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PGAツアープレゼンツ ~スーパー・リカバリー・ショット・トップ10~

リカバリーショット。
ボールがフェアウェイ以外の予期せぬところに飛んでいってしまった時に、そのミスを帳消しにするショット。

例えば、バンカーに入ってしまった時など。苦手なバンカーショットを見事に決めて、パーをセーブできたりすると気持ちがいいですよね。

今回のPGAツアープレゼンツは、さまざまなトラブルから見事なリカバリーを見せてくれたスーパーショットのトップ10をご紹介いたします!これらのショットのほとんどが、優勝に大きく関わってきているというところに注目をしてご覧下さい!

第10位:セルヒオ・ガルシア選手

The 2004 Volvo Masters Round Three

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2013年アーノルド・パーマー・インビテーショナル。
最終日、10番ホールの2打目。

ガルシア選手の放ったティーショットは、こともあろうに大きな木の二本の幹の間に“ナイスオン!”。通常であればアンプレアブルでリプレースするところだが、キャディの心配をよそにボールが引っ掛かった木を登り始めるガルシア選手!

実はこの日、6番ホールのパー5で9打の大叩きをしたりして、ガルシア選手はスコアも心も荒れていました。そんなシチュエーションだからこそ、伝説の木登りショットが生まれたのかもしれませんね。

第9位:カイル・スタンリー選手

Waste Management Phoenix Open - Round Two

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2012ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン。
最終日、17番ホールの2打目。

最終日の17番ホールという大詰めのティーショットをサボテンの中に打ち込んでしまいます。

この大会、スタンリー選手は2位のクレイン選手を1打差という僅差で逃げ切り、見事優勝を果しています。まさに優勝の決め手になった一打と言っても過言ではない、見事なリカバリーショットです。

第8位:ジョニー・ミラー選手

Johnny Miller During The US Masters

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1985年シー・パインズ・ヘリテージ(現RBCヘリテージ)。
最終日、17番ホールの2打目。

往年の名選手の一人ジョニー・ミラー選手のあまりにも有名な“ウォール・ショット”。17番のティーショットをバンカーに打ち込んでしまいます。

しかも、そのバンカーには太い木の柱を何本も打ち込んだ“壁”が設えてあります。その壁が邪魔になって右利きのミラー選手は、グリーンに向かってアドレスをとることができません。

こんな場合、左打ちでグリーンを狙うか、右打ちでグリーンの逆方向にレイアップするかの選択を迫られますが、ミラー選手はだれも思いつかない方法で、このピンチを脱出します!

第7位:タイガー・ウッズ選手

The Memorial Tournament presented by Nationwide Insurance - Final Round

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2012年ザ・メモリアル。
最終日、16番ホールの2打目。

タイガー・ウッズ選手は3日目を終えて、首位と4打差の4位で最終日を迎えていました。大会も残り3ホールとなった16番ホール。ウッズ選手は池を警戒するあまり、池とは反対の深いラフに捕まってしまいます。

グリーンは池に向かって傾斜していて、トップをすれば池ポチャ必至の大ピンチ。ここで魅せたのが、フィル・ミケルソン選手のお株を奪う“スーパー・ロブショット”でした。

最終的にウッズ選手は2位に2打差をつけて優勝となりますが、このチップインバーディーが勝負の分かれ目になったことは言うまでもありません。

第6位:ベン・クレンショー選手

Augusta National Archive

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1986年ビュイック・オープン。
最終日、13番ホールの3打目。

この年のビュイック・オープンは稀に見る激戦でした。最後は2位に1打差をつけてクレンショー選手が優勝を勝ち取ります。

そんな優勝争いの中、大事な最終日中盤の13番ホール。クレンショー選手は3打目をグリーン左のブッシュに打ち込んでしまいます。第9位のミラー選手同様、フラッグに向かってのアドレスは取れません。

ここでクレンショー選手が魅せてくれたのが見事な左打ちでした。しかも、ボールはOKパット圏内にナイスオン!このミラクル・ショットが最後までクレンショー選手を支えてくれることになりました。

第5位:フィル・ミケルソン選手

PGA Championship - Final Round

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2007年ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ。
3日目、10番ホールの2打目。

このショットは以前“フィル・ミケルソンの大脱出トップ10”にもランクインしていたバンカーショットです。

コース左側の林が邪魔になって直接グリーンを狙うことはできないように思われました。しかし、ミケルソン選手にだけは小窓のように少しだけ空いている林の隙間が見えていました。実況も“フィル・ザ・スリル(危険なフィル)”と呆れた、リカバリーショットです。

もちろん、ミケルソン選手はこの大会で優勝を勝ち取っています。実況も“これだから、フィルのファンはやめられない!”と大絶賛したスーパー・リカバリー・ショットです!

