アマチュアが手に入れるべき「パッシブトルク」とは?
ゴルフの悩みはたくさんありますが、ゴルフスイングで悩まれていないゴルファーはいないのではないでしょうか。「プロのようなスイングをしたい」「プロのように飛ばしたい」「綺麗なスイングをしたい」こう思っているアマチュアゴルファーはたくさんいると思います。
「パッシブトルク」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
言葉のままであればパッシブトルク=受動的トルクということなのですが、簡単にいうとスイングをする中で自然にフェースターンが起こり小さな力でつかまえたボールを打つことができる現象です。良く耳にする言葉ですが「クラブに仕事をさせる」スイングの要素です。プロのスイングとアマチュアのスイングの違いはまさにここにあります。
1.パッシブトルク
ほとんどのプロがこの「パッシブトルク」を発生させるスイングをしています。
ローリー・マキロイプロやイ・ボミプロは特に顕著なので後方からのスイング動画を見て頂きたい。トップから切り返しでシャフトが後方に倒れています。そうすることでオンプレーンよりクラブが内側を通り、腕とクラブにトルクがかかって小さな力でつかまえた強い球を打っています。オンプレーンより外側を通っているプロはほぼいません。対してアマチュアのほとんどがオンプレーンより外側を通っている方がほとんどなのです。
この「パッシブトルク」を発生させることができれば飛距離も伸び、プロのようなスイングを手に入れることができます。切り返しでシャフトを後方に倒してオンプレーンより内側を通すだけなので、簡単そうに見えますが実際はかなりの練習を要するほど難しいです。しかし、かなりの練習時間を使ってでも手に入れる価値があると思います。
2.シャフトを後ろに倒す
切り返しでシャフトを倒すには、切り返しで右手の掌側が空を向くようにしてクラブを倒すのですが、能動的に倒そうとするとボールに当たらないような感覚になってなかなかうまくいかないことが多いです。そこでバックスイングで左腕を外旋させながらトップを作ると、切り返しで受動的に腕にトルクがかかりクラブを倒す方向に動かされます。
3.動画を撮ってスイングチェック
パッシブトルクがしっかり発生させられているのか、自分のスイングを後方から動画撮影をしてチェックしましょう。
出来ているかいないかの判断ですが、ハーフウェイダウン(ダウンスイングでクラブが地面と平行になるポジション)付近でシャフトと右腕が重なっていればパッシブトルクが発生させられていると判断して良いと思います。
4.まとめ
パッシブトルクを発生させたスイングができるようになると、凄くヘッドが走ることに驚くと思います。小さな力で今まで以上の力強いスイング、力強い球を打てるということは、長くゴルフを楽しめるということでもあります。アマチュアこそパッシブトルクを手に入れて、ゴルフという素晴らしいスポーツを長く、そしてたくさん楽しみましょう!