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家でもできる基本のゴルフコースのマネジメント。まずは己を知ることから始めよう

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ゴルフがある程度上達してくると、気になってくるのがスコアですよね。

「ゴルフはみんなで楽しめればいいから、あまり真剣にスコアと向き合わなくてもいい」という方もいらっしゃると思いますが、それでもスコアカードにスコアを付けていくと、誰しも少しは気にならずにはいられないのではないでしょうか。

スコアアップを目指すために、たくさん練習する時間が確保できればそれに越したことはありませんが、なかなか満足のいくほど練習ができるわけでもありません。

しかし、そんな時間のないゴルファーでもできるトレーニングがあります。それは、コースマネジメント技術を磨くことです。

「コースマネジメントって、コースでするからコースマネジメントじゃないの?」と思うかも知れませんが、実はコースマネジメントを行うための準備はどこでも出来ます。

つまり、コースで最も効率よくプレーするための知識や技術を養っておくのです。

そこで今回は、ゴルフ場以外の場所でも行うことができる、「基本のコースマネジメント」を勉強していきたいと思います。これは、コースマネジメントそのものというよりも、コースマネジメントを行うための準備といえるかもしれません。

まずは己を知ることで色々と見えてくるものがあるかもしれませんよ。

そもそもコースマネジメントって何?

The President

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まずは、一番大切な「コースマネジメント」について確認しておきましょう。

マネジメントとは=さまざまな資源・資産などを管理し、効果を最適化・最大化するための手法です。これをゴルフに当てはめるならば、コースの状況(距離や風、ライの状態及びコースレイアウト等)と自分の能力・実力を照らし合わせて、目的の結果やスコアに到達できる最善の方法を選択・判断することです。

さらにその判断は、その一打を打つためだけの判断だけでなく、1ホールとしての、または1ラウンドとしての戦略を立てていくことに繋がっています。

たとえば、

「フェアウェイのいい場所にボールがあって、距離が220ヤード残っているから、とりあえず一番距離の出るフェアウェイウッドだな」ではなく、

「残り220ヤードをどのように攻めれば、(目標とする)ボギーであがれるか?そして、結果的に90台でまとめられるか」という戦略を立ててから、打つのです。

「そんなこと言っても、いつもナイスショットするとは限らないし、ボールがどこに行くかもわからないから、とりあえず打ってみるしかないんじゃない?」

と思っている方は、まだコースマネジメントが理解できていないかもしれません。コースマネジメントではナイスショットの確率や、ミスした場合までを想定して戦略を立てるのです。

ですから、「めったにナイスショットが出ないからコースマネジメントなんて出来ない」と思うのは誤りです。

では、実際にコースマネジメントをしていく上で、どのようなことが必要でしょうか。考えていきましょう。

自分の実力を適正に判断しよう

meiji Cup 2016 - Day 2

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前述したように、コースマネジメントはナイスショットだけを考えるものではなりません。その場の状況において、自分にはどれだけのショットが、どれくらいの確率で打てるのかということを考慮して行うものです。

ですから、コースマネジメントにおいて最も重要なことは、「自分の実力を知る」ということになります。自分の実力を過大評価していたり、過小評価してしまったりしていては“最適な判断”ができなくなってしまうからです。

では、「自分の実力を知る」とは、実際にはどんなことでしょうか。まずはスコアの部分から考えてみましょう。

ベストスコアよりもアベレージを重視して、目標を設定しよう

The Barclays - Round Two

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ゴルファー仲間でスコアの話をする際には、必ずベストスコアの話題になると思います。

もちろん、ベストスコアは誇って良いものですから、それは構わないのですが、コースマネジメントを考える上で重要なのはベストスコアよりもアベレージスコア(平均スコア)です。

たとえばあるプレーヤーのベストスコアが89で、直近の他のスコアが94、93、97、95だったとします。この場合、「ベストで89が出たし、最近は100を叩かなくなってきたから、90を切れば調子が良いって感じだな」と思うのではないでしょうか。

しかし、89は確かに見事ですが、それ以外の4回のスコアは90を切ることができていませんので、まだこのプレーヤーの実力では、90を切ることは簡単ではないでしょう。それなのに自分の目標スコアを90以下に設定し、ボギーペースが保てなくなってくると「今日は調子が悪い!」と不機嫌になって、やる気が低下してしまう状況が想像できます。

よくいる、いつも「今日は調子が悪い」と言っているタイプのゴルファーですね。これは、自分の実力を過大評価してしまって、目標設定が適切でない場合に起こります。

では、どうすればよいでしょう?

この場合、5回のラウンドのスコア合計が(89+94+93+97+95=468)で平均スコアは93.6ですので、目標として適切なのは92~93になります。ハーフで46~47、1ホールで考えると、ボギーペース+2、3ホールはダブルボギーを叩いても、目標に到達できます。

いかがでしょうか。このぐらいがこのプレーヤーにとっての適正な目標値(スコア)になのですね。まずはこうした自分の現在の実力に則した目標設定をすることで、コースマネジメントの第一歩を踏み出しましょう。

自分の飛距離を冷静に判断してみよう

2016 Reignwood LPGA Classic - Day 4 (Final)

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「ドライバー、どのくらい飛ばす?」と聞かれたら、「○○コースで、思いっきりナイスショットした時、250ヤードは飛んだね。」と答える方がいるかもしれません。

では、「だいたい平均で、ティーショットはどのくらい飛んでいる?」と聞かれたらどうでしょうか。「最大が250ヤードだから、普段は220ヤードぐらいかな」と答えるかもしれませんね。

しかし、それは本当でしょうか。チョロしたり、大きくスライスして、150~160ヤードぐらいしか飛ばなかったりしたこともよくあるのではないでしょうか。

「それは、完全なミスショットだから、ドライバーの飛距離には含めていない」と思うかも知れませんが、こうしたティーショットの結果も受け止めてデータ化するのがコースマネジメントです。

自分のドライバーの精度がどのくらい(220ヤード飛ばせるのが何%ぐらいの確率)で、150~160ヤードぐらいしか飛ばないミスショットの確率が何%ぐらいなのか。そして、ミスショット場合の傾向はどういったものなのかなど、今までの自分のプレーを洗い出してまとめてみましょう。

この時に大切なことは、冷静に自分を判断すること

誰かに教えたり、記録に残したりするものではありませんので、自分を飾らずに評価しましょう。意外と「できない」自分に気付くと思います。

このように大まかで構いませんので、ナイスショットできる確率や、距離、そしてミスショットの場合の傾向と確立をドライバーからアプローチまで考えてみましょう。そうした“準備”を行なうことで、ボールを打つ時の判断材料になるのです。

きっと次回コースへ出た時に、今までとは違ったクラブの選択をすることになると思いますよ。

おわりに

Alfred Dunhill Links Championship - Previews

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コースマネジメントの準備と心得をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

自分に対して客観的な実力の判断が出来ている方は、実はそう多くはありません。しかし、そうした視点を持つことで、確実にコース攻略の選択肢が増えますので、一度考えてみてはいかがでしょうか。

こうした作業は自宅でも、休憩中でも、どんな場所でも可能です。ゴルフ以外の場所や時間を使って、あなたもスコアアップを狙ってみてはいかがでしょうか。

実際にコースに出てからのコースマネジメントについての記事はこちら。

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