実は後続組に迷惑をかけていいるかも?!ゴルフ場の乗用カートでスマートにラウンドする方法
根本的に腕前を高めていくためには、「自分に適したスイング技術」を身につけていく必要があるわけですが、スコアーUPをはかるためにはそれだけではダメなんですよね。
スイングが良ければスコアーも良いとはならないのがゴルフの難しさであることはゴルフ経験を積み重ねるほど実感していくものです。
スコアーUPのためにもうひとつ欠かすことの出来ない要素となるのが「ラウンド技術」。
今回は初心者から上級者まで心がけて損の無いラウンド技術をいくつかご紹介してみたいと思います。
スムーズにラウンドすることの大切さ
土日のラウンドなどゴルフ場が混雑しているときに特定のホールで3.4台の乗用カートがティーショット待ちとなっているような状況ってありますよね。
なかなか自分たちの出番が回ってこないと、ちょっとイライラした気持ちに・・・。やっと巡ってきた打席機会でミスショットとなってしまった!
そんな経験は誰しもが有しているものではないでしょうか。
それと同様に混雑渋滞があるわけではなくとも、自分たちの進行スピードがスムーズでないときは、結果として良いスコアーを出すことは難しかったりするものです。
スムーズにラウンドすることはスコアーを良くするためにとても大切なラウンド技術のひとつなのです。
部活動やラウンドレッスン会などを通じてゴルフをはじめた人であれば、スムーズにラウンドすることの大切さを学ぶ機会が多いもの。
ですがそうではない人の場合「スイング技術」は教わることはあっても、そういった技術をきちんと教えて貰える機会は少なかったりるえうのがふつうです。
スムーズな進行とするためには、プレーしている一人一人が「ラウンド技術」を心がけておく必要があるということはぜひ常に心に留めておいていただければと思います。
乗用カートの停車位置
近年主流となっているのが「乗用カートのセルフプレー」です。
キャディー付きのラウンドであればキャディーさんがプレー進行をスムーズなものへと導いてくれる役割を担ってくれます。
でも、乗用カートのセルフプレー時には各プレーヤーがそれぞれプレー進行をしっかりと意識しておくことが求められます。そのためのラウンド技術のひとつが「乗用カートの停車位置」。
ポイントとなるのは「二打目・三打目の停車位置」と「グリーン周りの停車位置」です。
二打目・三打目の乗用カート停車位置
プレーの進行スピードを左右する要素のひとつが二打目・三打目時にどんな位置に乗用カートを停車するかということ。
効率的な位置に乗用カートを止めているのか、そうでないのかによってプレー進行スピードが大きく変わるものです。
まず基本として覚えておいていただきたいのが、「必ず全員がカートに乗った状態で移動しようとすること」は避けるべき、ということです。
4人全てが上級者であればまだしも、そうでなければ確実にプレースピードが遅くなるもの。どうしても気を遣って全ての人をカートに乗せようとしてしまう・・ということもあるのかもしれませんが、原則二打目・三打目の乗用カート停車方法として好ましいのは次の方法です。
それは「最もグリーン近くにボールを運んでいる人が運転して、他3人のボール位置にそれぞれを下ろした後、自分のボール位置横に乗用カートを停車しておく」というやり方。
ときどき、最もグリーンから遠い位置にボールがある人の横にカートを止めた状態としておく人を見かけることがあります。
確かに、状況(各自の体力など)によっては、そのほうが後方からカートに乗って移動できて早く進むという場合もありますが、最後方の人がミスショット(チョロなど)をしたときに乗用カートを移動させる手間と時間が余分にかかってしまう大きなリスクがあるんですね。
経験的にも、最前方にいる人の位置までカートを持っていったほうが全体のプレースピードが早まることを実感しています。
グリーン周りでの乗用カート停車位置
グリーン周りでの停車位置も難しいところです。
ついつい、自分たちのボールに最も近い位置に乗用カートを止めてしまいがちです。しかし、原則的に次のホール(ティーグラウンド)への進行方向に近い位置に乗用カートを停車するようにしましょう。
最近では、ゴルフ場によって「グリーン周りのカート停車位置」が明示されていたりします。基本的には、指定位置に停車するように心がけておけば良いかと思いますが、その日のグリーン位置及びカップ位置によっては、指定されている停車位置ではないほうが効率的な場合もあることは念頭にしておいていただければと思います。
基本的には、グリーン(カップ周辺)から次ホールへと向う動線上に乗用カートを停車しておくとよいでしょう。