第4位:ダン・フォースマン選手

U.S. Open Forsman

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1997年、ビュイック・オープン。
3日目、12番ホールの2打目

この大会、フォースマン選手は首位と5打差で優勝は、逃してしまいましたが、この一打で大いに大会を盛り上げてくれました。

フォースマン選手は大きく右に曲げてしまい、テレビの画面上では林の後ろに隠れてしまい、彼が何処にいるのか分かりにくい情況です。そこでフォースマンが選択したのが、木の下を抜けるレイアップ、かと思いきや!

林から飛び出したボールはコロコロとピンに向かって一直線!

解説者も最後は実況を忘れて“ハッハッハッハッハッ!”とただ笑うしかなかった、ナイス・リカバリーでした!

第3位:ホセ・コセレス選手

National Car Rental Classic X

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2001年、ワールドコム・クラシック。
プレーオフの第5ホールの2打目。

堂々3位に食い込んできたのは、アルゼンチン出身のベテラン、コセレス選手です。サドンデス形式のプレーオフとなったこの大会。最後の最後にドラマティックな幕切れが待っていました。

最終日、日没サスペンデッドになり、ビル・メイフェア選手とのサドンデス・プレーオフは翌日早朝から行なわれました。1打目を左の小さな池のような湿地帯に打ち込んでしまい万事休すと思われました。

しかし、ボールは“幸い”にも辛うじて打つ事ができる状態で止まっていました。コセレス選手は湿地帯の中に入り込むと、迷うことなくクラブを振りぬきました。ボールは見事にピン側1メートルに寄りバーディー。コセレス選手自身、PGAツアー初優勝となりました。

第2位:フィル・ミケルソン選手

Wells Fargo Championship - Preview Day 3

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2008年、クラウンプラザ・インビテーショナル。
最終日、最終ホールの2打目。

第5位にランクインしていたミケルソン選手が再び登場です!こちらのショットも“フィル・ミケルソンの大脱出トップ10”で第1位に輝いた伝説のリカバリーショットです。

最終日の大事な場面でミケルソン選手のティーショットは大きく左に曲がり林の中に。当然グリーンを直接狙うことは困難な情況です。この時点でのミケルソン選手のスコアはティム・クラーク選手とロッド・パンプリング選手とならんで13アンダーのトップ・タイ。ミケルソン選手はこの最終ホールでパーをセーブできれば3人でのプレー・オフという情況。

もちろん“クレイジー・ショット中毒”の我らがフィルはレイアップという選択肢は持っていません!一か八かで、林など気にせずピンをデッドに狙います!結果は、皆様ご存知の通り、このホールでバーディーを奪い激戦を制しました!

第1位:ビル・ハース選手

TOUR Championship presented by Coca-Cola - Final Round

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2011年、ツアー・チャンピオンシップ・バイ・コカコーラ。
プレーオフ第2ホールの2打目。

ハンター・メイハン選手とのプレーオフとなった第2ホール。ハース選手の放ったティーショットは池の中に。しかし、ボールは水の上に半分ほど顔を出している状態で、なんとかショットはできそうな状況。しかし、ピンは大きな土手を越えて下っていくグリーンの途中に。水からは脱出することはできそうですが、ピンに寄せるのはほぼ不可能な情況です。

そんな中、ハース選手は見事なショットを見せてくれます。実況が“What a spin!(なんてスピンなんだ!)”と叫んだ、見事なウオーターショットをお見逃しなく。

この大会はPGAツアーの賞金レース“フェデックス・カップ”の最終戦でもあり、ハース選手は本大会の優勝とフェデックス・カップの両方を獲得しました。

それでは、スーパー・リカバリー・ショット・トップ10をお楽しみください!

まとめ

いかがでしたでしょうか。あまり我々アマチュア・ゴルファーには参考にはならないかもしれませんが、トラブルを乗り越えて勝ち取った優勝は、観戦しているギャラリーに大きな感動を与えてくれます。

これからも勝負を左右する一打に一喜一憂しながら、観るゴルフを楽しみましょう!

(完)

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