アベレージゴルファーのための熱意系、新ブランド『HONMA Be ZEAL ドライバー』試打レポート!
2016年1月15日にデビューしたHONMAの新ブランド『Be ZEAL』(ビジール)。ここ数年HONMA契約のプロが多くの優勝を手にし、2015年はJLPGAの賞金女王として君臨した『イボミ』がアンバサダーを務める注目のブランドです。
CMでも『もう100なんて、打たないで』なんて甘い声で言ってますが、そう言われるとボミファンのおじ様たちは、思わず買いに走りそうになってしまいますよね(笑)
メーカーのブランドコンセプトは「肝心な時には100を叩いてしまうかもしれないが、1打でも縮めたい、1ヤードでも飛ばしたいという、熱意あるゴルファー」(カタログ抜粋)のために構築したブランドというのですから、私が得意とする“月イチゴルファーの方のためのクラブ選び”にはドンピシャなドライバーなのでは?とワクワクしちゃいます。
試打レポートの前に…どんなドライバーなのか、さらっとご紹介しておきましょう。
とにかく、100前後のアベレージゴルファーをターゲットとするドライバーなので『楽にとばせて安定する』という点を打ち出しています。
飛びに関してはクラウン部分を肉薄化させ軽量化することで余剰重量をソールに配置し、打ち出し角がより高くなります。また、部分肉厚フェースで反発エリアが拡大+クラウン部に適度なボリュームを持たせてボール初速がアップされます。
また、交換可能なウエイトビスで重心距離の調整が可能。つかまり具合が変えられる設計になっています。
ではお待たせいたしました!試打レポートです。
見た目
まずはソールデザインから。
見た目は悪くないけれど…地味な印象を受けます。なんとなく『BERES』を引きずっている感もありますが、黄色いデザインが金色っぽく見えるからですかね。
構えてみると…
HONMAだけに、顔つきはとってもいい感じです。方向性が出しやすいイメージで、安心感が感じられます。
スクエアなフェースも私好み。すわりもとっても良くて、アドレスしやすいドライバーです。
フェイス面はこんな感じ。
ややディープな感じに見えます。フェイスだけ見るとちょっと難しそうなイメージですが、テーラーメイドのRBZと似てる感じがします。
試打レポート
今回試打したのは、ロフト10.5度、全重量292gでバランスはD1となっています。シャフトは、オリジナルシャフトのRフレックスです。
シャフト重量48gとかなり軽めなシャフトです。中調子でトルクは5.9。では早速打ってみましょう。
かなり弾きのいいヘッドです。バランスはD1ですが、ヘッドの重みをしっかりと感じることが出来ます。
やはり、HONMAオリジナルのシャフトはヘッドにしっかりとマッチしているということでしょうか?シャフトのしなりをうまくヘッドに伝えている…そんな感じがします。
まったくクセのないシャフトですが若干先端に剛性を持たせているので、しっかりと振っていってもばっちりタイミングが合います。弾道はやや高めですが、適度にスピンが効いて吹け上がるということはありません。
つかまりもよく、ややドロー気味な球筋です。数球打ってタイミングが合ってくると、つかまり過ぎて左にいってしまうので、上下のウエイト位置を交換してみました。
すると、真っ直ぐな球筋です。これは良い!
ウエイト調整しても良いですが、シャフトをSRにしてみても良いかもしれません(今回SRのシャフトはなかったので、ウエイト調整してみました)。
『HONMA Be ZEAL』を打ってみた結果!
安心して月イチゴルファーにおすすめできるドライバーです。むしろ「月イチゴルファーにこそ使ってほしいドライバー」と言っても過言ではありません。
これで『100叩きの刑』から逃れられるかも知れませんよ。
スペック
『HONMA Be ZEAL ドライバー』
●ロフト角
9.5度・10.5度
●シャフト
VIZARD for Be ZEAL
●フレックス
R・292g/D1
●重量
SR・295g/D2
S・297g/D2
●価格
¥80,000(税抜)