見つかる、楽しむ、あなたのゴルフライフ。

初心者にやさしいアイアンの選び方とは?ピンを狙ってスコアアップ!

  • 2016.01.21

数あるスポーツの中で、ゴルフほど多くの道具を持ちかえてプレーするスポーツは他にありません。その時々の状況に合わせてクラブを持ちかえ、その状況にふさわしいショットを打てることが、ゴルフの醍醐味といえますよね。

ルール上、キャディバッグには14本のゴルフクラブを入れることができます。14本以内であれば、セッティングは人それぞれ。自分が使いやすく、スコアメイクに役立つのであれば、同じ種類のクラブを何本入れようと、ルール上は抵触しません。

中には、使わないクラブはキャディバッグに入れない主義と10本程度でラウンドするゴルファーもいれば、プロの選手などは状況に応じて14本を巧みに使い分け、コースによってクラブ調整を頻繁に行うのが当たり前。クラブの組み合わせを考えるのは、ゴルフを楽しむ要素のひとつといえます。

その中でスコアメイクのカギを握るのは、なんといってもアイアン。ラウンド中、一番使う頻度の高いクラブですし、アイアンショットのでき次第でスコアが決まるといっても過言ではありません。

たとえ初心者であっても、キレのあるアイアンショットでピンを狙うために、まずは自分に最適なアイアンを選ぶことが大切です。自分のゴルフスタイルを知って良いところを伸ばし、弱みをカバーしてくれるのはどんなアイアンなのか、考えてみましょう。

アイアンのセッティング

コースに出たら、おおよそドライバーは14回、パターは1ホール2~3回として約40~45回。飛ばすのが楽しみになる100前後で回る頃なら、アイアンの使用回数は自ずと45~50回程度となります。主に2打目以降、狙った距離に飛ばしたり、グリーンを狙うために使うのがアイアンです。

アイアンセットといえば、以前は3番アイアンかウェッジまで含めた10本セットもありましたが、最近は、5番アイアン(5I)からピッチングウェッジ(PW)までの6本で、アイアンセットとして売られていることが多くなっています。

難しいといわれる長めのアイアンの代わりに、ユーティリティ(UT)やフェアウェイウッド(FW)を組み合わせて埋めなければならない飛距離をカバーし、ウェッジは好みに合わせて揃える、という考え方に基づいてセットアップする流れが標準になってきました。

それぞれのメーカーやブランドごとに、通常はロフト角(クラブフェースの傾斜角)、ライ角(ソールを地面につけたとき、シャフトと地面によってつくられる角度)、長さ、重さ、バランスなどが細かに設定されています。

一般的に、アイアンの番手がひとつ変わると、およそ飛距離が10ヤード変わるといわれます。ですから、距離や方向性を正確に打ち分けるためには、同メーカーや同ブランドのセットで揃えて使用するのが一般的ですし、無難な組み合わせといえます。

ヘッドの形から選ぶ

ひとことでアイアンといっても、ヘッドの形状でその特徴が異なり、大きく3種類に分類されています。自分のスタイルに合う形状を見つけることも、選び方のポイント。

キャビティ

フェースの後ろ側がくぼんでいて軽くなる分、ヘッドを大型化することができます。ヘッドが大きいためスイートスポットが広いことが最大の特長で、ミスヒットにも強いことがメリットといえます。

バックフェースを削った分の重量をソール部分に配置できるので、低重心化ゆえにヘッドスピードが遅くてもボールが上がりやすくなります。ミスに強くボールが上がりやすいので、初心者から使いやすく、万人向けの形状といわれます。

さらに、ソールの幅が広いタイプであれば、芝の上を滑りやすいためダフリなどのミスショットの影響を受けにくく、初心者の強い味方になってくれます。

細かく分類するともうひとつ、“ポケットキャビティ”と呼ばれる、バックフェースの下部がポケットのようになっているタイプがあります。この構造によりキャビティよりも重心を下げることができるので、さらにボールが上がりやすくなっています。

マッスルバック

ヘッドが小さく、シンプルでシャープな形状をしていてボールコントロールがしやすく、芯で打つととても打感が良いのが特長。ヘッドが小さく重いので、どんなライでも抜けが良く、特に夏場の深いラフはその強味を発揮できる絶好の場といえます。

