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ナイキCM2017!“ナイキ・ゴルフ・クラブ”誕生!

  • 2017.06.03

2016年8月。

ナイキがゴルフ用品のゴルフクラブ、ボール、キャディバッグといった用具ビジネスから撤退するという衝撃的なニュースが世界中を駆け巡っりました。

ナイキがタイガー・ウッズ選手と一緒に築き上げてきた“ナイキ・ゴルフ”を、ローリー・マキロイ選手にバトンタッチをした矢先のことでした。少し年配の方はウッズ選手に、そして若い方はマキロイ選手に憧れてナイキのクラブやボールを手にしていたことでしょう。

もうこれから、ナイキのゴルフギアでプレーができないと思うと、寂しい思いが込み上げてきました。いわゆる“ナイキ・ロス”です。

2017年ナイキ最新コマーシャル

THE PLAYERS Championship - Preview Day 2

Licensed by gettyimages R

しかし!感傷に浸っていたのは、ファンだけであったのか?!と思いたくなる、なんとものんきで楽しいコマーシャルが2017年、ナイキからリリースされました。

ゴルフのハードからは撤退したものの、アパレルでは2017年からは新たにジェイソン・デイ選手と契約を交わし“ナイキ・ゴルフ”から“ナイキ・ゴルフ・クラブ”へと生まれ変わり、別の角度からナイキの攻撃が始まりました!

“ナイキ・ゴルフ・クラブ”の最新CMシリーズは全部で5本。出演はナイキのブランド・アンバサダーでもある4選手、タイガー・ウッズ選手、ローリー・マキロイ選手、ジェイソン・デイ選手、そしてミッシェル・ウィー選手です。

この豪華なフォーサムがプライベートでラウンドすると、いったいどんな楽しい事件が起きるのでしょう!?

Don’t Touch Frank~フランクに触るな!

PGA TOUR - 2007 Wachovia Championship - Second Round

Licensed by gettyimages R

タイガーも年齢を重ねるごとに丸くなってきました。生意気な後輩のジェイソンとローリーがタイガーのキャディバッグを物色していても特に気にすることなくアドレスに入りました。

「なんて、すげえポケットがついてるぜ!」
「なんだこれ?箸じゃん!」
「お!これは5ドルだ、お金だ!お金が出てきたぞ!」

ところが二人は、絶対に触れてはいけないものに手を掛けてしまいました。タイガーもそれだけは見逃せませんでした!

「Don’t touch Frank!~フランクには触るなよ!~」

そうです、フランクとはタイガーのドライバーのヘッドカバーのフランク君でした。フランク君はタイガーのシンボルというより、以前別のコマーシャルでは一緒に競演もしている“相棒”のような存在なのです。

タイガーの形相に、いたずら小僧のジェイソンとローリーはあとずさりするしかありません!

Nice Shoes~ナイス・シューズ!~

Evian Championship Golf - Day Two

Licensed by gettyimages R

グリーン前のバンカーに捕まったミッシェルが、ゴールドに光り輝くシューズで砂を踏みしめて足元を固めています。そんなミッシェルの後ろで、ジェイソンがチャチャを入れてきました。

「ナイス・シューズ!」

ジェイソンの言葉が聞こえたのか、聞こえなかったのかミッシェルはノーリアクションで見事にバンカーショットを決めました!

そして、ジェイソンに向かって放ったセリフがこれ。

「What your size, I send a pair.~サイズはいくつ?一足送ってあげるわ~」

クールなミッシェルの決め台詞にシビれます!

Distractions~気を散らすこと~

SBS Tournament of Champions - Round One

Licensed by gettyimages R

ジェイソンがショットをしようとしたところで、他の3人が“気を散らすこと”を始めます。

“ガシャ!ガシャ!ガシャ!”

ローリーがボール洗い機で、ボールを洗いはじめました。

“パリパリ!ガサガサ!”

今度はミッシェルがポテトチップを食べ始めます。さすがのジェイソンも「マジかよ!」とアドレスを一度外します。気が散ってなかなかショットを打てないジェイソン。

そして、やっと打てるかと思ったら、

“ピー!ピー!ピー!”

