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ゴルフは確率のゲーム!成功率8割のショットでスコアアップする3つの心得

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ゴルフではProbability(確率、公算)とかPossibility(可能性、実現性)という言葉がよく使われます。ほとんど同じような意味で、平たく言えば、確率です。

「確率の高いプレーをしなさい」というアドバイスをよく耳にしますが、この「確率」という言葉をアベレージゴルファーは正しく解釈しているかというと、そうでもないようです。

確率には客観的なものと、自分の技術、ゴルフレベルとの兼ね合いによるものの二つがあります。誰がやっても難易度が高いというショットと、その人のレベルでの難易度の高いショットがありますよね。

ひとつの傾向を挙げてみますと。

1.プロや上級者は確率の高い方法を最優先し、無謀なことはしない
2.上手いプレーヤーほど確率の大切さを知っている
3.未熟なプレーヤーほど、自分本位に考え、安全性を無視しがち

European Masters- Final Round

Licensed by gettyimages R

攻撃的なプレーヤーといえば、かつてアーノルド・パーマーやセベ・バレステロスらが、林の中から、常識では考えられないスーパーショットを放って、ピンそばにピタリというシーンを何度も見せてくれました。ファンは熱狂し、「僅かな可能性があれば、それにチャレンジするのがプロフェッショナルなんだ」と思ったことでしょう。

なんともかっこよく、派手なショットですが、彼らは決して「僅かな可能性」に賭けているわけではありません。自分の持っている技量からみて、少なくても70パーセント以上やり遂げる自信があるのです。これを見落としてはいけません!

1、常に最悪の状況を予想し、覚悟する

2016 Australian Open - Day 1

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もし、あなたが林の中に打ち込んでしまったら、まず第一に最も簡単に林から脱出できる安全なルートを探してみることです。それから少しずつ自分に有利な方法に移り、これ以上は無理だと感じたら、そこから逆戻りして、成功率80パーセントの方法(少なくても70パーセント)を採用します。

真っ先に考えることは「最も安全な方法」なのです。ところが、アベレージゴルファーは、まずグリーンを狙える僅かな空間を探す傾向が強いのです。

欲が絡むと、せっかく確率という冷静で客観的なものがあるにもかかわらず、「チャレンジ」という名の下で、無謀なショットを試みては痛い目に遭ったという経験は、きっと誰にでもあることでしょう。

あるベテランシングルプレーヤーにこんな話を聞いたことがあります。

「ラフや林、あるいはバンカーなどに打ち込んでしまったら、最悪の状況を予想して、覚悟する」ということです。

長くて打てそうもないラフ、木の根っこにくっついているボール、目玉のバンカー…など。最悪の状況さえ覚悟すれば、大抵の場合、現実はそれよりも良い状態で助かるケースが多く、焦ったり、ショックを受けないで済みます。どんなときも心のどこかに余裕を残すためのメンタルコントロールといえるでしょう。

2、自分のゴルフレベルで確率を判断する

2004 World Series Of Poker Tournament

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なんでも楽天的に自分に都合よく考えることをプラス思考だと思っているならば、それは大きな勘違いです。ひとつのことが成功するかどうかというカギは、常識的に見た確率論が土台になります。ゴルフは「ミスのゲーム」と言われていますが、ミスを最小限に食い止める方法を取ることが基本なのです。

もっと分かりやすく言うと、ゴルフコースには様々な落とし穴、トラップが待ち受け、絶対に打ってはいけないOBゾーンやウォーターハザードなどの場所があります。これを徹底して頭の中に叩き込むことが、スコアを崩さない条件なのです。

Shriners Hospitals For Children Open - Round Three

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もちろん、いくら頭で分かっていてもレベルが伴わなければ、最も打ってはいけない場所へ打ってしまう可能性も高いわけです。ですからまず第一に、最悪の場所に対する危険予知能力を働かせ、次にそこへ絶対に打ち込まないクラブチョイスと打ち方をすることです。これはミスを恐れるのではなく、ミスを防ぐための自衛手段で、立派なプラス思考といえます。

3、冷静なゲームプランが持続できれば、ミスは激減する

Waste Management Phoenix Open - Final Round

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例えば、こんなショートホールを思い浮かべてください。グリーン右手前には深いガードバンカー、しかもグリーンが左に傾斜し、プロでもピンに寄せにくく、アマチュアでは1回で脱出できるかどうかという確率なら、このバンカーを絶対に避けるのは当然です。

5番アイアンならば、距離はピッタリであっても、自分の球筋がスライス気味なら、バンカーに入れてしまう確率はかなり高いですよね。あえてチャレンジするかどうかは、自分の腕前やその日の調子と相談するしかありません。

スコアは自分の技術との相談で決まるといってもいいでしょう。どの程度の可能性(確率)ならばチャレンジするのか、それともやめるのか。自分で判断し、しかもこの判断をショットの度にするのがゴルフなのですから、まさにベン・ホーガンが言っていた「ゴルフは20パーセントの筋力と80パーセントの頭脳のゲームだ」という言葉が理解できるでしょう。

プロとアマチュア、レベルの差はあっても基本的な考え方はまったく同じであり、問題は答え通りに冷静にゲームプランを積み重ねる心理状態をいかにキープさせられるかです。

ラウンド中、いくら欲が芽生えても、自分の確率を守れるか。

このあたりのメンタルコントロールできるは、極めてゴルフに適したプラス思考のゴルファーといえるのではないでしょうか。

この記事を書いたライター

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年。現在、フリーランスのゴルフライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など数多く執筆中。

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