キャビティに比べてスイートスポットが狭く重心距離も短いため、芯を外すと距離が出ないので、初心者には少々難しいと感じるかもしれません。球筋を自由に操りたい人、自在に操れる上級者や、プロによく採用されるモデルといえます。

中空

1981年に日本のクラブメーカーによって開発されたクラブで、ヘッドの内部を空洞にして、スイートスポットを広くしたタイプ。ウッドのようにヘッドの後方に厚みをもたせているので、重心深度が深いのが特徴です。

ボールが上がりやすく、よりまっすぐに飛ぶことを目指して開発されたアイアンであるため、距離や弾道が一定になりやすいことがメリットといえます。キャビティよりも低めの強い弾道になるため、ある程度ヘッドスピードがある人には効果が得やすいかもしれません。

シャフト選び

ドライバーはカーボンシャフトが一般的ですが、大半のアイアンセットはスチールシャフトとカーボンシャフトの2種類がラインナップされていて、どちらかを選べます。

こうした選択肢があると、自分に合っているシャフトはどちらなのか、どんな違いがあるのか、そもそもどちらがよいのかなど、購入するにあたって悩みが後を絶ちません。より自分に合うシャフトを選べば、アイアン本来の役割、操作性の高いアイアンに近づきます。

重さ

かつて、スチールシャフトとカーボンシャフトのもっとも異なる要素といえば、重さ。スチールは重く、カーボンは軽いことが明確な違いでしたが、今では技術革新が進み、軽いスチールや重いカーボンが登場しています。

現在、多くのメーカーからラインナップされている軽量スチールシャフトは、80グラム~100グラムくらいがほとんど。平均60g前後のカーボンシャフトに比べれば、やはりそれなりに重量があります。

正確性

スチールシャフトの最大のメリットは、シャフトのしなりが控えめで距離の誤差が少なく、正確性に優れていること。カーボンシャフトはトルク(シャフトのねじれ)が大きく、インパクトの加減で飛びすぎてしまう、というミスも出てきます。

アイアンは狙ったところに落とすことが使命ですから、いつも同じ距離を出しやすいスチールシャフトの精度の高さは、ゴルファーにとって魅力です。

90年代中ごろのカーボン全盛期にカーボンシャフトを使用していたプロが、この理由でスチールに回帰する現象もありました。

ただ、飛びすぎのミスはヘッドスピードの速いゴルファーに見られる傾向なので、ヘッドスピードの遅い人にはそれほど影響が出ませんし、逆に飛距離が伸びる可能性もあります。

打感

素材などの違いから打感(音と手に伝わる振動)は全く異なり、長年スチールを使っているとカーボンの振動に違和感があり、逆にカーボンに慣れているとスチールの振動に違和感をもちます。

これについては、慣れの問題といえるのでどちらが良いと言及できませんが、手首やひじを痛めている人は、患部への負担が少ないカーボンが断然おすすめです。

昨季、首痛に悩まされたアン・ソンジュは、首への負担を考慮してアイアンシャフトからカーボンシャフトにチェンジ。日米共催競技『TOTOジャパンクラシック』で米ツアー初勝利を挙げました。

また男子ツアーでは、谷原秀人(たにはら ひでと)が男子プロとしては珍しく、パター以外すべてにカーボンシャフトを使用しています。キッカケは、2014年に出場した米ツアーでカーボンシャフトの使用率が高く、これに興味を持ったこと。

打ち出し角が高く、スピン量の多い球が簡単に打てるようになったという確かな手応えと、ロフトが立てられ、距離が出ることもメリットのひとつといい、昨季11月の『HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP』では、2季ぶりとなるツアー通算11勝目を挙げています。

以上の点から、重量のあるクラブを扱えるパワーヒッターや、何よりも正確性を重視したいゴルファーはスチールシャフトがおすすめ。ある程度飛距離を求める人、ヘッドスピードが40m/s以下の人には、カーボンシャフトがおすすめといえますが…。

現在は、設計の自由度が高くヘッドの進化にも合わせやすいカーボンの開発はさらに進み、ハードヒッターにも有利なモデルも出ています。いろいろなシャフトを試してみて球筋や打感の違いを味わえば、クラブ選びの楽しみがより一層広がりますね。

ちなみに、価格はスチールシャフトの方が安価な設定になっているので、パワーがあってスチールを扱えるゴルファーは、この恩恵にあずかることができるのもメリットといえます。

アイアンでも飛ばしたい!

