ゴルフカートで生活できる?! まるでゴルファーのための街・ピーチツリーシティ
こんにちはQuunyです。
今回は、私がアメリカ赴任中に住んでいた、ジョージア州 Peachtree Cityのことを少しお話をしてみたいと思います。
ゴルファーの為につくられたような街
ゴルフに造詣のある人は、ジョージア州って言えばオーガスタ マスターズをイメージされると思います。
アトランタオリンピックが1996年に開催されたこともあって、ジョージア州の名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。
でもジョージア州ピーチツリーシティは聞いたことないと思います、実際私もアメリカ赴任になる前まではそうでした。
そんな状態で赴任となったのですが、行ってみてビックリ!
な、なんと街の中をゴルフカートが走っているではありませんか!それも中には子供達が運転していることがある。この光景には驚きでした。
実はPeachtree City はアメリカでも珍しい、ゴルフカートで生活できる街だったのです。
こんな環境なうえに、住んでいたアパートの裏の松林を抜けるとゴルフ場だった!
という訳で、この街に住み始めてから、私もゴルフにのめりこんでしまいました。(笑)
日本のゴルフ場とかなり違う!
初めて現地のゴルフに連れていってもらった時は、ちょっと面食らいました。
あまりにも日本と違ったからです。後学の為に挙げてみますね。
ゴルフ場へのアプローチ
ごく一般的なゴルフ場の入り口は日本のように仰々しくありませんし、小さな門があるだけということが多いです。
そもそも、通りからゴルフ場へ車で入る時に「民家しかないけど、こんな所にゴルフ場があるの?」って思うかもしれません。
でも一旦ゴルフ場に入ると、その広大さに驚きます。
エントランス
ゴルフ場スタッフの丁寧なお迎えはありません。バッグも日本のように入り口で預けるのではありません、自分で担いで持っていきます。
カートを使う場合は一旦受付でカートキーを受け取って自分でカートを運転して駐車場へそしてバッグをカートに移し変えてコースへとなります。
まず、アメリカ生活の第1条、『自分の事は自分でしなくてはいけません』という洗礼を受けます(笑)
受付では
カード決済かキャッシュで、前払いをします。日本ではほとんど後払いですよね。
9ホールプレーか18ホールプレーか選ぶことができます。
カートは二人乗りがほとんどで、コースの中を運転しながら廻ることができます。
カート乗り入れの制限
日本では芝の保護の為、フェアウエイのカート乗り入れ自体が少ないと思いますが・・・。
グリーン手前100ヤードのみカート進入禁止になっているところが多いので、気を付ける必要があります。
時々『90 degree』と看板がありますが、フェアウエイを走行するときには直角(斜め走行禁止)に走りなさいってことです。
雨の後のウエットの状態の時のみカート道を使います。
コースレイアウト
広大な土地柄フラットのコースが多いのでフェアウエイは打ちやすいですね。(日本は山間コースが多いので辛い)
その代わり失敗したらトラップ(バンカー、クリーク、池が多い)が待っています。
2段、3段グリーン、捩れグリーンが多く、慣れないうちは3パット4パットは覚悟ですね(辛)
ゴルフレンジ(打ちっぱなし練習場のこと)
嬉しい事に天然芝の上から打てます。
私のクラブでは年間150ドル払っておけば、いつでも好きなだけ打ってもタダでした。
練習グリーンやアプローチグリーン使用もタダなので、練習の虫には最高ですね!
ラウンドの進め方
プレー中、OBしても打ち直しが基本です。日本でよくある前進4打って救済はありません。
余程の事がない限り、後ろの組からせっつかれる事はないですから心置きなく何回でも打ち直せます。(笑)
でも1ホールも2ホールも前の組から開いたら係りの人がやってきて、ちょっと急ごうかあって言われます。
でもそんな時には後ろの組を先に行かせれば済みます。ですから、初心者でも気楽にプレーに集中できます。
プレー後
シャワーはあります。が、お風呂は当然のことながらありません。
キャディ
日本のようなキャディさんはいません、前述しましたが自分の事は自分でしなければなりません(笑)
トーナメントを開催できるような施設が整ったゴルフ場と一般のゴルフ場とでは若干違って、格式のある所ではゴルフ場の研修生がキャディをやってくれる場合もあります。
おまけ:アメリカゴルフ雑学
ざーっとこんな感じです。
もしアメリカでゴルフをされる機会がありましたら参考にしてみてください。
最後にちょっとおまけで、アメリカゴルフ雑学をお話しします。
TPCコース
アメリカでゴルフをなさった事がある方はひょっとして目にしたかもしれません。
アメリカのゴルフクラブも日本同様パブリックコースとメンバークラブのコースがありますが、その中でもTPCという名称がついたクラブがあります。
これはTournament Players Club と言いましてトーナメントを開催できるゴルフコースを言います。
一般のメンバーコースと比べても少し格式が高く(勿論料金も)、アメリカに住んでいてもなかなか廻る機会はありません。
そのクラブにゆかりのある方が予約してくれるとかでないと・・・
QUIETじゃなくHUSH
トーナメント会場に行かれたことのある方は必ず目にするスタッフが手にしている『お静かに』看板
プレーヤーがショットやパットをする時に、間合いを計って上に掲げます。
現在はトーナメントは開催されていませんが、2008年に今田 竜二プロがPGAで初優勝したAT&T クラシックはアトランタの
コースなのですが、『QUIET』じゃなく『HUSH』を使っていました。
地域によって色々あるんですね。