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初心者必読!はじめに知っておきたいゴルフのマナー

ゴルフにとってのエチケット&マナー

ゴルフは、エチケットやマナーが重んじられるスポーツです。
不慣れなうちは手際も悪く、あらゆる場面で他のゴルファーに迷惑をかけてしまいがちですが、最低でもマナーさえ心得ていれば何とかなるのもゴルフといえます。

ゴルフは、イギリスの上流社会から発展を遂げたといわれています。そのため、もともとのルールやマナー、服装や身だしなみなどの決まりごとは当時のイギリスの文化や慣習の影響を色濃く受けているようです。

また、日本のゴルフ場の9割が、運営方法もイギリスに倣ったメンバーシップ(会員制)を取っていて、メンバーが資金を持ち寄り、または会員権を発行して会員を集めて運営されています。もともとは会員だけが利用できる「社交場」だったわけですが、最近ではメンバー以外のビジターにも開放しているゴルフ場が多くなったために、会員にならなくても利用しやすくなりました。
ただし、メンバーが主体となって大切にしているコースですから、利用するすべてのゴルファーが気持ちよく、かつ安全にゴルフを楽しむためのマナーを身につけることが重要といえるのです。

マナーを覚えるには、コースに出て、経験のある同伴者にその場その場で教えてもらいながらラウンドすると、頭だけで覚えるより格段に身につきやすいといえます。
ですから、メンバーになっている人を見つけて、知識や経験を積んでいるゴルファーと一緒に、そのコースへ同伴させてもらうことが理想的なラウンドデビューになるのではないでしょうか。メンバーに同伴させてもらうと、プレーフィーがお得になる場合もあるので、一石二鳥ですね!

ことさら、マナーというと堅苦しい響きがありますが、根本は、コース上にいるすべてのゴルファーに対しての思いやりの心です。プレーに集中できるような配慮、けがをしないための配慮、気持ちよくプレーできるようにする配慮といえます。
簡単にいうと、自分がされたら嬉しいことや、気分がよいことを相手にも行い、反対に自分がされたらイヤだと思うこと、不愉快なことは相手にもしないこと…、常識で当たり前の気配りをすればいいだけなのですね。

ちなみに、ゴルフのルールブックはさまざまな出版社から出ており、キャディーバッグに収納してラウンドに携帯できる、文庫本サイズなどの手ごろな大きさがほとんどですが、その多くの第1章は「エチケット&マナー」です。ルールの前にまずマナーありき、というのがゴルフなのですね。

親しき仲にも&見ず知らずの人には当然、礼儀あり

友人同士でプライベートゴルフへ行った場合には、マナーの善し悪しや態度の誠実・不誠実がその後の付き合い方までも決めてしまいかねせん。

ゴルフへ行くとなると、全18ホール、昼食をはさんで約6時間のラウンド、行って帰ってくるまで合わせればほぼ1日がかりです。技術面では特に上手ではない初心者でも、「次も一緒に回りたい」と思われる人は、同伴者とみんなで楽しく過ごすために、空気を読んで自然に気遣いができる人、といえるかもしれません。

また、ゴルフはほとんどの場合、審判の立ち合いなしに行われます。スコアも自己申告がメインになりますから、フェアプレーの精神が求められます。大叩きしているし1打くらいバレないだろうと、スコアをごまかすなんてことは言語道断!審判がいないからこそ、マナーやルールを守ってプレーする誠実さと他のゴルファーへの気配りが必要といえるのです。

そして、同伴者だけでなく、コース上にいる初めて会う人全員に気配りができたら、正真正銘、グッドゴルファーの称号が与えられることでしょう!

ゴルフ場で守りたい4大マナー

服装

ビジターに開放しているゴルフ場では、服装に関してあまりうるさくは言わないところもあるようですが、適切で好ましい服装はあるので、空気を読んでいきたいところです。

一般的にプレー中の服装は、
(1)襟付きシャツ裾は外に出さない(Tシャツ、袖なし、トレーナーなどはNG)
(2)ズボンは綿製のロングパンツが好まれる、ハーフパンツも可(ジーンズ、スウェットはNG。カーゴパンツ、短パン、ミニスカートは避けた方が無難)
(3)ゴルフシューズを着用(サンダル履きなどはNG)
(4)帽子とグローブは着用義務はないが、安全上の観点から着用が望ましい

基本は、紳士淑女がたしなむ、加えてスポーツをする上で動きやすい、ウェア選びを楽しむ感覚、といえます。ドレスコードはゴルフ場によって規定されている場合があるので、迷ったらHPで調べたり、電話で問い合わせたりして事前に確認しておくことをオススメします。着いた早々、ゴルフ場の従業員に服装を注意されたら出バナをくじかれますから…。

プレーファースト

ゴルフは迅速にプレーすることが求められます。ラウンドの目安は、ハーフ(1ホール目から9ホール目まで)で2時間以内といわれます。自分たちの組のうしろからは、6分~8分間隔で後続の組が順次スタートしているため、モタモタしているとつかえてしまいます。

初心者は打数が多くなってしまうのは仕方がないので、その分(1)クラブやショットの準備を怠らず、(2)打ったらテキパキと移動、(3)ボールの行方をよく見て必要以上に探さない、など要領をつかんでいくことが大切といえます。
回数を重ねて少し慣れてきたら、周りに目を向けて同伴者と自分の立場を把握した上で、次の行動を予測してプレーを進めていきたいものですね。

コースの保護、原状復帰

ゴルフ場の多くは芝生が植えられ、大切に管理されています。ショットでコースに傷を作るのは一瞬ですが、芝生は一瞬で元の状態には戻りません。自分がしたことは忘れずに後始末しておきましょう。もし自分のボールが穴に入り込んでしまったら、直さなかったことをきっと後悔することになりますから!

(1)グリーン上にアプローチでできたボールマークは必ず直すこと、靴を引きずって歩かない、走らないなど、細心の注意を払いましょう。

(2)フェアウェイにアイアンショットでできるディボット跡(ショットで芝生が削り取れたあと)は、必ず目土(砂を入れて平らに修復)しましょう。自分が作ったものでなくても、見つけたら積極的に直すことがマナーです。

(3)バンカーには、低いところから入る。足跡やくぼみは、均一にならして元に戻しておきます。

気遣い・心配り

他のプレーヤーに対して、プレーの妨げになることや迷惑になる行動は慎むこと、同伴者と協力し合ってプレーすることが、ゴルフを楽しくする重要なマナーといえます。他のプレーヤーがショットやパットの際に音や声を出したり、視界に入ることなどは避けましょう。

ゴルフはメンタルに左右されるスポーツといわれます。批評やスコアを意識することで、プロの選手であってもこれまでの好調さが嘘のように崩れてしまう時があります。同伴者はもちろん、他の組が近くでプレーしている時の会話にも気を付けましょう!

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