アプリでチェックするべきスイングのポイントとは!? | ゴルフ動画マガジン GOLFES
GOLFES

見つかる、楽しむ、あなたのゴルフライフ。

アプリでチェックするべきスイングのポイントとは!?

数多く存在するゴルフ用のアプリ。非常に便利な反面、細かくチェックできすぎるが故に、迷宮入りしていまうことも。

上手に活用すれば効率の良い練習ができます。効率よく練習していくために、チェックするべきポイントをお伝えしていきます。

大事なチェックポイントとは?

■アプリに必要な機能

スイングをチェックするためのアプリを検索すると非常に多く出てきます。既に利用している方も多いと思いますが、何を基準に使うアプリを選べばいいでしょうか。

有料のアプリは機能も多く、スイングチェック以外の機能も備えていたりします。無料のアプリは機能が少なく、また制限がついていたりすることもあります。自分でスイングチェックするだけであれば無料のアプリをおすすめします。

必要な機能は、スロー再生ができることです。若しくはコマ送り再生ができることです。最近のゴルフスイング用アプリであれば大体備わっている機能です。

そして備わっていると便利な機能として、撮影した動画の画面に線や丸を描くことができる機能。後ほど説明しますが、これだけの機能があれば十分です。線や丸を描く機能は無くても問題ありません。あるとよりチェックが捗るという機能です。

一つのアプリでスイングチェックだけでなく、スコア管理やコース概要などを備えているものを求めるのであれば有料のアプリを選ぶのも問題ありません。

■チェックするポイント

チェックするべきポイントがわからず、アプリの多様な機能によってスマホ片手に迷宮入りして練習している方をよく見かけます。必要なポイントをチェックするには、先に述べたように、必要最低限の機能で十分です。

必要なポイントは4つです。アドレス、中心軸、前傾角度、そしてクラブの軌道です。

アドレスでは、静止している状態の前傾角度、左右の傾き、腕(手元)の位置、ボールの位置、重心とスイング中の動作以上に大切なポイントが多く存在します。カメラで撮影してスイングの動きの部分だけを必死に確認している方が多いです。

最も大切なのはアドレスです。中心軸はアドレスの位置と比較してスイング中にどれくらい軸が動いているのかをチェックします。中心軸は当然動きが少ないことが良いことです。前傾角度も同様に、アドレスで作った前傾角度がどれくらい動くのかをチェックします。前傾角度もアドレス時と比較して角度が変わらないことが良いことです。

そしてクラブの軌道を合わせて見ていきます。どの様な軌道でクラブが上げっていくのかを見ていきます。中心軸、前傾角度、クラブの軌道に関しては、やはりアドレスによる影響が大きいです。

アドレスに問題がなく、中心軸が動く場合、前傾角度が変化する場合、その時にクラブの軌道がどうなっているのかをチェックしてみましょう。バックスイングでインサイドにクラブを上げていくと中心軸は傾き、前傾角度は大きく変化していくはずです。それらをチェックする時に、動画の画面内に線や丸を描ける機能があると比較が簡単にできます。

アドレスの時の頭の位置とトップでの頭の位置の違いや、インパクトでの前傾角度の違いなど、アドレスに対してどれくらい変化しているかをチェックするとスイングの癖がわかりやすいです。

別の活用の方法として、スイングを記録、保存しておいて過去のスイングと比較するのもわかりやすいです。また、調子が良い時のスイングを記録しておいて、調子が悪くなった時に見返すのも非常に良いと思います。

■間違ったチェックポイント

間違ったチェックポイントとして、いくつか挙げてみます。トップの形、インパクトの形、インパクト前後のクラブ軌道といった部分です。これらも大切な部分ですが、あくまで結果的にできる部分です。こういったところばかりを気にして、形を作りにいってしまうと迷宮入りします。

トップの形はアドレスとバックスイングのクラブ軌道による結果ですので、トップの形だけを気にしても修正は困難です。そしてトップまでの軌道の結果がインパクト前後の軌道とインパクトの形に現れます。アドレスと比較した際のチェックポイントとして説明した頭の位置や前傾角度も同様です。

インパクトで前傾角度が起き上がるから、インパクトで起き上がらないようにしよう、と思ったところで、その悪い動きは現象であって原因ではありません。原因を追究しなければその現象の修正は困難です。原因がわからなけば正しい指導ができる方にレッスンをお願いするほかありません。

好きなプロゴルファーと比較することもあると思いますが、まずアドレスを比較することが大切です。次にバックスイングの軌道、その際の中心軸と前傾角度。その4点がスイングの大半を占めます。

■まとめ

アプリでできることは現状をチェックするということだけです。有料のアプリやサイトでスイングの解析をしてくれるものもありますが、あくまで現状を知るだけです。練習のサポートをするものであって、アプリが直接的に上達に導くものではありません。

具体的なスイング修正やフォーム改善であれば、やはりプロやインストラクターにレッスンを受けることが上達には近道だと思います。もちろん、自分自身で色々と考えて改善していくのもゴルフの楽しみの一つです。

インターネットでアプリを検索すると人気ランキングなどもあります。スイングを登録したりSNSなどに投稿して意見を聞くといった方法もあるようですが、無責任な場合も多いので注意が必要です。

以前に比べれば便利にはなっていますが、チェックポイントを間違えてしまうと上達を阻むことにもなります。上手に付き合っていけば便利で簡単ですので正しいチェックポイントを確認してみて下さい。

関連記事