ゴルフの楽しみのひとつと言えるもの。性別・年齢問わずにドライバーの飛距離を求めるスイング作りは大切な要素と思っています。

ただし、私が思っている「飛距離を求めること」は、ある条件が前提となっています。

それは、あくまで「その人が有している飛距離ポテンシャルに応じた、MAX飛距離を求める」ということ。
前回お話していますが、一般的に飛距離というと、どうしても他人との比較(相対的要素)で判断してしまいやすいのですが、それは間違った方向にゴルフを進めてしまう要素なのです。

他人との比較ではなくて、あくまでも自分自身のポテンシャル(能力)に目を向けてドライバー飛距離を捉えておくことが大切です。

駆動軸タイプ別のドライバーショット特性!

求めるべき飛距離がどのような性質のものなのかを理解していただいたところで、次に本題となる駆動軸タイプ(前輪駆動、後輪駆動)によるドライバーショットの特性の違いについて、お話したいと思います。

まず、基本的な特性を押さえておきたいと思います。

前輪駆動タイプのドライバーショット特性

飛距離と方向性の要素を考えたときに、方向性に長けているのが前輪駆動タイプとなります。前輪駆動タイプならではのスイング要素を身に付けていけば、自然と方向性は安定する傾向があります。

ゆえに、前輪駆動タイプにも関わらず、ドライバーショットの方向性が乱れやすい人は、本来有している前輪駆動ならではの「体の使い方」「アドレス」が出来ていない(間違った体の使い方をしている)ということになります。

後輪駆動タイプのドライバーショット特性

前輪駆動タイプとは逆で飛距離に長けているのが後輪駆動タイプとなります。後輪駆動タイプがナチュラルな体の動かし方をしているのであれば、十分な飛距離が出やすい傾向にあるのです。

ゆえに、自分が持っている体力・体型・パワーなどと比較したときに、どうも飛距離が不足している(飛んでいない)と感じる後輪駆動タイプの人は、後輪駆動タイプに適した身体動作をしていないということになります。

苦手要素をカバーしようとして陥りやすい罠

駆動軸タイプの基本特性を理解していただいた上で、ひとつ注意しておきたい要素があります。

当然と言えば当然ですが、それぞれの得意分野と逆の要素は、悩みの種になります。
つまり前輪駆動タイプの人には、「飛距離不足」が悩みとなりやすく、逆に後輪駆動タイプの人は、「方向性の乱れ(左右に曲がる)」が大きな悩みとなりやすい傾向があるのです。

ここで注意が必要となるのが、前輪駆動タイプが飛距離を求めるときに、後輪駆動タイプの体の動かし方をしてしまうこと。その逆もまた然り。
このように本来の駆動タイプと異なるスイングをしようとして全てを乱してしまいます。

これは、案外無意識にやってしまう行動なので、注意が必要なんですよね。
本来の駆動タイプと違う振り方では、必死に練習場でドライバーショットの練習をすればするほど、スイングを壊していく(ヘタになる)ことになります。

思い当たるフシはありませんか?

一見、矛盾するようですが、前輪駆動タイプは、飛距離を求めるためには、「さらなる直進性のあるドライバーショット(方向性)」を求める方向で練習をするべきで、逆に後輪駆動タイプは、方向性を求めるために「スムーズに飛距離を出せるドライバーショット」を求めるべきなのです。

前輪駆動タイプ:さらにシャープなスイングで方向性を高めることを意識することで、飛距離がUP。

後輪駆動タイプ:スムーズなスイングで飛距離を高めることを意識すると、方向性がUP。

前輪駆動タイプは「シャープ」なスイングが、後輪駆動タイプは「スムーズ」なスイングが、飛距離UPのための最重要要素(コツ)となるのです。

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