アイアンは狙った場所に落とすアイテムと頭ではわかっていても、ドライバーと同じように、もっと遠くへ飛ばしたい!とついつい思ってしまうのは、初心者に限ったことではありません。

安定してクラブに当たるようになってきたら、アイアンだってもう少し飛ばしたいし、少しでも短い番手でグリーンを狙える方が、断然有利ですよね。

そこで、よく飛ぶアイアンとは…と探してみればありました。飛ぶアイアンランキング。

『ALBA』681号掲載のアイアン特集で、アマチュアゴルファー3名が25本の飛び系7番アイアンを試打して、一番飛ぶのはどれかを探るものです。

“飛び系アイアン”の条件は、以下5項目。

1.ストロングロフト

ロフトが立っているアイアンで、7番でロフト30度以下が目安。スピン量が減り、打ち出し角度が低くなってキャリーが出る。

2.長尺シャフト

ノーマルだと7番は37インチだが、それ以上なら長尺。ヘッドスピードが上がり、ロフトが立っていてもボールが上がる。

3.フェースの弾き

弾きのいい素材を使って反発力を上げる。

4.低・深重心設計

ヘッドスピードが遅いゴルファーでも、力強い高弾道・低スピンのボールが打てる。

5.大型ヘッド

重心距離が長くなり、ヘッドの回転スピードが上がるので、飛距離が出る。

中には、「自分のアイアンより2番手以上飛んだ」というモデルもあったとのこと。アイアンにも飛距離を求める方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

第1位:ヤマハ RMX UD+2

7番、ロフト26度、長さ37.5インチのスーパーストロングロフト・長尺・幅広ソール&トゥを下げた形状による超低・深重心など。

アイアンにもっと飛距離を求めるゴルファーをターゲットに、まさに“プラス2番手の飛び”を実現させた製品。

 

同製品は下記のリンク先から購入することが可能です。

 

第2位:ヨネックス ロイヤルDTP

振り抜ける重ヘッドアイアン。つかまりが良く、低スピン、強弾道で安定してドローボールで飛ばせる。

同製品は下記のリンク先から購入することが可能です。

第3位:マルマン マジェスティロイヤルブラック

弾きが強く高初速。7番、ロフト角27度のストロングロフトなのに高弾道。シニア向けの印象が強いが、アスリートをも満足させる力強さを持つ。

同製品は下記のリンク先から購入することが可能です。

まとめ

自分に合うゴルフクラブに変えたら、今まで「飛ばない」「寄らない」と悩んでいたことが解決することもあり得ます。

アイアンはセットで売られていることがほとんどなので資金面の負担も大きく、購入の際は慎重になってしまいます。まずは先入観にとらわれず、とにかくたくさんの種類のクラブを実際に打ってみて、自分自身でその性能の違いを体感することが重要です。

キャディバッグにお目当てのゴルフクラブを14本入れたなら、やはり使わなければもったいない。あとは練習あるのみですね。

この記事を書いたライター

初めてゴルフクラブを振ったのは約15年前。もともとスポーツ好きで学生時代にはバスケットボールに興じていたが、社会人になって身体を動かすこと自体が疎遠に。そんな時、スポーツ全般を器用にこなす大学時代の先輩が、暇つぶしに連れて行ってくれた練習場がゴルフとの出会いとなる。
以降ゴルフを続けつつも、スコアを縮めることより、ゴルフを通してのゴルファーウォッチングで、人間性を垣間見ることに密かな楽しみを抱いている。

> このライターが書いた記事をもっと読む

関連記事

7番アイアンを制す者はゴルフを制す!

  • 2015.11.04

数あるスポーツの中で、ゴルフほど多くの道具を持ちかえてプレー…