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3本目のウェッジの選び方

時代とともにクラブセッティングも変わってきましたよね。キャディバッグの中から3番、4番といったロングアイアンが姿を消して、代わりにユーティリティークラブや7番、9番といったショートウッドを入れているゴルファーが普通の時代になりました。

それは易しさを求めるアマチュアゴルファーだけでなく、プロゴルフ界でも特に女子ツアーで顕著に見られますよね。そして、かつてはウェッジといえば、ピッチングウェッジ(以下PW)とサンドウェッジ(SW)の2本でしたが、今やウェッジは3本が当たり前です。

この「ウェッジ3本時代」を生み出したのが、全盛期のジャンボ尾崎だということを知っていましたか?

Presidents Cup Ozaki

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当時ジャンボが使用していたブリヂストンMTNⅢというモデルにP/S(ピッチング・サンド)という番手が加わりました。豪打だけでなく、ショートゲームにも定評のあったジャンボが数々のミラクルチップインを見せてくれたクラブです。それはプロオンリーの番手ではなく、アマチュアにとっても必要な番手だったかもしれません。

例えば、PWのフルショットの飛距離が120ヤード、SWのフルショットが80ヤードというゴルファーにとって、100ヤード前後という距離はPWのコントロールショットかクラブを短く持って打たなければいけませんよね。つまり番手のギャップを埋めるビットウィン・クラブ、ギャップウェッジ(GW)が生まれたのです。

ギャップウェッジをどう選んだらよいか?

Padraig Harrington Opening The Sarazen Bunker at Prince

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GWはアプローチウェッジ(AW)とかピッチング・サンドなどと呼ばれていますが、前述のようにPWとSWのロフトのギャップを埋めるウェッジです。しかし、最近は「飛ぶアイアン」という売り文句のアイアンが、各メーカーから発売されています。

飛ぶアイアンとは、簡単に言えば、ストロングロフトのクラブです。例えば従来の5番アイアンに6と刻印を入れているようなものです。ですから、最近のロフトが立ったスペックのSWのロフト角はスタンダードなもので56~58度とPWのロフト角のギャップが10度以上と非常に大きくなるケースも珍しくなくなっており、そのギャップを埋めるクラブ、つまりGWをチョイスする際の考え方も、それに合わせる必要が出てきました。

最近のクラブ事情にあまり詳しくないゴルファーはびっくりするかもしれませんが、最近のアイアンセットに入っているPWのロフト角は44度~46度が主流です。かつては47とか48度がスタンダードだったPWは姿を消そうとしています。いくつかのモデルに例外はありますが、初級~中級者レベルをターゲットにしたアイアンは44度、また上級者レベルのアイアンでさえ、46度がスタンダードになりつつあります。

48度のPWは、聞くところによると、テーラーメイドのTP MB SMOKEというモデルが最後だといいますから、ストロングロフト化の波に改めて驚かされますよね。ということは、PWのロフト角は48度という固定観念を持つベテランゴルファーたちは、GWのロフト角が大き過ぎる可能性が高いのです。

前述のように、市販されているPWは圧倒的に44度~45度が多いので、まずは自分のPWのロフト角を再確認する必要があります。

ギャップを埋める方法

A set of golf clubs on the green

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PWの標準的なロフト角が44~45度、SWのロフト角56~58度ですから、この2本のクラブの間のギャップ、大体30~50ヤードくらいの距離を埋めるクラブとして、ロフト角48~52度のGWをチョイスするのが普通です。

例えば、50度のGWはバウンス角はSWよりも少し小さくて6~12度くらいが一般的で、ソールの幅はSWよりも若干狭くなっています。GWといえば、52度だと思い込んでいるアマチュアゴルファーも多いでしょうが、PWのロフト角を使用している人には50度くらいの少し立ったGWがクラブセットの流れの中で、ちょうどのビットウインクラブになるのです。

SWやGWはショットの打ち方も多様ですので、クラブフェースを開いたり、閉じたりすることもあるでしょうから、その使用方法によって、好みのソールやリーディングエッジの形状も変わってきます。バンカーショットや深いラフからのショットに多用するならば、バウンス角が少し大きめのクラブ、フェアウェイやカラーからスピンの効いたボールを打ちたいのならばバウンス角の小さめなクラブを選ぶといいでしょう。

少し重めのGWを選ぼう

ゴルファーがショット

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クラブの重量はモデルによって大きな差がありますから、アイアンセットの流れからフローを考慮して、重量の軽いアイアンセットであれば、450グラムの軽めのGWを選んだほうがいいという考えもあるでしょうが、コントロールショットが多いウェッジでは、そうしたクラブセットの流れよりも、そうしたショットが打ちやすい450~460グラムのクラブを選んだほうがいいかもしれませんね。

ウェッジというクラブは、圧倒的にスチールシャフトが多いですが、軽めのクラブであればNS PROですし、重めのクラブであればダイナミックゴールド装着のクラブをチェックするといいでしょう。また、最近のウェッジは、どのモデルもバックスピンがよくかかる角溝(Uグルーブ)のスコアライン(ルール適合)になっていますから、そうしたスペックも確認しておくといいでしょう。

短いミドルホールのセカンドショットやロングホールのサードショットなど、80~100ヤードくらいのショットでの応用はもちろんのこと、GWはグリーンサイドからのアプローチショット、距離のあるバンカーショットなどにも応用できるクラブですので、じっくり考えて選べば、スコアアップのお助けクラブになることでしょう。

 

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