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小さなゴルフ場、ショートコースの実力別活用方法

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ショートコースを利用したことはありますか?「毎週プレーする」ヘビーユーザーもいれば、「練習場と本コースだけで、ショートコースは一度も利用したことのないゴルファーもたくさんいるでしょう。

自宅の近所にあれば最高ですが、あまり近所になければ、「わざわざ半日以上をつぶして出かけるぐらいなら、本コースの方がいい」という気持ちも分からなくはありません。しかし、ショートコースは本コースとは違った魅力があります。しかも初心者にも、中級者にも、上級者にもショートコースならではの使い方があるのです。

そこで今回は、実力別ショートコースの活用方法をお伝えしたいと思います。「ショートコースなんて、距離が短くて面白くない」なんて言っていると、ショートコースユーザーにどんどんスコアを追い越されますよ!

ママにもおすすめ!お一人様でもOKなショートコースの魅力

ショートコースとは?

ショートコースは、おおむね全ホールがPar3で形成された短いコースで、9ホールを2周まわって18ホールとする、いわばミニゴルフ場です。

しかし、とくにそのスタイルに決まりがあるわけではないので、Par4のホールが設定されているような距離のあるコースや、逆に100ヤード以内の短い距離設定のみで、しかも6ホールしかないコースもあります。つまり、ゴルフ場(ショートコース)によって本当にまちまちなのです。

また、値段もそれなりに変化しますが、自宅に近いコースであなたなりに好きなコースを見つけてください。

ショートコース一例:
そうぶファミリーゴルフHP
http://www.sobu-cc.co.jp/familygolf/

※東京都町田市にある12ホールのショートコース。最長ホールは140ヤード。(ベントグリーンの場合)相武カントリークラブに隣接し、木々に囲まれた環境は、のんびりとした雰囲気が漂う。

阪南ゴルフクラブHP
http://www16.plala.or.jp/hgc/

※阪和高速泉南IC(大阪方面より)から約10分の好アクセス。9ホールを2グリーンでプレーすることで、違った戦略が楽しめるように工夫されている。また、Par4が6ホールもあり、最長ホールは285ヤード(バックティーの場合)と、飛ばしたい欲求にも応えてくれる本格派ショートコース。

ニッケゴルフ倶楽部弥富コースHP
http://nk-ls.com/center/yatomi/

※愛知県にある9ホールのショートコース。ナイター施設、パター練習場、バンカー練習場などを併設した充実した環境で、一日中練習に没頭できる。最長ホールは307ヤード(ベントグリーンの場合)と距離もたっぷりあり、Par4も3ホールある。

初心者の本コースデビュー前に!~路上教習として~

 

ゴルフが他のスポーツと比較して特徴的なのは、『練習』と『本番』の環境に差があり過ぎることです。

例えば、テニスを始めようと思ったら、テニススクールに通う、テニスサークルに入れてもらうなどの手段があると思いますが、すぐにテニスコートを使って練習しますよね。また、ゴルフと同じように広い敷地を利用する野球やサッカーなど比較してみても、たとえ球場やサッカーコートを使用しないまでも、ある程度の広さを確保した敷地で練習し、本番に近いスタイルで練習するのではないでしょうか。

それに対して、ゴルフの場合はまず練習場のマットの上でボールを打つ練習をし、ある程度打てるようになったらコースデビューをするというのが一般的です。しかし、こうしてコースに飛び出した新米ゴルファーは、芝の上で一度も打ったことがない上に、バンカーもグリーンも経験したことがありません。そしてたいていはコースでパニックになってしまいます。

また、他のプレーヤーにも気を配りながらプレーするなどという行動は、練習場では練習できませんが、プレー当日には当然のように求められるマナーです。このようにゴルフは、練習と本番にギャップがあり過ぎるのです。初心者にとって本物のゴルフ場は分からないことだらけで、不安でしかありません。こうしたギャップを埋めるのにピッタリなのがショートコースなのです。

ゴルフ場と同じように、様々な条件でプレーすることで、ゴルフのトラブルに対する免疫力を付けることができます。また距離が短いことで、むやみに振り回すばかりでは上手くいかないことも分かってきます。このようにショートコースでゴルフの流れが練習できれば、その後、本コースをデビューした際に「本当は初めてじゃないんでしょう?」と言われるぐらい、手際が良くなっているはずです。

