テレビ中継が変わればプレイの速度が変わる?
猫も杓子もゴルファーって時代からすでに20年以上がたち、ファッションからスポーツへと変わってきたなぁとゴルフファンにとっては嬉しい反面、もう少し始める人が増えたらいいなぁとも思います。
せめてプレイ人口が増えなくてもゴルフファンが増えてくれたら、テレビ中継だって増えるのにと勝手に思っています。
そう考えると、やっぱり重要なのはお茶の間でもゴルフに触れられる「ゴルフ中継」。
今回はそんな観ていても楽しいゴルフについて考えてみたいと思います。
※ただし冗談半分なので、あまりお気になさらず・・・。
テレビ中継がゴルフをやらない人には面白くない理由
野球やサッカー、駅伝だってやったことが無くても、放送を見ているだけで感動したり興奮したりするものです。
ですがども、ゴルフの中継は、プレイをしない人が見て楽しんでいることってほとんどない気がしています。
理由の一つは、小声で囁くような実況中継かな、と思います。
テニスも同じような感じでしたが、試合中に叫んだり文句を言ってる選手が出てきて、今では観客がジャッジにブーイングすると選手がプレイを止める場面がでるほどになってきました。おかげでコンピューター解析したラインズ判定なんてものまで取り入れるくらい変わってきています。
ゴルフは他人のプレイ中に声を出したり動いたりしないことがマナーとなっているため、静かに実況中継をしていることが多いのでしょう。
でもいまは離れたスタジオとかでしゃべっているんだから、もう少しエキサイトしたアナウンスが欲しいような気がします。
実況もマナーどおりにするべき、ということなのかもしれませんが・・・。
最低限、箱根駅伝のようなバックボーンを調べ上げて、涙を誘うようなエピソードをたっぷり盛り込むような演出くらいはしてもいいのではないでしょうか。アナウンサーもゴルフにとらわれることなく、エキサイティングにアナウンスができそうな筋肉番付チームのなかから選んでもらったり、熱血なキャラのままで修造氏が叫ぶような感じとかが良いと思います。
あたはドライバーショットが曲った時に、「あー、次のショットが厳しいですね」みたいなコメントじゃなく、なぜ曲がりどうしたら曲がらなかったのかを、野球の野村監督のような感じで解説してくれる人を探してもらうと、ゴルフを知らない人も楽しめるのではないでしょうか。
デジタルテレビをもっと活用しよう
それとデジタルテレビ時代なので、テレビ解説だって文字解説が選択できるようにして、「ナイスバーディ!」って言ったら、すぐに「バーディ:規定数に1打少なく…」のようなクレジットが現れるとルールや用語を知らなくても楽しめると思います。
デジタル化を満喫するためには、お気に入りの選手だけを見られるように撮影方法や放送方法を変えるべきです。
またプレイをズームアップしたりアングルの変更まで視聴者ができるようになれば、レッスン目的の視聴も増えると思います。
そして決定的な新規視聴者を確保するには、ゲーム感覚で楽しみたい視聴者を掘り起こすことです。
中継とテレビゲームが連動できて中継終了後にそのまま復習的なゲームができるようにしたら、スポンサーはずっと広告を出せるし、ゴルフに興味のない人でもゲームを面白くしたいがために中継を見るようになります。そのうちゴルフに関して妙に詳しいレキジョ(歴史女子)のように人が出てくるかもしれません。
プレイ時間を短くする
ゴルフ中継で最大のウィークポイントはプレイ時間が長すぎて、ダイジェスト(録画併用)じゃないと見られないことです。野球の放送枠が2時間程度ですから、ライブ中継で1プレイヤーを追うのであれば、せめて3時間でホールアウトしないと飽きるか疲れてしまいます。
そこでプロトーナメントでも乗用カートを使って早くラウンドできるようにします。スロープレイに対しては、サッカーで馴染んでいる遅延行為1回がイエローカードで次回まで持ち越し、2回目で累積2枚のレッドカードみたいな感じにすれば、ルーティンに時間がかるプレイヤーは出場機会さえ与えられず、全員が早いプレイをするようになります。
お手本となるプロゴルファーのプレイ速度が上がれば、ひいてはゴルフ界全体も「プレイの速度」に頭を悩ませることなく、スムーズなプレイが浸透していくはずです。
ってことは、テレビ中継が変われば遅延プレイがなくなることになるかもしれません。