golfes_logo

ゴルフカートの進化が止まらない?!バッバジェットってなんだ?!

time 2016/11/23  folder おもしろ トピック

“プルカート”という言葉を聞いたことありますか?

かなり昔の話ですが、ゴルフというとキャディバッグは“自分で担ぐ”というスタイルが一般的でした。日本でも、ある程度有名なゴルフ場であればキャディさんが担いでくれたり、ゴルフバッグ用のカートに乗せて運んでくれたりしていました。

しかし、パブリックコースでは、キャディバッグは自分で担いでプレーをするのが普通で、むしろゴルフは“担ぐこと”も含めたスポーツとして認識されていた時代がありました。

Amateur Golfers

そんな時、突然われわれの前に現れたのがプルカートでした。

・折りたためば、車のトランクにも入るので持ち運びに便利。
・重いキャディバッグも押したり、引っ張ったりして楽々運べる。
・飲みものやスナックなど、かさばるものや重いものも気にせず携帯できる。

などなど、初めてプルカートを手にした時はゴルフが10倍は楽しく快適になったものでした。

そんなプルカートが初めて一般的なゴルフ用品として販売されたのは、今から約70年も前となります。プルカートの後に開発された電動カートが現在は主流となっていますが、パブリックコースではまだまだプルカートは必須アイテムの一つです。

そんなゴルフカートも時の流れとともに、とんでもない進化をとげていました!

進化①:勝手についてくるカート?!

%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%88%ef%bc%91

プルカートは担ぐことに比べれば大変便利なアイテムですが、自分で押したり引いたりしないとキャディバッグを運ぶことができません。しかし、あるマシーンが開発されたことによってプルカートから“押したり引いたり”という動作がなくなりました。

その秘密兵器ともいえるマシーンは、なんとゴルフカートがあなたの後を勝手についてきてくれるというものなのです!

スチュアートゴルフ(Stewart Golf)というメーカーが開発した夢のマシーン(実際に動画でも“Dream Machines”と明記しています)が“X9 FLOLLOW”です!

名前にもしっかり“フォロー(ついてゆく)”と入っていますね。おまけに、リモコンで離れたところからも自在に操作できるという優れもの!プルカートからいったいどれくらい進化したのか、実際の映像をご覧下さい!

いかがでしたでしょうか?X9 FOLLOWがあれば、プルカートよりもとっても楽に、そして快適にゴルフが楽しめそうですね!車のトランクにも簡単に納まるコンパクトサイズというのも嬉しいポイントですね。

グリーン周りや、ついてきて欲しくない場所ではリモコンでしっかりとコントロールできます。これからのゴルフは、X9 FOLLOWを上手く操ることも上級者の嗜みの一つになるかもしれませんね。

進化②:ゴルフボードは超次世代スポーツ?!

%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%88%ef%bc%92

勝手について来てくれるゴルフカートから、さらに進化をとげたカートがこちら。

ゴルフボード。

このゴルフボードなるものは、キャディバッグや飲みものだけではなく、ゴルファー自身も運んでくれるというもの。まずは、どんなものか実物をご覧下さい。

ゴルフボードのキャッチコピーが“Surf The Earth(サーフ・ジ・アース)”というのも分かりやすくて良いですね。ゴルフボードはゴルフカートの概念を大きく変えてしまいました。

これは、ゴルフの“道具”ではなく“ゴルフボード”というゴルフとサーフィンを合わせた新しいスポーツのような感覚がコンセプトになっているようです。実際に開発にはプロサーファーも携わっています。

しかし、実際に使用した人のコメントを聞くとあくまでゴルフの道具としてゴルフボードを分析していました。

「初めて見たときは、危ないのではないかと思いましたが、実際に乗ってみて誰にでも簡単に使えると分かりました。本当に便利です!」

「ゴルフボードを使うと通常のプレーよりもずっと短い時間でプレーができるので、快適です」

そして、PGAツアーやヨーロピアンツアーで活躍しているトッププロのゴルファー達も、ゴルフボードが気に入ったようです。

アブダビHSBCチャンピオンシップのエキシビジョンで、ヨーロッパ代表のヘンリック・ステンソン選手&ローリー・マキロイ選手チームと、アメリカ代表のジョーダン・スピース選手&リッキー・ファウラー選手チームがゴルフボードを使って“ミニ・ライダーカップ”が行なわれました。

これは1ホールマッチのタイムトライアルレースです。

あくまでタイムトライアルなので、スコアは関係なく早くホールアウトをしたチームの勝利です。どちらのチームが早く、そして二人共ホールアウトできるかを競います。

U.S. Open - Round One

試合はステンソン選手の妨害作戦もむなしく、アメリカチームの勝利に終わりました。ゲームの後に、ステンソン選手はゴルフボードについて次のようにコメントしていました。

「ゴルフボードが本当に気に入ったよ。次の木曜日(大会初日)に間に合うようにオーダーしないと!」

選手達もゴルフボードに少なからず興味を抱いてしまったようです。ゴルフボードがPGAツアーで採用される日もそう遠くないかもしれません。

進化③:Bubba’s Hover(バッバのホバー)?!