カートに乗ったタイガーが、ゴルフカートをバックさせています。

そんな同伴者のDistractionsにも負けずに、ジェイソンのショットは見事ベタピン!

ジェイソンが最後に見せるドヤ顔をお見逃しなく!

Longest Drive Gets to Drive~遠くへ飛ばした方が運転手~

BMW South African Open Championship - Day Three

先にティーショットを終えたジェイソンが、ローリーにちょっとしたプレッシャーをかけます。

「遠くへ飛ばした方が、運転だ!」

もちろんローリーは“にやり”と笑って首を縦に振ります。そんな二人のやり取りを見て、いたずら好きのローリーを良く知るタイガーとミッシェルは呆れ顔でなりゆきを見守ります。ローリーのボールはジェイソンのボールを見事オーバードライブ!ジェイソンから鍵を受け取り、ローリーは先にカートに乗り込みます。

ジェイソンが助手席に乗り込もうとすると、ローリーが逃げるようにカートを前にだします。ジェイソンは“なんだ?”という表情。あらためて助手席に乗ろうとすると、またまたローリーはジェイソンを乗せようとしません。苦笑いのジェイソンにローリーが声を掛けます。

「乗れよ!」

やっと、カートに乗れると思いきや!

ローリーはまたしてもカートを動かし、今度は止まってくれずに2打目地点へまっしぐら!

これは、ローリーの意地悪で「遠くへ飛ばした方が運転」ということは「負けた方は歩き!」ということなのです!ゴルフで賭けをしてはいけませんが、このようにちょっとした“勝負”をする時はしっかりとルールを決めておくことが大切なようです。

Commentators~コメンテーター~

Waste Management Phoenix Open - Round One

Licensed by gettyimages R

「さあ、こちらは16番ホールのグリーンです。タイガーが14フィートのパットを残しています。ずいぶんと長い時間を掛けていますね」

神妙な声でローリーがタイガーのパッティングの実況を始めました。ここでタイガーが一度アドレスを外してローリーを睨みつけます。

「おっと、何か気になることでもあったのでしょうか?!」

タイガーの冷たい視線を受けながらもローリーのとぼけた実況は続きます。すると、横にいる“解説”のミッシェルにマイクが向けられます。

「こちらをじとーっと睨みつけていますね」

しかしこの程度のいたずらではタイガーの集中力を切らせることはできません。

しっかりとロングパットを沈めたタイガーを見て、ローリーの実況も賞賛に変わります。

「さすがタイガー!」

ここで、もう一人の“解説”ジェイソンが口を開きます。

「私達は同じシーンをこれまで何千回も見てきましたが、タイガーは衰え知らずですね!」

ボールをピックアップしたタイガーが、そんな3人に向かって笑顔でつぶやきます。

「Don’t quit your day job!」

これは、新しくなにかを始めた人に対して、先輩から贈られる言葉で「真面目に今の仕事を続けた方がいいぞ」というニュアンスになります。少し皮肉っぽい要素も含みますが、心のこもった激励なのです。

まとめ

PGA TOUR - 2006 Sony Open in Hawaii - Second Round

Licensed by gettyimages R

“ナイキ・ゴルフ”としては厳しいプロの世界で通用するゴルフ用品の開発が必須でした。しかし“ナイキ・ゴルフ・クラブ”に生まれ変わったことにより、そんなプレッシャーから解放されて本来の“ナイキらしさ”を取り戻したように感じさせてくれるコマーシャルでした。

皆さんも4人のトッププロの楽しいCMで“ナイキ・ロス”ともお別れしませんか。

(完)

 

この記事を書いたライター

全盛期のハンディキャップは「8」。アメリカで鍛えたゴルフの腕には自信あり。
一番の思い出は500ヤードを超える正真正銘のパー5で2オン1パットのイーグルを達成したこと。
好きなクラブは6番アイアン。日本のコースでのティーショットは、6番アイアンを持つことが最も多い。

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