スタンレーレディスゴルフトーナメント【2015】の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等
第27回スタンレーレディスゴルフトーナメント
2015年度LPGAツアー第30戦「スタンレーレディスゴルフトーナメント」が、10月9日(金)から10月11日(日)の3日間、静岡県裾野市の東名カントリークラブで行われました。
【試合結果】
優勝:イ・ボミ
スコア:通算 -12 (1R:67 2R:69 3R:32)
選手紹介:1988年8月21日生まれの27歳・韓国出身・A型。2008年から韓国女子ツアーに参戦、翌2009年には初優勝を含めトップ10入りが8回と頭角を現す。2010年同ツアーで3勝をマークし賞金女王に輝く。2011年から日本女子ツアーに参戦。本大会で今季5勝目を飾ると同時に、獲得賞金史上最高額を更新。生涯獲得賞金5億円を史上2番目の速さで突破した。「スマイルキャンディ」の愛称で親しまれ、かわいらしいルックスと笑顔が日本でも大人気。
イ・ボミ、逆転Vで年間獲得賞金の新記録樹立! http://t.co/DMbD0ZSDwL pic.twitter.com/J46vzVs643
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2015, 10月 11
今大会の見所(ハイライト)
昨季の大会では、アン・ソンジュが最終日で大逆転Vを決めるなど、過去大会では、数々の大記録が打ち出される大会として、記憶にある方も多いかもしれません。今大会ではどんなドラマが起こるでしょうか。 1日目、藤本麻子(ふじもと あさこ)が上がり3ホールで3連続バーディを決め、この日6バーディ、ノーボギーの66として、今季3度目の首位発進。 4年ぶりのツアー2勝目へ向けて、好スタートを切ります。
計測器の電池切れまで猛練習 ショット修正の藤本麻子が首位発進 http://t.co/DxbK6Z0wed
— GDO編集部 (@GDO_news) 2015, 10月 9
続く1打差の2位タイには、若林舞衣子(わかばやし まいこ)、イ・ボミがつけます。
2日目。心機一転、本大会開催直前に髪をショートカットにした若林は、初日からの好調さを見せて、この日6バーディ、2ボギー。通算9アンダーとして単独首位に立ちます。
続く1打差の2位には、この日のスタート前に、指導を仰ぐ芹澤信雄プロからアドバイスを受け、4バーディ、ノーボギーのプレーで期待に応える木戸愛(きど めぐみ)と、イ・ボミが並びます。
この日パッティングが冴えた大江香織(おおえ かおり)は、8バーディ、2ボギーの68として、15位タイから4位へ一気に駆け上がります。6番から10番までの5連続バーディは、自己ベストを更新。
3日目、濃霧のためにスタート時間が遅れ、9ホール(10番から18番)に短縮されました。1打1打を確実に決め、チャンスをキッチリとモノにすることが重要といえそうです。
前週復調を見せた香妻琴乃(こうづま ことの)は、本大会パッティングの調子もよく前日からノーボギーのプレー。この日も2つスコアを伸ばして、今季最高位の5位タイでフィニッシュします。
久々の優勝争いに絡んだ木戸は、チャンスを活かしきれないプレーが続いて、この日はスコアを伸ばせず4位フィニッシュ。17番、ラインを読み切って決めたバーディは、次週に繋がるのではないでしょうか。
選手コメント集/スタンレーレディス 最終日(9ホール、パー36の競技に短縮) http://t.co/ANoGcBZL8z
— GDO編集部 (@GDO_news) 2015, 10月 11
首位で最終日を迎えた若林は、14番、エッジからのアプローチをトップするミスショット。誰もが大きくオーバーするとあきらめた瞬間、カップに吸い込まれてパーセーブとなり、ギャラリーも含めて安堵の笑みが出る珍場面に。
自身にいいプレッシャーをかけながらの9ホールでしたが、スコアを伸ばせず、今季2度目の2位タイでフィニッシュ。
藤本は、気迫に満ちたプレーが見られました。16番でロングパットを決めて2位タイに浮上、続く17番でもバーディを奪取、粘りのプレーを仕掛けます。
この日3バーディ、ノーボギー、今季最高位の2位タイでフィニッシュ。最後まで集中力を維持して、2勝目へあと一歩の素晴らしいプレーで魅せてくれました。
この短期決戦で一歩抜け出したのは、賞金ランク1位を快走中のイ・ボミ。
2ホール目でバーディを奪い首位に並ぶと、自分のプレーだけに集中します。15番でバーディを奪って後続に差をつけると、16番、グリーン奥から9mの下りのパットをねじ込み、ダメ押しのバーディを獲って流れにのります。
17番では、ティーショットが右からの風に流され、崖から落ちてあわやOBか?というところ、ブロックで止まるラッキーも引き寄せパーセーブ。
18番でも3mのバーディパットを沈め、強い、イ・ボミらしいウイニングパットを決めました。
終始、隙のないプレーで、2位に3打差をつけて今季5勝目を掴み取ると同時に、年間獲得賞金を1億7954万66円として、史上最高額を更新。更に、生涯獲得賞金5億円を史上2番目の速さで突破する記録を達成しました。
次回の女子ツアー情報と「みどころ」―ぼびじょん子の視点
大会名称:富士通レディース【2015】
日程:2015年10月16日(金)~10月18日(日)
会場:東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉県) / 6,635Yards Par72(36,36)
賞金総額:¥80,000,000
次週は、「富士通レディース」(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が開催されます。
開放的な丘陵コース。フェアウェイの微妙なアンジュレーションと、両サイドのマウンドがライに変化をもたらします。池やバンカーが効果的にレイアウトされて景観美も楽しめる、戦略性の高いコース。
名物18番ホールは、昨季LPGAツアーのパー4で、難易度3番手となった攻略の難しいホール。最終ホールは息をのむ展開が予想されます。
今季ツアーも残すところ7試合。出場資格がある2試合を含むので、多くの選手にとっては実質5試合を残すのみとなりました。
本大会の結果をもって、11月のTOTOジャパンクラシックへの出場が決まるので、上位争いの行方も注目されます。