ゴルフスイングでの手首の使い方やコツとは?
- 2019.04.07
- トピック
手首の仕組みは良く出来てる
人間の手首は良く出来ていると思います。
あらゆる方向へ動かすことが出来てしまう。難しく表現すると手の平側に曲げる掌屈(しょうくつ)、甲側に曲げる背屈(はいくつ)、親指側に曲げる撓屈(とうくつ)、小指側に曲げる尺屈(しゃっくつ)があり、これら複合での動きもありますのでかなりの可動域を持っていることになります。
しかし、この可動域の大きさがゴルフスイングにおいては邪魔になります。意図せずにくにゃくにゃ動いてしまってはたまりません。なぜならアドレスした時、飛球線へヘッドをセットしますがこの場所へヘッドを戻すことが困難になりミスショットを招くからです。
この意図せずにというところがポイントです。
ショットで手首を味方につける
「たくさん練習しているのにスライスしか出ないよ」と嘆いている初心者の方、たくさんいらっしゃると思います。特に女性に見られる現象ですが小指側に曲がる尺屈(しゃっくつ)を発生させてスイングをされている方を見かけることがあります。
ここでも「意図せずに」となってしまっているかと思います。小指側に曲がる尺屈(しゃっくつ)が発生してしまうとクラブのフェース面は右を向きます。結果として、スライスまたは右へいく球になると予想されます。
一度お試しいただきたいのはドライバーにせよアイアンにせよ親指側に曲がる撓屈(とうくつ)状態をボールにインパクトさせるまで維持する(させる)事です。スライスするからといって手首を返したりしてはいけません。
そのようなことをしなくても正しいライ角の角度を保つことで捕まりが良くなると思います。(スクエアなグリップで考えた場合)私は右手と左手の両方で維持するイメージでいます。ドライバーなどの長いクラブを持つと、つい腕に力が入ってしまいますが、アドレスした時の手首の角度を維持するほうへ意識を持たせることによりスムーズなスイングがしやすくなります。
この場合のスイング軌道はややインサイドアウト軌道になることでフィニッシュの形と飛距離が変わってくるかもしれません。
100ヤード以内のショットで「大ダフリ」が出てしまう?
私はここ数年、急に出てしまう、100ヤード前後のショットで「ダフリ」、アプローチショット「ザックリ」に悩んでいました。元々トップで伸びあがる癖がありそれが原因かと予測、しかしどうも違う様子。この突然出る悪い結果の積み重ねでイップスになりかけたこともありました。
あるショットで「あっ、今インパクトで緩んだ」と感じた事がありました。「インパクトで緩む?」を冷静に考えると「緩むとなぜダフルんだ?」となり、力が抜けてクラブが思った所より手前で落ちたからと結論が出ました。では、「落ちないようにすれば良い」という考えで、この手首の角度を維持するスタイルを意識し始めました。
このあたりは、佐久間馨プロの漫画本で得た情報と親密にリンクします。結果的にアプローチ含めたショットが劇的に変わり始めました。
それでもたまにダフリますが(笑)。
フワッと上げるロブショットでは柔らかく手首を使うこともありますが、実際のラウンドではそのような状況に遭遇することはめったにありません。たいがいは転がすか、少し上がる程度のアプローチショットのケースが多く、その場合の
私は、手首を固定させようとすると腕に力が入りやすくなるのであえて、ライ角の角度を維持する意識をするようにして腕に力が入らないように工夫しています。
思いもよらない球では帰れない
私はこれまでプロに習った事も、レッスンに通った事も全くありません。いわゆる自己流という方法です。グリップの基本からアドレスの仕方などを、ほとんどがレッスン書や上手な方の見よう見まねで初めてしまいました。
インターネットや動画のサイトがまだ存在しない時代でしたから、世代的にはこういった方は多くいらっしゃると思います。
スコアが悪いと練習場へ通い、ひたすら打つ。
そろそろ帰ろうかなと思ったとたん、思いもよらない変な球が出て、また何球か打つ。
また思いもよらない変な球が出て、また何球か打つの繰り返しで、いつまでたっても帰れません(笑)。
これまで私は、上手くいかないと何度もスイングを変えてきました。これの繰り返しで何が良くて悪いのかもわからなくなる回数も一度や二度だけではありませんでした。これはこれであれこれ創意工夫するのが楽しかったといえばそうなんですが。しかし、正直申し上げますとかなり遠回りをしたなあと感じています。
計算すると怖くなるのでやめておきますが、某ゴルフ練習場へはかなりの金額と時間を使ったと思います(笑)。今に思うと時間とお金がもったいないと強く感じます。時間を巻き戻せるなら巻き戻して一言、自分にいいたいです。
「その練習の方法は間違ってるよ」と。
でも、聞いてくれないだろうな。きっと。
上達したいと思われるゴルフ初心者の方へ一言です。最初は、きちんとプロに習った方が良いと思います。間違いないです。
基本を学んだ後に、自分で得た情報を足したり変化させていくのが一番の近道かと思います。