「夏こそスイング作り」なのはなぜ?~特に重視したいのは切り返し~ | ゴルフ動画マガジン GOLFES
GOLFES

見つかる、楽しむ、あなたのゴルフライフ。

「夏こそスイング作り」なのはなぜ?~特に重視したいのは切り返し~

真夏の季節は、ゴルフにとって、いろいろと注意しなければいけない要素が多くなる季節でもあります。
特に「熱中症」「日射病」「紫外線」には要注意。天候の急変に伴った「雷」もゴルファーにとって天敵とも言える要素です。

そんなふうに、リスクが増える夏ではありますが、もちろんメリットと言える要素もあります。
今回は、夏季節だからこそ、活かしておきたいメリットに関して、お話してみたいと思います。

夏は筋肉の柔軟性が増す!

冬の寒さは、筋肉を固くしてしまい、なかなか身体をスムーズに動かすことが出来ない状況をもたらしてくれます。同時に、筋肉や関節・腱などを痛めやすい季節となります。

対して、夏は筋肉が緩み、柔軟性が増す傾向があるんですね。
ゆえに、夏の暑さに対する体力的な課題は生じますが、身体を上手く稼働させやすい環境となり、スムーズなゴルフスイングをしやすい季節となるのです。

ただし「ぎっくり腰」などに注意。

暑さによって筋肉が緩む(柔軟性を増す)ことは、基本的に身体の痛みを軽減してくれる要素となります。身体的には、メリットの方が多いのですが・・。デメリットに関しても触れておきたいと思います。

それが、「筋肉の弛緩によって、骨格を支える機能が弱まる」可能性があるということ。

もともと、体が固い人の場合は、丁度良い状態を確保することが出来るのかもしれませんが、それ以外の人(特に、もともと筋肉の柔軟性がある人)にとっては、筋肉が緩みすぎることによる弊害に注意しておく必要があるんですね。

具体的に、注意しておきたいのが、「骨・関節がズレること」です。
ぎっくり腰や脱臼などが代表的な症状となります。

夏のラウンド及び練習時には、これらの症状に対して、しっかり心配りをしておいていただければと思います。

この時期はスイング作りを。

夏は、木々も深い緑となり、芝生も青々とする季節・・ラウンド重視としたい気持ちは良くわかります。でも、個人的には、真夏はスイング作りを重視したほうが良いものと思っています。

正直、猛暑の中でのゴルフは、プレーどころではないと感じるときも多々ありますからね。高地・高原地域などでのラウンドを通じて、夏の季節を楽しむ・・そんなゴルフを心がけています。

「スイング作りを重視」と考えているのは、夏は筋肉の柔軟性が増すからです。
柔軟性に欠けた筋肉が固い状態で、ゴルフスイングをマスターしようと思っても、なかなか思ったような成果は得られないもの。スムーズに体を動かせるときに、適切なスイングを身体に覚えこませるのが効果的だと感じているからです。

スイング作りのための練習とは。

まず基本として、スイング作りをする上で覚えておいてほしいことがあります。
それが、「ボールを多く打つと、スイング作りに悪影響を与えやすい」ということです。もちろん、結果として、練習時間が長くなって、ボールを打つ数が多くなったという場合は、問題ないのですが・・。
球を沢山打つことを練習の手段としてはいけないということです。

特に初心者・中級者レベルの内は、スイング要素として、悪い要素を多々有しているものです。そんな状況で、球を沢山打っていると、悪い癖・悪しきスイング要素が固定化されてしまう危険が高まることに。

沢山の球を打つことが良き効果を発揮するためには、「良いスイングで打つ」ということが必須条件となることは忘れないようにしておいていただければと思います。

夏のスイング作りの最重視ポイント!

夏季節にスイング作りをする上で、最も重視しておくと良いと思う要素が「切り返し」の練習です。
切り返しは、筋肉の柔軟性があるときに練習を重ねることで、習得しやすい要素となるからなんですね。

筋肉に固さがある状態のときには、なかなか自分に適した切り返しのリズムを把握することが出来ないもの。よく「切り返しの間」と呼ばれるものがありますが、筋肉の柔軟性が無いと、切り返しの間を作ることが難しいのです。

自分に適した切り返しリズムを習得するための方法として、ひとつおすすめしたいのが、「バックスイングのスピードをいろいろと変えてみる」という方法です。基本的に、バックスイングスピードは、早目であることが理想的なもの。

他者から見ると、プロなどのスイングにて、ゆったりとしたバックスイングに見えることも多々ありますが、実際計測してみるとスイングスピード自体は、かなり早いものです。体を大きく動かすから、ゆったり感を感じるだけで、スイングスピードはあるんですね。

ですから、自分の感覚としては、バックスイングのスピードを速める意識で、いろいろなリズムの試行錯誤をおすすめします。
自分に適した「切り返し」が習得できると、そこから上達のスピードが一気に高まることとなります。

関連記事