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寒い冬でもスコアを上げよう!冬ゴルフ対策PART2~コースマネージメント~

  • 2016.12.21

冬のゴルフは冬ならではの特有なプレーイングコンディションと寒さにどう対応するかでスコアも楽しさも大きく変わってきます。

冬ゴルフ対策PART1では防寒対策について述べたが、今回は冬ゴルフのプレーについてお話ししましょう。

ゴルフのプレースタイルは季節によって変わります。何も考えずに、気候の良いときのゴルフと同じようにラウンドしたのでは、おそらく楽しい気分でプレーできないでしょう。

真っ白な息を吐きながら、カチカチなティーグラウンドでティーペッグが刺さらないなんてことを経験したゴルファーも多いはずです。ナイスショットかと思ったボールが、凍ったグリーンで大きく跳ねてOBなんてこともあります。

冬のゴルフには、その気象やコースコンディションに合わせた冬用のコースマネジメント、対策があるのです。

寒ければ寒いほどボールは飛ばなくなる

急いで春にはゴルフ

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まず最初に知っておいて欲しいことは、クラブセレクションに関わる正しい知識です。冷え切ったボールと冷えた空気では、夏場のラウンドと比較すると、1クラブ以上飛距離が落ちることもあります。

飛距離ダウンの原因は、ボールが硬くなって反発力が落ちることと、気温の低下による空気密度の上昇による空気抵抗の増大があります。ちなみに、気温10度での空気抵抗は真夏の35度のそれを9パーセントも上回るといいます。

冬のコースマネジメントで、特に重要なのはグリーンを狙うアイアンショットの飛距離と気温の関係について理解しなければならないことがあります。

大原則として、気温が5度下がれば、飛距離は2ヤード程度落ちるということです。真夏との温度差が25度あれば、冬場のアイアンショットの飛距離は約10ヤード落ちるということですね。つまり1クラブ分飛距離がダウンするのです。

もちろん、これは少し大雑把な計算であって、他の条件、例えばボールのスペック、湿度、風の強さによっても、この関係は左右されますがから、そうした情報も加味して、判断すべきです。ちなみに、コンプレッション(ボールの硬さ)の低い柔らかいボールを使用することによって、ボールサイドの寒さの影響を最小限抑えられるという事実もあります。

最近ではコンプレッションが50とか60(通常は80~100)といった低い数字のボールも売られています。冬用の柔らかいボールを選んだり、多少気休め程度のことですが、使い捨てカイロでボールを温めるなんてことも試してみるといいでしょう。

特にこの寒い季節に自動車のトランクに入れっ放しのキャディーバッグの中にある芯まで冷え切ったボールにはポケットの中で温めるの一案です。さらに、極端にシバれるような寒い日は、グラウンドの状態が普段とは大きく違ってくる可能性がありますので、注意が必要です。

グチャグチャに柔らかくなっている日、逆に凍って地面が硬い日など、その日のグラウンドのコンディションには十分注意を払って、ボールが落下してから、どのように転がるのか、止まってしまうのかを予測することが、寒い日のコースマネジメントのポイントになります。

グリーンの硬さを確認しよう

霧のゴルフコース

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グリーンが凍ってしまうような気温の日にラウンドするときには、ラウンド前に練習グリーンでグリーンの硬さを確認しましょう。その際、練習グリーンが日向にあるか日陰にあるか、また夜間にカバーがかけられていた形跡などを観察し、それを本番でのグリーンの硬さを予測するときの参考にしましょう。

グリーンフォークでボールマークを修理したり、ボールを肩の高さからドロップしたりして、硬さをチェックしておくといいでしょう。グリーンの表面が柔らくても1センチ下は硬いなんてグリーンもあるからです。

そして、ラウンド中に観察すべきことは、これから狙うグリーンとその周辺のコンディションです。日向にあるか、日陰にあるか、カバーがかかっていたかだけでなく、グリーン周り、特にグリーン奥はボールが跳ねてOBになることもありますから、注意を払ってください。

グリーンがカチカチの場合には直接グリーンにボールを落とさないことも、必要に応じて考えるべきです。

グリーン周りからはランニングアプローチを多用しましょう

ゴルファーの冬服から drving T シャツ

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もちろん、グリーン周りからのアプローチショットでもグリーンの硬さは、プレーに大きく影響を及ぼします。硬いグリーンではパターで寄せることができる状況であれば、それがベストな寄せ方です。

また、グリーン周りの芝は短く刈られていることが多いので、ウェッジでのアプローチショットをする場合には、ボールを右足の前に置いて、ロフトのあるサンドウェッジではなく、バウンスの少ないピッチングウェッジや9番アイアンなどを使って、低いボールでできるだけボールを転がして寄せるランニングアプローチを多用したほうがスコアはまとまるはずです。

いずれにしても、寒い季節は体が硬く動きにくくなっていますから、特に出だしの数ホールはスイングをいつもよりコンパクトにして、バランスが崩れにくい打ち方を心がけることです。ラウンド前日やスタート前の練習で、そうしたボールの打ち方も少し練習しておくといいでしょう。

普段よりも2クラブくらい大きなクラブをコンパクトにゆったり振って打つようなプレースタイルのゴルフです。そうしたウィンター仕様のショットで来るべく忘年コンペ、新年コンペで優勝を目指してください。

 

この記事を書いたライター

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年。現在、フリーランスのゴルフライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など数多く執筆中。

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