ティーグラウンドでの動作や、グリーン周りの行動など、練習場では練習できないことをたくさん経験でき、尚且つ「生きたボール」を打つことができるショートコースは、初心者ゴルファーにとって、自動車教習所の「路上教習」のようなものです。

練習場(教習所内技能教習) ⇒ ショートコース(路上教習) ⇒ 本コース(免許取得) という手順を取って、上手にコースデビューを果たしてください。

伸び悩む中級者に~制限のあるゴルフでセルフレッスン~

 

ゴルフは楽しいけれど、今一つ上手くならない。練習場で一生懸命練習しているけれど、やみくもにボールを打っているだけだし…と悩む中級レベルのゴルファーにもショートコースをおすすめします。

練習場で練習している時に、ついつい自分の得意なクラブを手にとってはいないでしょうか?もしくは「どうせ打つなら、フルショットがしたい」と振り回してばかりで、アプローチ練習がおろそかになってはいませんか?レッスンにでも通わない限り、コーチがついて練習するという環境はほとんどありえませんので、自分で考えながらやるしかありません。しかし自分でやるとなると、どうしても自分の都合のいいように練習してしまいがちです。

そんな時にはショートコースです。ショートコースは距離が短いので、自分がしたくなくてもハーフショットや、クォーターショットでアプローチをするしかない場面が多くあります。また、ショートコースによってはクラブの制限がある場合もありますので、自分の思い通りのクラブで打てないこともあり得ます。こういった「制限」が、あなたのゴルフを鍛えるのです。

自分では練習しない、想定しないシチュエーションでゴルフをすることで、本番に強いゴルフができるようになります。つまり自分の好きなように打てる練習場とは違う「制限のあるゴルフ」の中で、セルフコーチングを行うのです。そうした「考えるゴルフ」を身につけるために是非、ショートコースを活用してみてください。

上級者は多彩な引き出しを持っている~ショートゲームの達人に~

 

上級者の方は自分を鍛えるための練習方法をよく御存じですので、いまさらアドバイスすることもありませんね。しかし「上級者」と呼ばれる方は、間違いなくショートゲームがお上手です。

自分はキャディの経験からたくさんのプレーヤーを拝見する機会を得ましたが、ほとんどの方は1度きりのお客様になりますので、その1回のプレーしか知りません。ですから、スコアを100以上叩いてしまった方が、「いつもは80台でまわるんだよ」と言っていても、パープレーを続けている方が、「今日は特別だよ!ありえないぐらい調子がいい」と言ったとしても、それが真実であるかどうかは分かりません。たった1回のスコアでは、その方の実力を把握することは出来ないからです。

しかし、スコアとは関係なくプレーヤーの実力を推測できるのが、ショートゲームです。例えばドライバーの調子が悪く、常にトラブルになってしまっていても、グリーン周りになると落ち着いてアプローチし、ピンに寄せていく方がいます。

こんな方は、「今日はスコアが悪いけど、きっと上手い人だな」と感じます。逆に、ドライバーをかっ飛ばして素晴らしい飛距離を出すけれど、セカンドショットや、アプローチの距離感がイマイチで、3パットばかりという方もいらっしゃいます。こちらのタイプは、たとえ今日のスコアが素晴らしくても、残念ながら「上手い人」だとは思いません。

またどんな上級者でもアプローチミスをすることがありますが、そんな場合でも上級者は連続ではミスしません。たとえ1回アプローチをミスし、グリーンに乗らなかったとしても、次の機会では必ず良い地点へグリーンオンさせてくるのです。こうした点が、「上手い人だ!」と感じる部分です。

このようなショートゲームに強くなるためには、たくさんの経験が必要です。もちろん練習場や実践のコースで鍛錬を積まれているのだと思いますが、そういった経験を積むのに適した環境のひとつとしてショートコースは非常に有効なのです。

飛距離はあまり出ないけれど、アプローチが天下一品!というベテランゴルファーを見るたびに、「きっとショートコースで練習しているに違いない…」とひそかに思っています。

おわりに

ショートコースは本コースに比べるとプレー代も手ごろなので、気軽にチャレンジでき、さらに1人でプレーOKのコースも多く(主に平日ですが)、誰かを誘わなくても練習ができるという点でも魅力的です。

スコアに伸び悩むゴルファーの方は、こっそり通って仲間を出し抜いてみませんか?

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