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サントリーレディスオープンゴルフトーナメント【2015】の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等

 

第25回サントリーレディスオープン開催

女子プロゴルフトーナメントの4日間大会

「サントリーレディスオープン」が6月11日(木)から14日(日)にかけて行われました。

【試合結果】
優勝:成田美寿々
スコア:通算 -16 (1R:63 2R:71  3R:68 4R:70)

選手紹介:1992年10月8日生まれの22歳・千葉県市原市出身・O型。父の勧めで12歳からゴルフを始め、本格的に競技を始めたのは高校生になってから。拓殖大学紅陵高等学校から日本体育大学へ進学。2011年のファイナルQTで26位に入り、2012年シーズンのツアー出場権を獲得し、富士通レディースで初優勝を飾る。

今大会の見所(ハイライト)

舞台は神戸の難コース、六甲国際ゴルフ倶楽部。 1990年に第1回大会が行われ、今年は25回目の記念大会となります。 ホステスプロの宮里藍も、主戦場とする米国ツアーから一時帰国して参戦しました。

歴代の同大会覇者アン・ソンジュ、上田桃子、飯島茜、アマチュアで著しい活躍を見せる勝みなみ、永井花奈、
賞金ランク上位のイ・ボミ、テレサ・ルー、菊地絵理香、申ジエ、渡邉彩香、藤田光里など
今季も好調が続く選手が出そろい、11日に開幕しました。

今大会終了時点で、賞金ランク上位5選手に海外メジャー第3戦「全英リコー女子オープン」(7月30日~8月2日/スコットランド)
の出場資格が与えられるので、賞金ランク上位の動向も注目されるトーナメントです。

首位攻防戦から目が離せない

1日目、9アンダーノーボギーで、自己ベストの63を記録して絶好調なスタートダッシュをかけ、首位発進したのは成田美寿々。
この日はグリーン上のプレーが冴え、自身も100点満点をつける出来栄えでした。
2日目、成田は10アンダーと1打縮めるも、1日目に安定したショットで好調なスタートを切り5アンダー5位につけた藤田光里が優勝争いに絡む勢いで、首位タイに並びます。

ところが3日目、藤田のショットが乱れて76とし、 10位へと後退してしまいます。
成田は3日間にわたって首位を守り続け 最終日は、2位に4ストロークの差をつけてスタートしました。
前半、成田はさらに2つスコアを伸ばすも、今季は1勝、4度の2位を獲得して、現在賞金ランクトップ、絶大な安定感で好調を保つイ・ボミが猛追します。

前半に4バーディを奪う猛チャージで、成田を脅かしつづけ、 頂上決戦は、成田とイ・ボミの一騎打ちとなりました。

取られたら取り返す。気合いで果たした完全優勝

ビッグトーナメントの出場権を狙う成田。
最終日はショットの安定感に欠け、ハラハラさせられる場面もありましたが転がせて寄せるアプローチが冴え、見事なリカバリーも多数見られました。
15番で上手く寄せてパーを取ったかと思えば、イ・ボミはバーディを決めて、1打差に詰め寄ります。
つづく16番、両者同じようなパッティングラインを残し、 イ・ボミがパーセーブ。
すると、成田はバーディパットをするりと決めて、渾身のガッツポーズ。 終盤で2打差をキープしたことが、勝負を決定づけました。
最後まで集中力を保ち、文字通り、気合いで完全優勝を果たしました。

成田は、今大会の優勝により賞金ランクは14位から5位へと、一気に浮上し、狙い通りに、自力で全英リコー女子オープンの出場権を掴み取りました!
白熱した首位攻防戦の裏で、最終単独3位となった笠りつ子。1日目から危なげないプレーで徐々に調子を上げ、一時は、逆転優勝の可能性をつなぎました。
最終日の前半はパットに苦しみましたが、後半の8ホールで4バーディを奪取。
最後のロングパットでは、プロらしい技を見せて締めくくりました。

『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』3日目ジワリジワリと笠りつ子が2位へ浮上。「チャンスはあります。まだ4打差だし、勝負は何が起こるかわからない。最終日はひっくり返すつもりでプレーする。あとはゴルフの神さまがほほ笑んでくれるか、というところでしょうか」。いつもは淡々と話す笠が、この日は口調に熱を帯びていた。

Posted by The Ladies Professional Golfers’ Association of Japan on Saturday, June 13, 2015

 

アマチュアの活躍も期待通り

今大会で魅せてくれたのは、沖縄出身の16歳、新垣比菜。
2日目に66の自己ベストを出し、3日目を終えて4位とベストアマを狙える好位置につけました。
しかし最終日、初めての4日間競技に疲れが出たのか79と大崩れ。
通算2アンダーの22位と沈んでしまいましたが今後の課題も見えた試合だったのではないでしょうか。

目土袋を持ってフェアウェイを歩く姿も初々しく、ファンの声援にも丁寧に応えるフレッシュさで今後も応援したいと思わせる、ステキな選手でした。

 

ベストアマのタイトルは、4日間安定したプレーを展開し、通算7アンダーの11位につけた
韓国のイ・ソヨンに輝きました。

次回の女子ツアー情報と「みどころ」―ぼびじょん子の視点

大会名称:ニチレイレディス【2015】
日程:2015年6月19日(金)~6月21日(日)
会場:袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)/6,584Yards Par72(36,36)
賞金総額:¥80,000,000
現在の出場予定選手は、ディフェンディングチャンピオンの申ジエをはじめ、賞金ランク上位のイ・ボミ、テレサ・ルー、
成田美寿々、菊地 絵理香、藤田光里、香妻琴乃などの若手や歴代賞金女王の上田桃子、森田理香子、アン・ソンジュ、今季の活躍も期待される笠りつ子、飯島茜など108名の実力者が挑みます。

次回の会場となる、袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コースの特徴はOUTはアップダウンが多く、距離感を狂わせるトリッキーなコース。
INは、フラットだが総距離が長く、難度も高い。
そして、グリーンが小さいこと。

ラフの長い芝につかまらないようにフェアウェイをキープしてグリーンに乗せることが
バーディチャンスにつけられるキモとなりそうです。

そしてグリーンは手前から攻めることが、攻略のカギ。アプローチの得意な選手が、チャンスをつかめる位置に立てる
といえるでしょうか。

注目は16番、右ドッグレッグのパー4です。グリーン右手前の大木がセカンドショットを遮るので

ラフを覚悟で左サイドから攻めていくのがポイントとなるようです。
いかにバーディチャンスをものにして難ホールを手堅く切り抜けるか。
気の抜けない3日間となりそうです。

今日現在の天気予報では、現地はこの週末、梅雨の雨模様になる上、気温もあまり上向かないようです。

雨の日は飛距離が落ちるので、プロの番手選びはどうなのか、どのようなショットをするか
自然とどう向き合ってプレーするかなど、興味深いところです。

選手の皆さん、怪我のないように気を付けて素晴らしいプレーで魅せてくれることを期待しています!
観戦に行く方は、薄手の上着を1枚用意して行くと安心かもしれませんね。

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