競技ゴルフとは?初めてでもわかる競技ゴルフ入門
競技ゴルフとは?
競技ゴルフは、その名の通り他の選手とスコアを競い合うゴルフのことです。
普段のゴルフとは違い、厳しくルールが定められていたり、競技によっては参加条件があったりと敷居が少し高いイメージがあります。しかし、普段のゴルフでは味わえないような緊張感や刺激を味わう事ができます。この記事では、そんな競技ゴルフについてご紹介していきます。
競技ゴルフの種類
競技ゴルフにはいろいろな種類がありますが、大きく分けると以下の3つです。
シングル戦 | 単純に各個人のスコアを競う方法 |
チーム戦(スクランブル) | チームで各ホールのスコアのよい方をカウントして競う方法 |
チーム戦(ベストボール) | チームで1球ずつ打ってカウントして競う方法 |
もっとも多く開催がみられるのはシングル戦で、シンプルに個人のスコアを競います。
その他にもチームで競う競技も開催されているので、自分に合った種類の競技を探して参加するようにしましょう。
参加条件
・オフィシャルハンディキャップの取得
競技ゴルフの参加には、JGAの発行するオフィシャルハンディキャップの取得が必要です。
オフィシャルハンディキャップは、様々なレベルのゴルファーが公平に楽しめるように考えられたシステムです。
ハンディキャップか少ない選手ほど上級者です。
取得方法は、「あるゴルフ場の会員になっており、3ヶ月間の5ラウンドのスコアカードの提出」です。
・競技ゴルフの種類のよる参加条件の違い
競技ゴルフは、競技によって参加条件が異なります。
詳細は、参加したい競技の要件をよく確認する必要がありますが、大きく分けると下記の4つがあります。
パブリック選手権 | 基本的に誰でも参加可能 |
新聞社、ゴルフ予約サイト主催 | 基本的に誰でも参加可能 |
ゴルフ場主催 | 会員であること
加盟のゴルフ場から推薦を得ること |
各都道府県の管轄 | 一般的にハンディキャップ15以下
バックティからのラウンドでスコア80台の人 |
・ルールの把握
競技ゴルフでは、ルール違反があると失格になる可能性があります。
パターにOKがなかったり、同伴者へのアドバイスが禁じられていたり、OBでは必ず打ち直しが必要だったりと、普段のルールと異なる点もいくつかあります。
これは、競技ゴルフは公式ルールに基づいてプレイする必要があるからです。
ルールブックなどもあるので、しっかり勉強して、できれば一度ゴルフ場で公式ルールを試してみてから参加してみてください。
競技ゴルフ参加へのメリット
オフィシャルハンディキャップの取得が必要だったり、ルールが異なったりと「めんどくさそう」「むずかしそう」な印象がある競技ゴルフですが、もちろん競技ゴルフならではのメリットもあります。
・ゴルフ仲間が増える
競技ゴルフでは普段のゴルフでは会えないような方と一緒にコースをまわることができます。
その後もゴルフ仲間として一緒に競技へ参加したり、コースをまわったりと長い付き合いになる場合もあるでしょう。
そういった形で、ゴルフ仲間が増えることは、練習のモチベーションにもなりますし、長く続けられるスポーツだからこそかけがえない仲間として付き合っていける可能性があります。
・ゴルフが上達する
もう一つのメリットとして、単純にゴルフが上達します。
普段のゴルフと違って、真剣勝負の緊張感のなかプレーするため、競技ゴルフへの参加は上達スピードを上げてくれるのです。
普段のゴルフで打つ1打よりも、真剣勝負のなか集中して打った1打は確実にあなたのゴルフを成長させる1打になるでしょう。
また、競技ゴルフは順位もつけられるで目標が明確になり、練習の質も上がっていきます。
・超上級者やプロを目指す高校生などと知り合える可能性がある
競技ゴルフに参加していると、企業対抗の全国大会に出るような人や本気でプロを目指している高校生と同じ組になってまわれる可能性があります。
そういった方々と一緒の組になって、間近でプレーを見ることができるのも競技ゴルフの魅力でありメリットです。
上手い人プレーは刺激になりますし、近くスイングを見るだけでもものすごく勉強になります。
競技ゴルフ参加の注意点
・クラブの本数や種類
競技ゴルフに参加するときは、使用するクラブやボールがルール違反にならないか注意しましょう。
現在販売されているクラブのほとんどはルールに適合しているクラブになっているはずですが、古いクラブを使用する場合は注意が必要です。
競技ゴルフでは、ラウンド中に携帯して良いクラブの本数が14本までと決まっているので、そちらも注意が必要です。
また、練習器具はキャディーバッグに入れておくことは違反にはなりませんが、ラウンド中に使用することは禁止されています。
・使用するボールは判別できるように
競技ゴルフでは、スタートホールでのティーオフの前に同伴者に対して「私は今日このボールを使う」ということを宣言する必要があります。
同じメーカーのボールを使う人がいる場合がありますので、自分のボールが区別できるようにしておいてください。
具体的には、独自の目印をつける、イニシャルを書くといったことが挙げられます。
・自分の打数は「マーカー」がつける
競技ゴルフでは、マーカーと呼ばれる役割があります。
マーカーとは競技の公平性を高めるために、競技者のスコアを記録するように委員会から指名された人のことを言います。
基本的には、試合前に競技委員会から指名されます。
マーカーは基本的に同伴競技者が指名されます。
自分が誰のマーカーを行うのか、自分のマーカーは誰なのかをしっかり把握するようにしましょう。
また、マーカーは審査員やレフェリーではないのでその点も注意しておきましょう。
ラウンド終了後は、自分のスコアに誤りがないことをスコアカードに署名します。
このとき、勝手に書き直したり過小申告したりすると失格になるので注意してください。
まとめ
競技ゴルフは普段のゴルフと違い、ルールが厳格だったり、オフィシャルハンディキャップの取得が必要だったりと敷居が高く上級者向けのイメージがあると思います。
しかし、独特な緊張感の中でプレーすることができたり、超上級者と一緒にプレーすることができたりと、競技ゴルフでしか味わえない刺激もたくさんあります。
しっかりルールやマナーを覚えておけば、決して上級者でなくても参加できるので、ぜひ勇気を出して競技ゴルフに参加してみてください。