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ヨーロピアン・ツアーの上品な遊び心に触れる⑫~厄介なリポーター~

  • 2017.06.03

ヨーロピアン・ツアーの上品な遊び心に触れるシリーズの第12弾は“厄介なリポーター”をご紹介。

これは黒幕にライダーカップでも活躍した2人のプロゴルファー、イングランドのクリス・ウッド選手と、ベルギーのニコラス・コルサーツ選手を起用して、トッププロにドッキリを仕掛けるというもの。

インターカムで2人から指示をされる“厄介なリポーター”役に抜擢されたのは、ユーチューブコメディアンのトーマス・グレイ。このリポーターは“ミラージュ・スポーツ・メディア”という実際には存在しないメディアの取材ということで選手達に近づきます。

彼らの餌食になったゴルファーがこれまた豪華メンバーです。ヘンリック・ステンソン選手、ダスティン・ジョンソン選手、リッキー・ファイウラー選手、リー・ウエストウッド選手、それにラファ・カブレラベロ選手他、多くのトッププロが標的となってしまいました!

史上最長の音声チェックをしろ!

Golf Previews - Olympics: Day 4

Licensed by gettyimages R

まず最初のターゲットはリッキー・ファウラー選手です。偽レポーターのトーマスがリッキーに近付いた時に指令がでます。

「史上最長のサウンドチェックをしろ!」

トーマスがファウラー選手とコンタクトをしながら、インターカムに手をあててサウンドチェックを始めます。

「チェック1、2。チェック1、2。」

すると、本部からの指令が飛びます。

『まだまだ続けろ!』
「サラウンド、サウンド。サラウンド、サウンド。」

リッキーがイラつき始めました。

「すみませんね。サラウンド、サウンド。サラウンド、サウンド」
『もう1回だ!』

ネタがつきたトーマスが、おかしなサウンドチェックを始めます。

「ケチャップ、ケチャップ」

もう、なんのサウンドチェックか分からなくなります。最後はリッキーにサウンドチェックをお願いしてしまいます。

「すみません、マイクに向かってケチャップと3回言っていただけませんか?」

さて、リッキーはサウンドチェックに協力してくれるのでしょうか?

同じ質問をできるだけたくさん繰り返せ!

Deutsche Bank Championship - Round One

Licensed by gettyimages R

次にティーグランドに現れたのは昨年のレース・トゥ・ドバイの覇者ヘンリック・ステンソン選手。ここで、出された指令は。

『同じ質問をできるだけたくさん繰り返せ!』

トーマスがヘンリックにインタビューを始めます。

「昨年はヘンリックにとって、どのような1年となりましたか?」

昨年はヘンリックにとって、最高年になったのは周知の事実ですが、そこは真面目なヘンリック。丁寧に答えてくれます。

「昨年はキャリアでもベストのシーズンだったよ。あの好調を今年も継続したいね」

ヘンリックの答えが終わった途端に次の質問へ。

「そうですか。昨年はあなたにとってどのような1年でしたか?」

やっかいなレポーターは同じ質問を繰り返します。ヘンリックは少し言葉を変えて、丁寧に質問に答えてくれました。ここで、指令室から命令が飛びます。

『まだまだ続けろ!』

トーマスは、神妙な表情を作り質問を繰り返します。

「わかりました。ヘンリックにとって昨年はどのような年でしたか?」

さすがに、この辺りからヘンリックの頭の上に“?”マークが増えていきます。

「良いプレーもできたし、大きなトーナメントでも勝つことができて良い年だったよ」
「そうですか、わかりました」

といって、トーマスが最後の質問に入ります。

「昨年はヘンリックにとってどんな1年でしたか?」

さて、ヘンリックはどこまでキレずに質問に答えてくれるのでしょうか?

名前を間違えろ!

World Golf Championships-Dell Match Play - Final Day

Licensed by gettyimages R

次のドッキリは「名前を間違えろ」シリーズです。ダスティン・ジョンソン選手に向かって放った質問は、

「メジャー大会で2度の優勝をされていますが、次の目標はありますか?ザック・ジョンソン?」

なんと、メジャー大会で2度の優勝をしているザック・ジョンソンと名前を間違えるというもの。ちなみにダスティン・ジョンソン選手はメジャー大会では1勝しかしていません。このビデオの名前の言い間違えは1回のみですが、ロングバージョンの動画では何度も間違えるという、見ていてヒヤヒヤするドッキリになっています。

後半ではリー・ウエストウッド選手のファーストネームを“リアム”と間違えるシーンも出てきます。

今回のドッキリで一番ドキドキしました!

さて、トッププロの対応は?

握手した手を離すな!

BMW International Open - Day Two

Licensed by gettyimages R

さて、次にティーグランドに姿を見せたのは、愛嬌のある笑顔とポッチャリキャラで日本でもおなじみのキラデク・アフィバーンラト選手です。トーマスがアフィバーンラト選手と握手をして挨拶をしたときに指令が入ります。

『握手した手を、できるだけ長く離すな!』

握手をしているシーンを撮影するという名目で、トーマスは掴んだ手を離しません。

「いま握手しているシーンを撮影しています。もう少し、もう少し」

アフィバーンラト選手が「そろそろ手を離してよ」と思い始めた頃に本部から指令が入ります。

『離すな!まだまだ離すな!』

さて、温厚なアフィバーンラト選手はどこまでお付き合いしてくれのでしょうか?

ここでドッキリ本部にドイツ出身のマーティン・カイマー選手が合流!

シャツを脱いでナイスボディを披露させろ!

Hero Indian Open - Previews

Licensed by gettyimages R

ドッキリのレポーターが待っているとも知らず、イケメンゴルファーのラファ・カブレラベロ選手が現れました。ラファと仲良しのマーティンがドッキリの指令を出します。

『ラファは自分のことが大好きだから、鍛え上げたボディを披露させてやれ!』

急な指令にもトーマスは冷静に対応してゆきます。

「ファンの人がラファの鍛え上げられたボディを見たいと言っているのです。シャツを脱いでナイスボディを見せてもらえませんか?」

カブレラベロ選手もやっかいなレポーターの申し出に少し困惑します。果して、カブレラベロ選手のナイスボディは見る事ができるのでしょうか?!

この後も、スイングチェックの邪魔をしたり、名前を間違えたり、握手した手を離さなかったりと、多くのドッキリをトッププロに仕掛けます!少し、ハラハラするシーンもありますが、そこは“上品な遊び心”のヨーロピアン・ツアーなので、安心してご覧下さい。

まとめ

メジャー大会で優勝しているような、いわゆる“大物”選手にこんなイタズラを仕掛けて大丈夫なのかと思っていましたが、今回のドッキリを通して改めてトッププロの懐の深さというか、風格のようなものを感じました。

ゴルフは紳士のスポーツと言われていますが、ドッキリへの対応も実に紳士的でした。友人や、職場でドッキリに引っ掛かってしまったら、トッププロの“神対応”を思い出して穏やかに切り抜けてくださいね。

(完)

 

この記事を書いたライター

全盛期のハンディキャップは「8」。アメリカで鍛えたゴルフの腕には自信あり。
一番の思い出は500ヤードを超える正真正銘のパー5で2オン1パットのイーグルを達成したこと。
好きなクラブは6番アイアン。日本のコースでのティーショットは、6番アイアンを持つことが最も多い。

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