安定したアドレスを作るポイント!上半身と下半身のバランス調整に重要な「股関節」の意識
良きアドレスの指標となるのが「安定感」の有無。
基本的に、人それぞれの身体特性に応じたアドレスを作り上げていくことが大切であることは過去記事の中で継続的にお話しさせていただいています。
最終的な形(アドレス)はオリジナリティーがあって良いわけですが、目指すべきアドレスの共通目標というものもあります。
それが「安定感」です。
全ての人にとって、「安定感のあるアドレス」を構築することが必須要素ということです。他人から見て「良いアドレスだな」とか「ナイスショットが出そうだ」と感じさせる要因となっているのも、アドレスの安定感だったりします。
筋肉に力を込めすぎると安定感は得られません。
最初に注意事項をひとつ。
安定感を作ろうとすると、人は筋肉に力を入れて身体を硬くしてしまいやすい傾向があります。でも、それは本当の意味での「安定感」に繋がりません。
ゴルフにおいて大切なのは、「静止状態での安定」ではなくて、スイングをしている中での「動的な安定」です。
確かにアドレスだけを取り上げると、アドレスは静止状態ではありますが、アドレスの目的はこれから行うスイングをスムーズに始動すること。
”動く”ための準備であって、本当の意味での静止状態ではないのです。
上半身の安定感と下半身の安定感。
人の体は身体的なバランスを構成する上で上半身と下半身とで成り立っています。その上半身と下半身を骨盤が繋いでいるわけですね。
ゆえに、まずはアドレスの安定感を作るために「上半身の安定」と「下半身の安定」の2要素に分けて考えることも良い方法かと思います。
上半身に関しては「背骨」を中心としたバランスを取ること。
下半身に関しては、「膝関節」を中心とした上下方向のクッション性(バランス)を意識することで、アドレスの安定を構築しやすくなるのではないでしょうか。
上半身と下半身を繋ぐ「股関節」を意識する。
上半身と下半身のバランス(安定感)を意識している人は、案外多くいるのではないかと思うのですが、実はそれだけだとアドレスの安定感が生み出せないんですよね。
上半身と下半身が繋がっている場所・・特に「股関節」を意識しておくことが安定感を生み出すための大切なポイントとなります。
股関節には右と左がありますよね。
上半身と下半身の繋ぎを安定的なものとするためには、右股関節か左股関節かのどちらかに上半身の重さをかける感覚を持つといいのです。
以前こちらの記事(あなたのゴルフスイングは「前輪駆動」?それとも「後輪駆動」?)で記した内容とリンクするのですが。
「引手主導でスイングをしたほうが良いタイプ(前輪駆動)」の場合は、左股関節を意識したアドレスを心がけると良く。
「押し手主導のスイングタイプ(後輪駆動)」の場合は、右股関節を意識したアドレスを心がけると安定感が創出しやすいのです。お試しあれ。