%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%88%ef%bc%93

さて、まだまだカートの進化は止まりません!

次はPGAツアーで一番のファニーガイ(面白い男)として有名なバッバ・ワトソン選手と、スポーツサングラスメーカーのオークリーがプロジェクトチームを組んで開発した規格外のゴルフカート“BW1”をご紹介いたします。

ワトソン選手はこれまでのゴルフカートに限界を感じていました。

「既存のゴルフカートはどれも同じで、グリーンから30ヤードも離れたところに止めなくてはならないし、雨が降ったらカートパス(カート専用の道路)しか走れないだろ?」

しかし、ホバークラフトなら池の中もラフも関係なく、行きたいところにどこにでもいけるとういのがワトソン選手のアイデアでした。実際の“BW1”をご覧ください

「池の上を通って向こう側に行けて、ボールを打ったらまた池の上を通って戻ってこられるんだよ!こんな面白いことをしたくない人なんている?」

ワトソン選手のプライオリティはあくまで“FUN(面白さ)”のようですね。

ところが、ホバークラフトのスペシャリストは真剣にBW1のメリットを解説しています。

「ホバークラフトは芝への圧力が弱く、足で踏んだ場合の33分の1程度しかありません。よって、カートのようにタイヤの後がつくことがまったくなくコースにも優しいのです」

BW1はワトソン選手お得意のジョークかと思いきや、オークリーとの共同開発はどうやら本気のようです。

Bubba’s Jetpack(バッバのジェットパック)?!

%e3%82%b4%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%88%ef%bc%94

ワトソン選手とオークリーの“夢のカート”への情熱はさらにエスカレートしていきます!

“BW1”をさらに無敵にしたのがジェットパック“BW-AIR”です。“AIR(エアー)”という響きで“まさか”と思ったあなた。大正解です!

「未来のゴルフゲームをエキサイティングにする為に、僕とオークリーが開発した世界で初めての“飛ぶゴルフカート”がこのジェットパック“BW-AIR”さ」

もう、なにがなんだか分からなくなってきましたよ。それでは、BW-AIRの実物をご覧ください。

開発しているスタッフも大真面目にマシーンの説明をしています。

「200馬力のエンジンを搭載しており、約90メートルの高度まで飛ぶことができます。これまでのトラディッショナルなゴルフ環境にはなかったニューテクノロジーです」

ここまでくると「面白い冗談だね」とは言えなくなります。ワトソン選手も自分の提案が持つ未来への可能性に、大きな自信をみなぎらせています。

「ゴルフ業界では常にプレーのスピードアップを考えているんだ。そして、このBW-AIRはプレーのスピードアップを可能にするマシーンなんだ。なによりも鳥の目線でコースを見ることができるので、コースマネージメントに革命的な武器ができるってことさ。でも、これはとても不公平なアドバンテージになるかもしれないね。これが導入されれば、ゴルフというゲームが大きく変わるはずさ!」

まとめ

Golfers Take Part In The World Hickory Open ChampionshipsLicensed by gettyimages R

本コラムは“プルカートのおかげでゴルフが楽しくなりました”という、ほのぼのとした雰囲気でスタートしたはずでしたが、あれよあれよという間に大変なことになってしまいましたね。

実際に実用化されるかどうかは別として、このような面白いアイデアと果て無き情熱がゴルフというスポーツの既成概念を良い意味で打ち壊し、エキサイティングで楽しいスポーツへと進化させてゆくのでしょう。

とりあえず、夢でも良いのでBW-AIRに乗ってゴルフコースを飛んでみたいものです。

(完)


GOLFESは毎日「また読みたくなる!」ゴルフニュースを配信しています!
May 1-2, 2004 009
出会ったメソッドは全て試した男Yankee Doodle Golfer

全盛期のハンディキャップは「8」。アメリカで鍛えたゴルフの腕には自信あり。
一番の思い出は500ヤードを超える正真正銘のパー5で2オン1パットのイーグルを達成したこと。
好きなクラブは6番アイアン。日本のコースでのティーショットは、6番アイアンを持つことが最も多い。


arrowup